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No.37 (2003年5月21日発行) >>最近RR分類を見かけなくなったのですが

                                

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         投信協会メールマガジン    No. 37        2003/5/21
                                発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                       
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●--●  CONTENTS  ●--●

1. トピックス
    ◆ 投資信託の市場動向(4月中)
    ◆ 投資信託年報(平成14年版)の刊行

2. 募集中ファンド

3. 投資信託に関するQ&A集  -6-
    ◆ 最近RR分類を見かけなくなったのですが。

4. 会員会社のPRコーナー
    ◆ フランク・ラッセル・グループ

5. カフェコーナー
    ◆「買い食いの薦め」


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1. トピックス

◆ 投資信託の市場動向(4月中) ◆

(1)資産の動向……株式投信では、14ヶ月連続の資金増加。年複数回分配
                    を行うバランス型ファンドの設定の増加が寄与し、更に
                    運用ベースでもプラスとなり、純資産総額も前月に比べ
                    2,813億円の増加となった。

                                                 <単位:億円>
                  設定           解約         純資産計(前月比)
1.株式投信      6,115	         4,697         165,473(2,813)
2.公社債投信   18,486         21,294         126,193 (▲2,801)
3.MMF        2,235          2,464          52,064 (▲229)
合計1+2+3   26,837         28,456         343,732 (▲217)

(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加
        味されますので、本表では一致しません。


(2)運用状況

4月の運用状況を見ると、
株式投信における株式の組み入れ比率は、前月末と比較すると51.8%→
50.5%と低下し、全体の公社債の組み入れ比率は52.5%→55.0%
と上昇した。

                                           <単位:%>
                    株式        公社債        余資等※
1.株式投信        50.5         39.2         10.7
2.公社債投信       ―          76.0         25.5
3.MMF           ―          54.1         47.7
合計1+2+3      24.3         55.0         21.7

※余資等とは預金、金銭信託、コール・ローン、割引手形、CD、CP等が含
  まれます。

● 株式の売買状況(国内外合算) 313億円の売り越し。


(3)主体別残高状況
                                                     <単位:億円>
                  証券会社         銀行等       投信会社      合計
1.株式投信      105,086          58,258        2,128      165,473
2.公社債投信    115,230          10,244          718      126,193
3.MMF         36,305          13,933        1,826       52,064
合計1+2+3    256,622          82,436        4,673      343,731

(保有割合:%)  (74.6)        (24.0)      (1.4)    (100.0)


(4)契約型私募投資信託の資産の動向
                                                     <単位:億円>
                      設定           解約          純資産計(前月比)
合計(株投+社投)   4,202          2,112            81,235(3,042)

(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加
        味されますので、本表では一致しません。


(5)マーケット指標
              15年4月末(前月比)    15年3月末          前年4月末
日経225         7,831(▲141)        7,972              11,541
TOPIX           796(8)              788               1,082
                    (249回債)       (248回債)       (238回債)
国債利回り         0.610(▲0.135)      0.745               1.370
為替(1$)      119.65(▲0.55)     120.20              128.35


◆ 投資信託年報(平成14年版)の刊行 ◆

投資信託年報(平成14年版)ができました!
(B5判、514頁、2000円)

投資信託協会では、昨年1年間の投資信託を巡る出来事やルール改正並びに統
計資料をまとめた「投資信託年報(平成14年版)」を作成いたしました。
購入希望の方は、当協会総務部へお問い合わせください。
TEL  03-5614-8400  
9時から17時(11時30分~12時30分を除く)



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2.募集中ファンド

5月21日現在の新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等が一覧表に
なっています。
追加型については設定日が5月中のファンド、単位型については5月21日が
募集期間に含まれているファンドです。
詳しくは添付のファイルをご覧ください。

(fund03052.pdf)

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3. 投資信託に関するQ&A集  -6-

◆ 最近RR分類を見かけなくなったのですが。 ◆

投資信託を購入する際にリスクとリターンの目安としてRR分類を参考にして
いましたが、最近購入の際に渡される目論見書にはその記載がみつかりません。
これはどうしてですか?


