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No.486(2023年8月16日発行)>>日銀の購入しているETFとは?

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         投信協会メールマガジン     No.486     2023/8/16
                                    発行:毎月第3水曜日
                 
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●--●  CONTENTS  ●--●

1.トピックス

◆9/8(金)開催「中小企業を応援するマネーセミナー2023 in 金沢」のお知らせ

◆新しいNISAの成長投資枠対象商品リストを更新しました

◆調査広報室レポートを公表しました

◆JIAM主催「『新しい』資本主義の何が新しいの?〜国際金融都市構想とNISA
恒久化で紐解いてみよう〜」イベント開催のお知らせ


2.投資信託の市場動向(2023年7月中)


3.その他
◆投資信託概況の発表日 


4.投資信託に関するQ&A集‐333‐
◆Q&A「日銀の購入しているETFとは?」


5.カフェコーナー
◆「読書の夏」

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1.トピックス 

◆9/8(金)開催「中小企業を応援するマネーセミナー2023 in 金沢」のお知らせ

従業員が安心して働ける環境作りを目指している皆様へ
国が用意している制度を一緒に学びましょう。

より豊かな老後を暮らすため、国が用意している資産形成支援制度を活用しませんか。

企業型確定拠出年金(DC)の他、個人が自助努力として行うiDeCo(イデコ)、
企業において事業主が掛金を上乗せできるiDeCo+(イデコプラス)、
職場つみたてNISAについて、専門家がわかりやすく解説し、既に制度を
活用している企業の方から導入のきっかけやメリット等のお話をお聞きします。
この機会に一緒に学んでみませんか。

★ご参加の方に書籍「ゴローちゃんDC担当になる」青山直子(著)をプレゼント!★

【開催概要】
日時:2023年9月8日(金)13:30〜15:50 (開場13:00)

内容:中小企業を応援するマネーセミナー2023 in 金沢
〜iDeCo・iDeCo+・DCを活用!より良い福利厚生を目指して〜
■第1部:FPによる税制優遇制度の説明(iDeCo、iDeCo+、DC)
「制度を活用して会社も社員もハッピーに!」
《講師》
山中 伸枝 氏 (ファイナンシャルプランナーCFP)

■第2部:iDeCo+、DC導入企業とFPとのパネルディスカッション
「実際はどうなの?導入先輩企業、本音トーク!」
《パネリスト》
・iDeCo+導入企業
山本 真佐子 氏 (株式会社山本組 取締役)
・DC導入企業
高橋 浩一 氏  (株式会社エオネックス 常務執行役員)

会場:北國新聞会館 20階ホール(金沢市南町2-1)
定員:150名
参加費用:無料(ただし事前のお申込みが必要です)
主催:投資信託協会、北國新聞社、全国地方新聞社連合会
後援:金融庁、厚生労働省、金融広報中央委員会、財務省北陸財務局、
全国地方銀行協会、第二地方銀行協会、全国信用金庫協会、全国労働金庫協会、
日本証券業協会、共同通信社

お申込みと詳細:https://www.toushin.or.jp/seminar/2023/22466
お申込み締切:2023年8月31日(木)

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◆新しいNISAの成長投資枠対象商品リストを更新しました

本会では、2024年1月1日より開始する新しいNISA制度のうち、成長投資枠の対象
となる国内籍の投資信託、上場投資信託(ETF)及び上場投資法人(REIT等)を
明確化するため、各運用会社が税法上の要件を踏まえ対象として判断した商品に
ついて本会に届出を行い、届出のあった商品について本会が取りまとめの上
公表することとしています。
新しいNISAの成長投資枠対象商品リストは、下記リンクよりご覧いただけます。
https://www.toushin.or.jp/static/NISA_growth_productsList/

