No.92 (2005年8月17日発行) >>BRICsって何?
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投信協会メールマガジン No.92 2005/8/17
発行:毎月第1・第3水曜日
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●--● CONTENTS ●--●
1.トピックス
◆「不動産投信 NEWS」8月号の公表
◆投資信託の市場動向(7月中)
2.募集中ファンド
3.投資信託に関するQ&A集-60-
◆BRICsって何?
4.カフェコーナー
◆すっごい気になる
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1.トピックス
◆「不動産投信 NEWS」8月号の公表
本協会では、不動産投信のより一層の普及のため、不動産投信に係る主な動き
等をとりまとめた「不動産投信 NEWS」8月号を公表しました。なお、公
表内容等は7月中の動向です。
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/info/fudousan_news.html
◆投資信託の市場動向(7月中)
全体の概況
契約型公募投資信託の純資産残高は前月比4,146億円増加して45兆4,916億円と
なった。そのうち、株式投信の純資産残高は前月比6,215億円増加(うち、運用
増5,344億円)して32兆6,592億円。公社債投信の純資産残高は前月比1,243億円
減少して9兆6,119億円となった。
販売態別に残高を見ると、証券会社経由の契約型公募株式投信残高は前月比
729億円増加して16兆2,219億円(シェア49.7%)となった。銀行等経由の販売
(いわゆる銀行窓販)も増えており、契約型公募株式投信の残高は5,454億円増
加して16兆1,543億円(シェア49.4%)となった。
契約型私募投信の純資産残高は前月比1兆1,063億円増加して20兆526億円とな
った。
Ⅰ.契約型公募投資信託の状況
(1)資産動向
<単位:億円>
設定 解約(償還含む) 純資産計(前月比)
1.株式投信 15,110 14,239 326,593 (+6,215)
2.公社債投信 39,261 40,491 96,119(▲1,243)
3.MMF 1,017 1,842 32,204 (▲825)
合計[1+2+3] 55,388 56,571 454,916 (+4,146)
(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加
味されますので、本表では一致しません。
(2)運用状況
株式投信における株式の組み入れ比率は、前月末と比較すると40.9%→39.7%
と微減、全体(合計)における株式の組み入れ比率は29.1%→28.5%微減。
<単位:%>
株式 公社債 余資等※
1.株式投信 39.7 45.6 5.5
2.公社債投信 ― 69.2 33.1
3.MMF ― 38.9 63.9
合計[1+2+3] 28.5 50.1 15.5
※余資等とは預金、金銭信託、コール・ローン、割引手形、CD、CP等が含
まれます。
●株式の売買状況(国内外合算) 1,627億円の売り越し。
(3)主体別残高状況
<単位:億円>
証券会社 銀行等 投信会社 合計
1.株式投信 162,219 161,543 2,830 326,592
2.公社債投信 92,686 3,369 63 96,119
3.MMF 25,129 7,027 47 32,204
合計[1+2+3] 280,035 171,940 2,940 454,916
(前月比) (-998) (+5,150) (-493) (+4,147)
(保有割合:%) (61.6) (37.8) (0.6) (100.0)
Ⅱ.契約型私募投資信託の資産動向
<単位:億円>
設定 解約(償還含む) 純資産計(前月比)
合計(株投+社投) 12,421 4,393 200,526(+11,063)
(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加
味されますので、本表では一致しません。
Ⅲ.不動産投信(J-REIT)の資産動向
17年6月(前月比) 17年5月 前年6月
純資産計 15,747億円(+735億円) 15,012億円 9,480億円
売買高計※ 241,671口 230,366口 129,588口
売買代金計※ 1,737億円 1,573億円 777億円
(※は東証調べ)
Ⅳ.マーケット指標(参考)
17年7月末(前月比) 17年6月末 前年7月末
日経平均株価(円) 11,899.60(+315.59) 11,584.01 11,325.78
TOPIX(ポイント) 1,204.98 (+27.78) 1,177.20 1,139.30
