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No.220 (2010年12月15日発行)>>「投信フォーラム2010in 富山」講演録について

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         投信協会メールマガジン    No.220       2010/12/15
                                   発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                       
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●--●  CONTENTS  ●--●

1.トピックス
    ◆投資信託に関するアンケート調査結果の公表
    ◆「投資信託基礎講座」開催のお知らせ
    ◆「不動産投信NEWS」12月号の公表
    ◆投資信託の市場動向(11月中)
    ◆「投信フォーラム2010in 富山」講演録について

2.募集中ファンド

3.カフェコーナー
    ◆クリスマス雑感



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  ◆投資信託に関するアンケート調査結果の公表

当協会では、例年、投資信託に関するアンケート調査を実施しており、本年度
は、首都圏、阪神圏に居住する一般の方1514人を対象にアンケート調査を実施
しました。この調査結果がまとまりましたので、当協会ホームページで公表し
ています。


◆調査結果の要約

(1)投資信託保有率は9.8%。保有者の「株式投資信託」保有率は68.5%。投資信
 託の1人あたり合計購入額の平均は410.1万円で、「株式投資信託」の平均保有
 数は1.70種類。 	 

(2)投資信託の運用実績に対する評価は“期待以下”が過半数を占めた。時系列
 で見ると、評価は悪化傾向が続く。販売員の説明・勧誘方法への満足評価は満
 足層が39.2%に対し不満層は12.5%に留まるが、時系列で見ると満足層の割合が
 大幅に低下。購入時の重視点は「安全性の高さ」と「値上がり期待」が高いが、
 今後の重視点は「安全性の高さ」が特に高い。投資信託の不満点としても「元
 本保証がない」がトップ。分配金は「運用実績によって変動する」ことは大半
 が認知しているが、「支払われた額だけ基準価額が下がる」ことの認知は約20
 %に過ぎない。(現在保有層・保有経験層ベース)	 

(3)投資信託保有未経験者のうち、投資信託を購入したいと思ったことが「ある」
 のは9.3%。未購入理由は「投資信託がよくわからないので不安」が特に高い。
 (保有未経験層ベース)

(4)投資信託について「よく知っている」「言葉だけは知っている」人のうち投
 資信託に「関心がある」「やや関心がある」と回答した“関心層”は14.9%と低
 い。投資信託の特徴として知っているもののトップは「元本の保証はない」で
 あり、投資信託に対するイメージは「仕組みがわかりにくい」と「元本割れが
 怖い」が高い。入手したい情報は「分配金の額」「基準価額」「騰落率」「販
 売手数料率・額」の順に高い。 	 

(5)今後の貯蓄で最優先するのは「元本が保証されていること」が過半数で、リ
 スクを取らない方向にある。今後取引対象と考える金融商品としては「普通預
 貯金」が特に高く、「株式」は13.1%、国内外の「投資信託」は5%未満。最近
 の景気を踏まえた資産運用等の考え方は「リターンが少なくても元本保証」が
 最も高い。
 ソブリンリスクの“認知率(「内容まで知っている」「言葉は聞いたことがあ
 る」)”は13.4%であり、ソブリンリスクが注目されるようになってからも、認
 知者の半数は投資意識に「特に変化なし」。

(6)インターネットによる金融取引経験率は11.0%、利用経験はないが今後の取引
 意向がある率は6.3%。取引経験率は「普通預貯金」「株式・国債・公債・社債
 ・転換社債」が高く、取引意向率では「株式・国債・公債・社債・転換社債」
 が最も高い。	 
                                                                  以 上 

詳しくは下記ページをご覧ください。
(http://www.toushin.or.jp/topics/2010/4942/)



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  ◆「投資信託基礎講座」開催のお知らせ

当協会とNPOエイプロシス(投資と学習を普及・推進する会)は、未経験者向け
に「投資信託基礎講座」を開催します。


     開催日:平成23年1月29日(土)
     会  場:東京証券会館9階  第4・5会議室

申し込み方法など、詳細は下記NPOエイプロシスホームページをご覧ください。
https://www.aprosis.com/ceminar/input.php?c=10-00-01-94



