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No.451(2020年9月16日発行)>>インパクト投資って?

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         投信協会メールマガジン     No.451      2020/9/16
                                   発行:毎月第3水曜日
                                                                                                        
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●--●  CONTENTS  ●--●

1.トピックス
◆【オンラインセミナー】
  9月30日(水)開催「はじめて投資信託セミナー」のお知らせ

◆対談動画シリーズ『会長が聞く!』
 大阪大学大学院 大竹教授×投資信託協会会長 松谷
 第3回「老後貯蓄のためのナッジ」
 第4回「仕事に役立つナッジ」を公開しました。

◆当協会が定めている投資信託の運営(運用・計理・開示等)に係る
 諸規則等の見直しに関する意見募集について

◆【DC担当者対象】
  9月30日&10月2日オンライン配信
  「企業型確定拠出年金カンファレンス2020(オンライン)」のお知らせ

2.投資信託の市場動向(2020年8月中)

3.その他
◆投資信託概況の発表日 

4.投資信託に関するQ&A集‐299‐
◆インパクト投資って?

5.カフェコーナー
◆「不思議なお話」


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1.トピックス 

◆【オンラインセミナー】
  9月30日(水)開催「はじめて投資信託セミナー」のお知らせ


当協会では、ファイナンシャルプランナーの風呂内 亜矢 氏をお招きして、
「はじめて投資信託セミナー」と題し、
2020年9月30日(水)18時から、オンラインセミナーを開催いたします!

少額からできる投資信託を利用した資産形成の方法をやさしく解説します。
最近よく聞く「つみたてNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」についても、
詳しくご説明します。
この機会にあなたの将来を豊かにする方法を学んでみませんか?


当セミナーは事前のお申込みが必要となっております。
開催概要をご確認いただきお申込みください。

皆さまのご参加をお待ちしております!


【開催概要】
  日時:2020年9月30日(水)18時-18時40分
  題目:「はじめて投資信託セミナー」
  講師:風呂内 亜矢 氏
     (1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者)
  会場:オンラインセミナー(Zoomウェビナーによる配信)
  定員:100名(先着順)
  参加費用:無料(ただし事前のお申込みが必要です。)
  お申込み先:https://www.toushin.or.jp/seminar/21123/22409/
    お申込み締切:2020年9月29日(火)9時


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◆対談動画シリーズ『会長が聞く!』
 大阪大学大学院 大竹教授×投資信託協会会長 松谷
 第3回「老後貯蓄のためのナッジ」
 第4回「仕事に役立つナッジ」を公開しました。
 

大阪大学大学院経済学研究科の大竹 文雄 教授が行動経済学について
分かりやすく解説します。

第3回では老後貯蓄の「必要な意思決定」「ボトルネック」「ナッジ」について、
第4回では仕事の意欲を高める工夫について、行動経済学の観点から
お話していただきました。


こちらのURLからご覧ください。
<対談動画シリーズ『会長が聞く!』>
第3回(全4回)「老後貯蓄のためのナッジ」
https://youtu.be/xJ4vNmel-VU
第4回(全4回)「仕事に役立つナッジ」
https://youtu.be/dk1SR8eCgTA


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◆当協会が定めている投資信託の運営(運用・計理・開示等)に係る
 諸規則等の見直しに関する意見募集について


当協会では、当協会が定めている投資信託の運営(運用・計理・開示等)に
係る諸規則等の見直しについて意見募集を行います。 

ご意見等がありましたら、下記URLに記載の要領にて、
当協会 自主規制業務部までお寄せください。 
 
詳しくは、下記URLをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/publiccomment/ichiran/22430/


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◆【DC担当者対象】
  9月30日&10月2日オンライン配信
  「企業型確定拠出年金カンファレンス2020(オンライン)」のお知らせ


企業型確定拠出年金のご担当者様を対象にした
「企業型確定拠出年金カンファレンス2020」をオンラインで開催いたします。
好評だった昨年に引き続いての開催で、初のオンライン配信!
今回も大変充実した内容となっております。
DC担当者の皆様、ぜひ、ご視聴ください。

事前のお申込みが必要となっております。
開催概要をご確認いただきお申込みください。


【開催概要】
  日時:2020年9月30日(水)&10月2日(金)
     第1弾を9月30日に第2弾は10月2日に配信します。
     当日の視聴はもちろん、アーカイブから何度でもご視聴いただけます。
     10月16日(金)17時までの期間限定公開です。
  内容:投資信託協会からのご挨拶「資産形成を促すための6つのステップ」
     特別講演「DC担当者が知っておきたい2020年法改正のポイント」
     事業会社へのインタビュー「従業員の関心を高める継続投資教育とは」
     東京証券取引所からのご挨拶「『生きる力』としての金融リテラシー」
  参加費用:無料(ただし事前のお申込みが必要です。)
  お申込み先:https://www.npo401k.org/2020/08/17/conference2020/
    お申込み締切:2020年9月29日(火)17時
  共催:一般社団法人投資信託協会、
          株式会社東京証券取引所(株式会社日本取引所グループ)、
     NPO法人確定拠出年金教育協会
  後援:金融庁、厚生労働省