★RR分類とは
投資信託の販売に際しては投資判断に有益な材料となる的確な材料を提供し理
解を得た上で取得してもらうことが、投資家の信頼性を高める上でも重要です。
このような考え方のもと、当協会は平成5年6月に投資信託がリスク商品であ
ることを投資家に認識してもらうためのひとつの方法としてRR分類に関する
ルールを定めました。
RR分類とは、その投資信託がもつリスク度合いによって1~5いずれのラン
クに区分されるかを明示したもので、具体的には投資信託の取得の際に渡され
る「受益証券説明書」に記載するか、もしくは別途作成して受益証券説明書と
あわせて説明することとされていました。

★受益証券説明書から目論見書へ
証券取引法では有価証券の募集又は売出しは、適格機関投資家のみを対象とす
るものや発行総額が1億円未満のものを除いて、内閣総理大臣に届出をしてい
るものでなければすることができないと定められています。(証取法第4条)

1998年の証券取引法改正以前は、投資信託を設定するには大蔵大臣の承認
を受けなければならなかったため、開示の適用除外証券(証取法第3条)とさ
れていましたが、販売の際には投資信託法に定められた受益証券説明書を利用
していました。しかし1998年に自由な商品設計やタイムリーな設定が可能
となるよう承認制から届出制に移行したことにより、証取法第3条適用除外証
券から外されることとなり、財務局への有価証券届出書の届出と投資家への目
論見書の交付が義務づけられました。

★目論見書の記載事項
1998年以前に利用していた受益証券説明書へ記載しなければならない内容
の大枠は投資信託法施行規則第11条に定められていましたが、大枠を踏まえ
た具体的な記載方法や交付については投信協会の自主ルールで定めていました。
1998年の法改正を受けて投資信託の購入者には受益証券にかわって目論見
書が交付されることになりましたが、目論見書の記載事項は「特定有価証券の
内容等の開示に関する内閣府令」(以下「有価証券開示府令」)で具体的に定
められています。
従来記載のあったリスク・リターンの商品分類図については記載する項目に定
められていないことから目論見書への記載はできませんが、現在でも法定開示
資料ではない販売用資料には記載ができることになっています。

★目論見書の記載内容の改善
2001年8月に金融庁が発表した「証券市場の構造改革プログラム」におい
て、「個人投資家にとって魅力ある投資信託の実現のための環境整備」の中で
掲げられた「投資家にとってより分かりやすくするための目論見書の記載内容
の改善」を受け、投資家にとって重要な記載事項の充実と、ファンドの運用に
直接関係のない事項の整理等を内容とする特定有価証券開示府令の改正が行わ
れました。(2002年4月施行)当協会ではこの改正にあわせ「目論見書の
作成に当たってのガイドライン」を策定し、よりわかりやすい目論見書が投資
家の手に渡るよう努めています。


次回は「償還乗換え優遇制度って何ですか?」についてお答えします。


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4. 会員会社のPRコーナー
=このコーナーは、当該会社によって執筆されています=

◆『フランク・ラッセル・ グループ』
                     マルチ・マネージャー運用のグローバル・リーダー ◆

世界で急速に広まりつつある「マルチ・マネージャー投信」。フランク・ラッ
セル・グループは、対象資産総額200兆円にもおよぶ大手年金基金等の大規
模投資家向け資産運用コンサルティング・サービスで培ったノウハウを活かし、
世界最大級※のマルチ・マネージャー投信の運用会社として、世界35カ国以
上において総合的な資産運用管理サービスを提供しています。ラッセルのマル
チ・マネージャー投信は、運用スタイル毎に優秀な運用会社を厳選し、それら
を最適な割合で組み合わせるというアプローチに基づき運用されています。運
用スタイルを分散するとともに、世界最大級を誇る運用会社調査部門のアナリ
ストが世界中から厳選した運用会社を組み合わせることによって、リスクを低
減するとともに長期的に安定した超過収益の獲得を目指します。また、必要に
応じて運用会社の追加・変更を行い、ファンドを常に最適な状態に維持します。
日本では、フランク・ラッセル株式会社が、「M・CUBETM」投信プログ
ラム(販売会社:東京三菱銀行)を通じ個人投資家の皆様にマルチ・マネージ
ャー投信をご提供しています。詳しくは、www.russell.comをご覧ください。
(※2002年 Cerulli Associates調べ)



