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No.375(2017年6月7日発行)>>インバース型のETFって?

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         投信協会メールマガジン     No.375        2017/6/7
                                   発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                                                        
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●--●  CONTENTS  ●--●

1.トピックス

  ◆「投信フォーラム2017in 金沢」開催のお知らせ
 ◆「投資信託の信認のための行動憲章」の公表について
  ◆ 積立NISAの表記が「つみたてNISA」に決定しました!

2.募集中ファンド

3.投資信託に関するQ&A集‐259‐
 ◆ インバース型のETFって?

4.その他
   投資信託概況の発表日

5.カフェコーナー
  ◆ ネット通販



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1.トピックス

  ◆「投信フォーラム2017 in 金沢」開催のお知らせ

当協会では、資産運用の有効な手段である投資信託について知識を深めていた
だくため、全国各地で「投信フォーラム」を開催しています。

7月8日(土)は、石川県金沢市での開催となります。

構成は、第1部が世界的なスイーツのコンテストにおいて数々の優勝経験を
持ち、出身地でもある地元石川県の観光大使や金沢大学の非常勤講師を務める
パティシエ 辻口 博啓氏による特別講演。

第2部は、FPをコーディネーターに、第1部の辻口 氏と運用会社の専門家2名
をパネリストに迎え、皆様のNISAや確定拠出年金、投資に関する疑問・質問に
お答えするパネルディスカッションとなります。

【開催概要】

  主催:投資信託協会  北國新聞社  全国地方新聞社連合会  
  日時:平成29年7月8日(土)  13時30分~16時10分(13時開場)
  会場:北國新聞 20階ホール

  第1部/トークショー
      演題:「スイーツの経済学」
    講師:パティシエ
           辻口 博啓(つじぐち ひろのぶ)氏

    第2部/パネルディスカッション
      演題:「どう使う?知って得するNISAと確定拠出年金」

    コーディネーター:生活経済ジャーナリスト/ファイナンシャル・プランナー
              馬養 雅子(まがい まさこ)氏

   パネリスト:第1部ゲスト
             辻口 博啓(つじぐち ひろのぶ)氏
         大和証券投資信託委託(株)
           ファンド・プロモーション部 副部長 兼 第一課長
             取越 達哉(とりこし たつや)氏
         ジャパン リアルエステイト アセット マネジメント(株)
           企画部副部長 兼 IR室長
             須賀 直行(すが なおゆき)氏


  詳しくは、下記アドレスをご覧下さい。
 https://www.toushin.or.jp/seminar/2017/16522/



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 ◆ 「投資信託の信認のための行動憲章」の公表について

当協会では先月末、「投資信託の信認のための行動憲章」を公表しました。

当協会の会員である投資信託の運用会社は、平素より投資者本位の業務運営に
努め、それぞれの社において投資信託の信認を得るための取組みを行っていま
すが、今般、規範となる10の項目を標記の行動憲章に掲げ、会員である運用
会社はこれを実践していくこととしています。

 行動憲章の内容等、詳しくは下記アドレスをご覧下さい。
 https://www.toushin.or.jp/topics/2017/16583/



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  ◆ 積立NISAの表記が「つみたてNISA」に決定しました!

来年(平成30年)1月から積立NISAがスタートします。この制度が幅広い方に利用
され、NISA同様定着するよう、業界横断的に用いる表記を「つみたてNISA」に
統一することが決まりました。

今後、証券会社や銀行などの金融機関における本制度の広報・営業活動等で
この「つみたてNISA」という名称が使用されることになります。

※表記の統一については当協会も参画する「NISA推進・連絡協議会」で決定し
ました。「NISA推進・連絡協議会」とはNISAの普及・促進に向けた取組みを進め
るため、日本証券業協会を事務局に金融関係の諸団体等で構成される組織です。



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2.募集中ファンド

新規設定ファンドの手数料等の内容が一覧表になっています。
<株投単位型> 6月中に設定されるファンド・・2本
<株投追加型> 設定日が6月中のファンド・・・18本

  詳しくは、下記アドレスをご覧下さい。
  http://www.toushin.or.jp/search/newfunds/



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3.投資信託に関するQ&A集‐259‐

 ◆ インバース型のETFって?