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2.投資信託の市場動向(2020年8月中)

■数字で見る投資信託

直近の各統計情報につきましては、下記URLをご覧ください。
https://www.toushin.or.jp/statistics/statistics/figure/

■統計データ

直近の統計データにつきましては、下記URLの各項目からご覧ください。
https://www.toushin.or.jp/statistics/statistics/data/

1:公募証券投資信託の資産動向_「B-1資産増減状況」
  主体別残高状況_「A-4販売態別純資産残高の状況」
2:私募投資信託の資産動向_「C-1資産増減状況」
3:不動産投信(J-REIT)の資産動向_「D-1公募不動産投信の月末資産増減状況」

■募集中ファンド

新規設定ファンドの手数料等の内容を一覧表にしています。 
<株投単位型> 9月中に設定されるファンド・・1本
<株投追加型> 設定日が9月中のファンド・・・23本

詳しくは、下記URLをご覧ください。 
https://www.toushin.or.jp/search/newfunds/


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3.その他

◆投資信託概況の発表日 

当協会では毎月1回、前月末の純資産等の統計を発表しております。 
9月分の発表は10月13日(火)を予定しております。なお、ホームページへの
記事掲載は同日16時00分頃の予定です。


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4.投資信託に関するQ&A集‐299-

◆インパクト投資って?

インパクト投資とは、金銭的なリターンだけでなく、環境や社会を良くして
いく事を目標として行われる投資の事です。
これまで投資は、リスクとリターンという二次元で評価され、効率性が重視
されてきました。このリスクとリターンという評価に加え、新たに社会への
影響(インパクト)という三次元の評価を投資判断に加えたものが、
インパクト投資と言われています。

このコーナーでも紹介しましたESG投資は、環境、社会、企業統治に配慮した
企業を重視し選別して投資を行うものでした。
このESG投資とインパクト投資は、環境や社会的な課題解決を目指している
という点で、両者は似ているように感じられるかと思います。
位置付けとしては、ESG投資の手法の一つとしてインパクト投資があります。

インパクト投資は、環境や社会的な課題解決を目指しながらも同時に金銭的な
リターンの獲得も目指すという点で、寄付とは異なります。
寄付と異なり投資として行われる場合、投資を行う側はその経過や成果を
求め、投資をされた側は投資を継続してもらうために結果を出すよう行動を
します。こういった両者の関係性が、互いにプラスに働くとされています。
また、寄付の場合、他の投資から獲られる金銭的なリターンの可能性を
放棄し、慈善活動等の社会的な成果(社会的なリターン)を求めて寄付を
行う事となるため、金銭的なリターンと社会的なリターンの両立はできま
せんでした。しかしながら、インパクト投資ではこのトレードオフの関係は
ありません。

インパクト投資はESG投資の手法の一つとお話しましたが、ESG投資には7つの
手法があります。この7つの手法の中で、投資額の割合はインパクト投資が
最も少ないのが現状です。しかしながら、インパクト投資の投資規模は
年々拡大を続けており、社会的な期待も年々高まっております。


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5.カフェコーナー

◆「不思議なお話」

日中はまだ暑いこともありますが朝晩涼しくなり、夏も終わりですね。
夏は終わりなのですが、今日は投資信託にまつわる不思議なお話は如何で
しょう。

ファンドには大きく分けて、オープンエンドとクローズドエンドの2種類が
あると以前お話しました(No.83「オープン・エンドとクローズド・エンド
って何?」)。クローズドエンドファンドは、募集時に証券会社等の販売
会社から購入しますが、その後は証券取引所で売買を行います。取引所で
売買されるため市場価格が存在します。一方で、ファンドが保有する資産の
時価を計算する事で純資産価値も算出が可能です。不思議なのは、ほとんど
の場合で、市場価格が純資産価値を下回っているというのです。
他にも3つ、不思議な事が起こります(その他3つは省略します。)。

効率的市場仮説に立てば、市場価格はファンダメンタルズを正しく反映して、
保有資産の時価から算出された純資産価値とイコールになると考えられます。
よって、何か反映されていないコストがあるのではないかと考えられました。
ですが、4つ全ての現象が成立つコストの説明は難しいと言われています。

そこで、行動経済学の一分野で金融市場に焦点を当てた行動ファイナンスに
よって、この不思議な現象の解明が試みられました。
Lee,C.,A.Shleifer and R.Thalerが、1991年にJournal of Financeで発表した
「Investor Sentiment and the Closed End Fund Puzzle」で、これらの
現象を「投資家機運」によって説明しています。投資家機運とは、投資家の
心理的なものが影響する事を指し、所謂伝統的な経済学で言われるような
合理的な行動とは異るものです。

この不思議な現象は、投資家機運によって説明されたかに見えましたが、
現在でも様々な論が存在しており、未だ謎に包まれています…。

さて、幽霊も陰謀説も全く出てきませんが、如何でしたでしょうか。
この不思議な現象は、「クローズドエンドファンド・パズル」と呼ばれて
います。
調べても呪われませんので、気になった方は是非調べて見てください。

当協会では、行動経済学をテーマにした動画を公開しています。
こちらも是非ご覧になってください!

(TT)



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