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5. カフェコーナー

◆「買い食いの薦め」 ◆

今年のGWは東京駅から東海道線に乗って伊豆へ行った。家から東京駅へ出る
のもJRなので、改札を出ずにそのまま東海道線のホームへ行けばよいのだが、
私の家ではそれは許されない。一度、東京駅の改札を出るのである。目差すは
大丸地下一階の焼き鳥屋。この店へ行くために、一刻も早く伊豆へ行きたい娘
に対し、前の晩から、「10時半より前の電車には絶対乗らない」と宣言して
ある。大丸は10時開店だ。“皮”、“ぼんじり”、“砂肝”、“えんがわ”、
いずれも塩で焼いたものを注文する。これに、ビールを買って東海道線に乗り
込むのである。

焼き鳥には思い出がある。小学1年の頃、家の近くに屋台の焼き鳥屋が出てい
た。そこへ仲間と10円玉をジャラジャラさせながら食べに行くのである。確
か、一本20円とか30円とか、その位の値段だったと思う。店に着くやいな
や、「親父!""はつ""と""皮""を1本ずつ。どっちも塩でね。」とたのむのである。
小学1年とは言え、たのみ方はキマッテいる。買い食い人生の始まりである。

買い食いの癖は40を過ぎても治らない。治らないどころか、開き直って趣味
の一つとしている。先日も用があって家族3人で浅草へ行った。浅草は子供の
頃から婆さんのお供で通い慣れた街だ。街の歩き方も決まっている。まずは
「すしや通り」に入って右側の煎餅屋。昔から職人さんが火鉢の前で顔を真っ
赤にして煎餅を裏返ししている。此処では「煎餅10枚に""こわれ""を一袋。そ
れと今すぐ食べたいんで3枚貰える。」と頼むのである。""こわれ""というのは、
職人さんがうまく焼けなかった煎餅を別に取り分けて、通常より安く売るもの
である。煎餅をかじりながら次に向かうは仲見世にある金龍山の“あげまん”。
“あげまん”は仲見世でも何店か出しているが、この店だけは""ばら売り""をし
ないので、「6個入りを一つ」とたのむのである。3人で食べるので、6個入
りなどあっという間。浅草寺に着く頃には食べ終わっている。お参りをしたら
そのまま寺を抜けて、大学芋である。揚げたての大学芋をビニールに入れて渡
してくれるが、夏場は蜜でべたつくのであまりお奨めできない。

買い食いの意味を辞書で調べてみると、「子供らが自分で菓子などを買って間
食すること〔角川国語辞典(久松潜一、佐藤謙三著)〕と書いてある。ひどい
話である。私は40を過ぎて未だに買い食いをしている。「子供ら」の「ら」
の字で私を括ろうとしているのである。

買い食いはすばらしい。テレビや雑誌で旨い食べ物屋の紹介をしている。私も
好きだからよく見るのだが、こっちは“ふらっと”その店に行ったのに、いつ
の間にテレビで紹介されたのか、店の前に順番待ちの列が出来ていて入れない。
その点買い食いなら、客は店頭で注文して買って帰るだけだから、雑誌でちょ
っと紹介されても然程並ばずに買える。おまけに、次の店に向かって歩く間に
食べてしまうので、効率が良い。知っている店、初めての店、歩きながら目と
鼻と耳を使って店を探し、舌で確かめながら街を歩けば、食べ物以外にも色々
な発見が出来る。
買い食いをお薦めする。子供だけでなく、大人も大いに買い食いをして、人生
を楽しむべきである。(70’S)


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