本会が公表するリストの内容は定期的に更新されます。
今後のの更新予定日は下記のとおりです。

〈更新予定日〉
2023年9月1日 「成長投資枠」対象商品リストの公表④
2023年10月2日「成長投資枠」対象商品リストの公表⑤
2023年11月1日「成長投資枠」対象商品リストの公表⑥
2023年12月1日「成長投資枠」対象商品リストの公表⑦
2023年12月19日「成長投資枠」対象商品リストの公表⑧

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◆調査広報室レポートを公表しました

「短期投資志向から長期投資志向への転換-日本の過剰なファンド本数からの考察ー」
日本では投資信託の本数(ファンド本数)が多すぎるということが、しばしば
問題視されてきました。こうした問題が生じた原因は何か、なぜ問題なのか、
解決策として何が考えられるのか。
投資家、販売会社、運用会社、それぞれの立場から考察しています。

レポートは下記URLよりご覧ください。
https://www.toushin.or.jp/statistics/Tsumiken/reports-r/index.html

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◆JIAM主催「『新しい』資本主義の何が新しいの?〜国際金融都市構想とNISA
恒久化で紐解いてみよう〜」イベント開催のお知らせ

2024年からNISAが恒久化・抜本的拡充されます。
いわゆる「骨太方針2023」では、2,000兆円の家計金融資産を開放し、
日本の金融市場の魅力を向上させ、世界の金融センターとしての発展を実現
すべく「資産運用立国」の実現が掲げられています。
そこで、我が国のサプライチェーン、インベストメントチェーンの好循環を
促し、海外からの資金の流れをより一層呼び込むための機運(資金循環)を高め
ることを目的として、「新しい」資本主義とは何かを紐解くディスカッションの
機会を設けます。

【開催概要】
■日時
2023年8月28日(月)15:00〜17:00

■対象
市場関係者、金融教育関係者、Financial Planners、上場会社、アセットオーナー
をはじめ、国際金融センターやNISAに関心のある方ならどなたでも

■場所
KABUTO ONE 4階ホール&カンファレンス
(東京都中央区日本橋兜町7番1号、東京メトロ東西線「茅場町」駅直結)

詳細は下記リンクよりご覧ください。
https://www.toushin.or.jp/topics/2023/22726

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2.投資信託の市場動向(2023年7月中)

■数字で見る投資信託

直近の各統計情報につきましては、下記URLをご覧ください。
https://www.toushin.or.jp/statistics/statistics/figure/

■統計データ

直近の統計データにつきましては、下記URLの各項目からご覧ください。
https://www.toushin.or.jp/statistics/statistics/data/

1:公募証券投資信託の資産動向_「B-1資産増減状況」
  主体別残高状況_「A-4販売態別純資産残高の状況」
2:私募投資信託の資産動向_「C-1資産増減状況」
3:不動産投信(J-REIT)の資産動向_「D-1公募不動産投信の月末資産増減状況」

■募集中ファンド

新規設定ファンドの手数料等の内容を一覧表にしています。 
<株投単位型> 8月中に設定されるファンド・・0本
<株投追加型> 設定日が8月中のファンド・・32本

詳しくは、下記URLをご覧ください。 
https://www.toushin.or.jp/search/newfunds/

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3.その他

◆投資信託概況の発表日 

当協会では毎月1回、前月末の純資産等の統計を発表しております。 
8月分の発表は9月13日(水)を予定しております。
なお、ホームページへの記事掲載は同日16時頃の予定です。

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4.投資信託に関するQ&A集‐333

◆Q&A「日銀の購入しているETFとは?」

先月28日に開かれた日銀の金融政策決定会合では、長期金利の上限を柔軟化する
方針が公表され、円相場や株式相場が荒い値動きを見せるなど、金融市場全体に
影響を及ぼすビッグニュースとなりました。従来の緩和姿勢が変わりつつあるこ
とを示す重大な発表でしたが、一方で上場投資信託(ETF)の買い入れ措置は現状
通り継続することとされています。