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  ◆「不動産投信NEWS」12月号の公表

不動産投信に係る主な動き等をとりまとめた「不動産投信NEWS」12月号を公表
しました。公表内容等は11月中の動向です。

詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/reit/newsetc/fudousannews/



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    ◆投資信託の市場動向(11月中)


■ 全体の概況

22年11月末の契約型公募証券投資信託の純資産は、前月比1兆2,787億円増加して
63兆1,514億円となった。このうち、株式投信は前月比1兆704億円増加(うち、運
用増7,652億円)して52兆779億円、MMFを除く公社債投信は前月比2,241億円増加し
て8兆8,396億円であった。
販売態別に残高を見ると、証券会社経由の契約型公募株式投信の残高は、前月比
6,606億円増加して26兆7,799億円、銀行等経由の残高は3,916億円増加して24兆
9,341億円となった。
契約型私募投資信託の純資産は前月比4,776億円増加して30兆2,907億円となった。


■ 公募証券投資信託の状況

(1)資産動向
                                                          <単位:億円>
                     設定          解約(償還含む)      純資産(前月比)
1.株式投信          19,468         16,416              520,779(10,704)
2.公社債投信        29,835         27,591               88,396(2,241)
3.MMF                  507            665               22,339(-158)
合計[1+2+3]         49,810         44,672              631,514(12,787)

(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加味され
     ますので、本表では一致しません。

(2)運用状況
11月中の株式運用について、国内株式は2,051億円の売越し、外国株式は1,705億
円の売越しで11月末の組入株式の時価総額は13兆2,733億円となった。
公社債の運用状況については、国内公社債は2,075億円の売越し、外国公社債は
886億円の売越しで11月末の組入公社債の時価総額は26兆4,900億円となっている。

(3)主体別残高状況(公募証券投資信託)
                                                          <単位:億円>
                      証券会社      銀行等      投信会社        合計
1.株式投信             267,799     249,341         3,639      520,779
2.公社債投信            87,623         757            17       88,396
3.MMF                   18,145       4,153            40       22,339
合計[1+2+3]            373,567     254,250         3,697      631,514
(シェア:%)               (59.1)      (40.3)         (0.6)      (100.0)


■ 私募投資信託の資産動向
                                                          <単位:億円>
                          設定       解約(償還含む)    純資産計(前月比)
合計(株投+社投)          6,944       5,990               302,907(4,776)

(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加味さ
     れますので、本表では一致しません。


■ 不動産投信(J-REIT)の資産動向
                                                          <単位:億円>
                 22年10月(前月比)       22年 9月              前年10月
純資産計           40,082(-129)           40,211                39,661
追加出資額              0                      4                    30


■ マーケット指標(参考)
                     22年11月末(前月比)      22年10月末      前年11月末
日経平均株価(円)       9,937.04(734.59)        9,202.45        9,345.55
TOPIX(ポイント)          860.94(50.03)           810.91          839.94
為替(1米$:円)            84.27(3.38)             80.89           86.81
東証REIT指数            1029.00(64.91)           964.09          835.88
(ポイント)
                            (312回債)          (310回債)      (305回債)
国債利回り(%)              1.185(0.265)             0.92           1.26



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  ◆「投信フォーラム2010in 富山」講演録について

当協会では、投資信託の啓発・普及活動の一環として、開催地にゆかりのある
著名人と資産運用の専門家をお招きして、各地方新聞社及び全国地方新聞社連
合会との共催による「投信フォーラム」を開催しております。

平成22年度は、岡山・富山・青森・高崎・長崎の5会場で開催いたしました。
今回は、平成22年7月24日に開催された「投信フォーラム2010in 富山」の講演
内容についてご紹介します。
  

  会場:タワー111  3階 スカイホール (13時30分~16時05分)
  内容:第1部/特別講演
  演題:「遊びのおカネ、暮らしのおカネ」
  講師:作家  北村  森 氏
        