通常、株価指数などの指標に連動することを目指すETFですが、指標とは逆の
動きをする「インバース指数」に連動するETFがあります。
これらはインバース型のETFと呼ばれています。

インバースとは「逆の、反対の」といった意味です。言葉が示す通り、例えば、
日経平均を指標とするインバース指数(この場合、日経平均のことを原指標と
言います)であれば、日経平均が5%下落した場合に5%上昇し、反対に日経平均が
5%上昇した場合には5%下落するような設計となっています。

国内では2012年にインバース型のETFが登場しました。現在、日経平均、TOPIXに
加えJPX日経400を原指標とするインバース型のETFが上場しています。
また、原指標の動きに対して-2倍(逆方向に2倍)動くものもあります。

逆の動きを目指すわけですから、指数が下落するような市場の局面においても、
理論上、価格の上昇が期待できる商品だということになります。

ただ、指数の動きに関して注意しなければならない点があります。例えば原指標に
対して-1倍(逆方向に1倍)動くインバース指数があるとした場合、前日比で-1倍
ということであり、2日以上の期間で見ていくと、-1倍から乖離する可能性が高く
なるという点です。

例)原指標が1日目5%上昇し、2日目10%上昇した場合。(基準日を100とする。)

           基準日/  1日目 前日比/  2日目 前日比/  2日目までの変動
原指標     100   105 (+5%)    115.5 (+10)        +15.5%

インバース指数 100   95  (-5%)    85.5 (-10%)       -14.5%

2日目の時点で、基準日から原指標は+15.5%、インバース指数は-14.5%となり、
-1倍という動きにはなっていません。※解説のために単純な数値を用いています。

こうした特性から一般的に、インバース型のETFは長期投資ではなく、短期での
市場の値動きを捉えて行う投資に向いていると考えられます。

ETFは上場商品ですので投資家に目論見書が手渡されることはありませんが、
インバース型は通常とは異なる動きをするETFですので、投資の際は運用会社が
ウェブサイトなどで提供する情報や各ファンドの目論見書をよく読み、商品
(指数)の特性を十分理解した上で投資を行って下さい。

なお、当協会が提供する投信総合検索ライブラリーでも目論見書の閲覧は可能
です。
http://tskl.toushin.or.jp/FdsWeb/view/FDST000000.seam



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4. その他

  ◆ 投資信託概況の発表日

当協会では毎月1回、原則第9営業日に、前月末の純資産等の統計を発表して
おります。
5月分の発表は6月13日(火)を予定しております。なお、ホームページへの
記事掲載は同日16時00分頃の予定です。



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5.カフェコーナー

 ◆ ネット通販

先月、娘に筆箱を買って欲しいとせがまれてたのですが、希望するキャラクター
の商品が近くの店でなかなか見つからないため、「ネットで買っちゃおう」と
いうことに。
 
すぐに検索して、ヒットした通販サイトの店でそのまま購入手続き。
最初からネットで買えば良かった、というのがその時の心境でした。
 
ですが、お届けに2日前後と書かれていたにも関わらず一向に届きません。
おかしいと思い、通販サイトへ再度アクセスして配送状況を確認したところ
「海外から発送中」で止まっているではありませんか。筆箱を海外から?と
気づいたのとほぼ同じくして、サイトの運営会社より出品者に問題が確認され
た旨と返金は行いますとの連絡がメールで届きました。

ごく普通の取引をしたつもりでこのような状況になったことに驚きました。
それも日ごろ使っているサイトで。

それからしばらく、ネットトラブルに関するサイトをいろいろ見てみました。
そのうち一つのサイトで「ネット通販詐欺というと『ネットに詳しくない人が
騙される』と思われるが、むしろ『ネット通販に慣れた人』こそ、警戒心が
薄れていて危険。」との内容で結ばれていました。

なるほど。確かに、昔はネットを通じて商品を買うとなると、この会社は大丈夫
だろうか?など、目に見えない相手との取引に少なからず警戒心を持っていた
ような気がします。

既に多くの人にとってネットを通じての商品購入は当たり前の時代になりました。
当たり前になったからこそ少し慎重な取引を心掛けるのも必要なのかもしれません。


                           (S.I)



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