このETFとは、名前のとおり証券取引所に上場する投資信託を指し、株式と同様に
時価での指値注文や成行注文が可能となっています。従来は、日経平均株価等の
指数に連動した値動きを目指すパッシブ型の投資信託のみETFとして取扱われてい
ましたが、東京証券取引所の規則改正により、今年6月からは指数連動型ではない
アクティブETFの上場も可能となりました。

では何故このETFを日銀は10年以上も購入し続けているのでしょうか?
日銀の公表文を見てみると、その目的については、「リスク・プレミアムの縮小
を促す」という表現がされています。リスク・プレミアムを簡単に説明すると、
国債などの無リスク資産から得られるリターンに、どの程度上乗せリターンがあ
れば株式などのリスク資産に投資するか、という上乗せ分を表す言葉です。

これが拡大するということは、リターンを多く得られる(割安になる)まで株式
投資をしない状態を指すので、なかなか買い手が現れず、市場の下落要因につな
がることが考えられます。そして株価が低調になると、保有資産の評価額の下落
が、個人消費の抑制につながる「逆資産効果」が起きると指摘されています。

前任の黒田総裁時代に移り、異次元緩和策により消費者物価の上昇率2%が目標に
掲げられましたが、ETFの買い入れを通じてリスク・プレミアム縮小の姿勢を明確
に示せば、投資家は株式投資の更なるリターン上乗せを待つのは得策ではないと
いう判断に至り、投資に踏み切りやすくなると考えられます。その結果株価の上昇
トレンドが引き起こされ、保有資産の評価改善が消費を刺激する「資産効果」が発
生すれば、物価の押し上げにもつながることが期待されます。

長らく「デフレからの脱却」を掲げてきた日本においても、昨今は物価上昇を実
感する消費者の声も多く聞かれる中、日銀が保有するETFは時価で50兆円を超える
との報道もされています。その出口戦略が及ぼす市場への影響もやはり大きいこ
とが予想されるため、日銀がどのような方針を打ち出すかには多くの注目が集ま
っています。

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5.カフェコーナー

◆「読書の夏」
ここ一か月程度探している文章があります。
予備校のテキストに掲載されていたエッセイで、その当時読んでから特に強く
思い出すことはなかったのですが、最近急に思い出して手に取ってみたくなりました。
そのエッセイに関して覚えていることは
・筆者が太宰の娘であること
・筆者はテレビドラマを見ると加害者側に共感する癖があり、
加害者を愛おしく思ってしまうこと
の2点だけで、検索してもどうにも上手く見つけることができません。
太宰の娘で作家になっている人物は2人いるようで、そのどちらであるかさえ
絞り込めませんでした。更に調べていくと、孫娘も作家になっているようで、
「筆者が太宰の娘である」という前提条件すら記憶違いのような気がしてきました。

彼女らの執筆したエッセイを片端から読めば解決するかもしれませんが、
作業のように読むのは気乗りせず、この少ない手掛かりでの捜索を継続しています。
どうせ見つからないのであれば探すのにも遊び心をと、学生時代を過ごした
思い出の街・神保町へ通う口実に古本屋縛りで探そうと思います。結局全然違う本
ばかり買ってしまう気がしますが、それもまた古本屋の醍醐味ということにします。

余談ですが、最近はアプリのおかげで読書記録が随分と楽になったそうです。
「もう一度読みたくなる本であればタイトルや内容を忘れることはないだろう」
と思っていたので、読んだ本の記録を取ったことはありませんでしたが、
年齢を重ねたことで突然読みたくなるパターンがあるなら記録しておくのも
悪くなさそうです。今回に限って言えば、読書しようと思って読んだわけではないので
記録から漏れてしまいそうですが。

皆さまはもう夏の予定は決まっていらっしゃるでしょうか?
今年の夏は暑いので、昼間からのんびり読書を楽しむのも良いかもしれませんね。

(うお座)

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