  第2部/FPによる投資信託セミナー
  演題:「投資信託で“草食系”の資産づくり」
  講師:ファイナンシャルプランナー  馬養雅子 氏


北村  森 氏は、富山市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2005年日経
トレンディの編集長に就任。08年に退職後は、商品ジャーナリストとして、テ
レビ・ラジオ番組の出演などで活躍中です。長年商品の動向や消費トレンドに
ついての研究を続けてこられた視点から、消費者の心をとらえるヒット商品や
「遊びのおカネ・暮らしのおカネ」について、ご講演いただきました。


詳しくは下記ページをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/seminar/2010/4114/4521/



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2.募集中ファンド

新規設定ファンドの手数料等の内容が一覧表になっています。
<株投単位型> 12月中に設定されるファンド ・・・ 4本
<株投追加型> 設定日が12月中のファンド   ・・・34本

詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://data.toushin.or.jp/fund/new/2010/fund10123.pdf



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3.カフェコーナー

    ◆クリスマス雑感

10月下旬、近くの巨大団地のショッピングモールで、早くもクリスマスツリーの
点灯式を見かけた。11月に入ってからは都心各所でもクリスマス商戦が始まった。
景気回復の起爆剤として年々時期が早くなっているようだ。本家、ニューヨーク、
ロックフェラーセンターのクリスマスツリーは11月半ばに据付けられ、点灯は感
謝祭の後、11月30日であった。ツリーの出自は毎年話題になる。今年は9.11同時
多発テロで救助に当たった消防士の自宅から切出されたという。テレビの画面で
見ると相変わらず凄い人出。年末商戦の成否はいずこの国でも大きな関心事だが、
アメリカでは、まずは好調な出足のようだ。

アメリカでクリスマスといえば、独立戦争におけるワシントン・クロッシングの
故事であろうか。1776年12月25日の夜、ニューヨークを巡る戦い以降、連戦連敗
のジョージ・ワシントン将軍は賭けに出た。追走して来るイギリス軍の主力はド
イツ人傭兵部隊である。ドイツ兵はクリスマスにはビールを底抜けに飲むという。
ワシントンは半ば氷結しているデラウェア川を渡り、トレントンの敵陣に暁の奇
襲攻撃をかけ、案の定、泥酔している敵兵を多数捕虜にしたのだ。ニューヨーク
のメトロポリタン美術館(MET)には、この場面を描いた大作「デラウェア川
を渡るワシントン」が展示されている。これは歴史教科書にも載っている有名な
作品だ。渡河点はワシントン・クロッシングと名付けられ歴史公園となっており、
毎年クリスマスには河を渡るワシントン一行のボートが再現され定番のニュース
となる。

某年の夏、ワシントン・クロッシングから、南に1時間ばかり、ペンシルバニア
州チャドフォードという町の、ブランディワイン川のほとりに車を停めた。無
論、この川にブランデーやワインが滔々と流れているわけではない。アメリカ人
であれば、多分二つのことを想い起こすのであろう。まず、1777年9月11日のブ
ランディワインの戦い。ワシントンがここでイギリス正規軍の迂回作戦に敗れ、
当時の首都フィラデルフィアの失陥につながった戦場である。

いま一つは、この地で生まれたアンドリュー・ワイエス。昨年1月、91才で他界
したアメリカの国民的画家である。ニューヨーク近代美術館(MOMA)所蔵の
代表作として、ワイエスの「クリスティーナの世界」を挙げる人は多かろう。
没後なお日本でも人気が高く、この9月から12月初旬まで埼玉県立近代美術館
(MOMAS)で「ワイエス展」が開かれていた。会場では、生地を訪ねるツアー
も募集されており、かつて車を停めたのは、彼の作品を多数所蔵するブランディ
ワイン・リバー美術館の駐車場だったと知る。その時は、それとは知らず素通り
したが、惜しいことをした。しかし、だ。金星探査機「あかつき」のように、何
年かの後、再接近のチャンスがあるかも知れぬ、と思えばよいか。年の瀬、まこ
とに古詩いわく「往きて追う可からざる者は年なり」と・・・。

                                                                 (YC)




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ご希望の方は、ホームページよりご請求ください(各一冊無料)。

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      http://www.toushin.or.jp/guidebook/

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