為替(1米$:円) 112.58 (+1.82) 110.76 111.10
東証REIT指数 1,631.36 (-4.54) 1,635.90 1,340.47
(ポイント)
(271回債) (270回債) (261回債)
国債利回り(%) 1.305(+0.14) 1.165 1.850
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2.募集中ファンド
新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表になっていま
す。
<株投単位型>8月17日以降8月中に設定されるファンド ・・・ 4本
<株投追加型>設定日が8月中のファンド ・・・ 11本
<社投単位型>8月17日現在、募集中のファンド ・・・ 2本
<金銭信託受益権投信>8月17日現在、募集中のファンド・・・ 1本
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/fund/new/2005/fund05082.pdf
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3.投資信託に関するQ&A集-60-
今回は、BRICsって何についてご回答いたします。
★BRICs(ブリックス)とは
BRICsとは、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中
国(China)の頭文字をとった造語です。
これらの国々は、人口が多く、国土面積も広く、いわゆる新興諸国の中でも、
特に成長力が期待されている国々です。そのため、このBRICsと呼ばれる国々
への投資が、最近特に注目されるようになってきました。
一方で、外国資産への投資には為替変動リスクがあるほか、特に新興諸国に投
資する場合に着目したいリスクにカントリーリスクがあります。
★カントリーリスクとは
外国の資産に投資する場合のリスクとして、その国の政治、経済等の状況が混
乱し、不安定になること等によって、投資資金の回収が困難になることや、投
資資産の価格が著しく低下するということがあります。
こうした投資先の国の政治、経済等の混乱を原因とするリスクは、投資先企業
の経営状況とは関係なく存在するリスクです。こうしたリスクをカントリーリ
スクといいます。
カントリーリスクは、一般的には政治や経済が未成熟な国の方が高い傾向にあ
りますので、BRICsの国々の資産に投資する場合についても、その国の政治や
経済あるいは社会的な状況について確認することも大切なことです。
★BRICsに投資する投資信託もあるの?
BRICsに投資する投資信託については、中国株を主要投資対象とするファンド
やインド株を主要投資対象とするファンドの設定が増えてきているほか、最近
では東欧・ロシアの株式に投資するファンドも出てきています。
次回は、「投資信託のコストにはどういうものがあるの」についてご回答いた
します。
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4.カフェコーナー
◆すっごい気になる
週末の仕事帰り、毎週のことですが、私はフラフラの状態で電車に振られなが
ら家路についていました。
途中、私と同年くらいと思われる男の人が電車に乗り込んできて、私の隣に立
ち携帯電話をはじめました。
私はと言えば、何か本を読んだりするガッツは既になく、窓から見えるいつも
の景色を眺めたり、天井を見たりしたりしていました(天井を見ようと首を大
きく傾けると、疲れが頭から抜けていくような気がして気持ち良いです)。
そんな感じで10分程経ちましたが、隣の人は相変わらず携帯の画面を食い入る
ように見つめています。
「携帯で一体何をしているんだろう。」
私の携帯電話の使い方といえば、仕事帰りの「今帰る」コールや、これからの
季節特に多い「ビール冷やしといて」コールくらいです。写メールだとか最近
の携帯電話の事情には全くの無知といった状況です。
そうこうするうちに、隣の人の前に座っていた人が席を立ち、隣の人は空いた
席に座ったのですが、相変わらず携帯の画面にくぎ付けです。
「何してるんですか。何かそんなに面白いことでもあるんですか。」
自分だったら、席についた途端に曝睡するだろうに・・・私は、この見知らぬ人
が何でそんなに携帯に集中をしているのかが気になって仕方ありません(疲れ
も忘れて、頭もさえてきました)。
いよいよ私の下車する駅に到着しました。隣の人はいまだに携帯をやっていま
す。結局、この男の人は、電車に乗り込んできてから30分弱の間、携帯をやり
つづけていました。
「すっごい気になるんだけど、携帯で一体何をしてるのー」
私は、後ろ髪を引かれる思いで電車を降りました。
(K.T)
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