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No.211 (2010年8月4日発行)>>「チャイルド・トラスト・ファンド」について

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         投信協会メールマガジン     No.211       2010/08/4
                                   発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                       
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●--●  CONTENTS  ●--●

1.トピックス
    ◆「投資信託基礎講座」及び「はじめての株式投資講座」開催のお知らせ

2.募集中ファンド

3.投資信託に関するQ&A集-178-
    ◆「チャイルド・トラスト・ファンド」について

4.その他
    ◆投資信託概況の発表日

5.カフェコーナー
    ◆カンボジア再び(その2)



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1.トピックス

    ◆「投資信託基礎講座」及び「はじめての株式投資講座」開催のお知らせ

■ 「投資信託基礎講座」開催のお知らせ

当協会とNPOエイプロシス(投資と学習を普及・推進する会)は、未経験者向けに
「投資信託基礎講座」を東京・銀座で開催します。

  <投資信託基礎講座in銀座>
    開催日:平成22年8月20日(金)
    会  場:銀座文祥堂イベントホール  B室

申し込み方法など、詳細は下記NPOエイプロシスホームページをご覧ください。
https://www.aprosis.com/ceminar/input.php?c=10-00-01-41


NPOエイプロシスは、「投資信託基礎講座」及び「はじめての株式投資講座」を
千葉県千葉市(幕張)で開催します。

  <投資学習講座in幕張>
    Aコース「投資信託基礎講座」
    Bコース「はじめての株式投資講座」
    開催日:平成22年8月26日(木)
    会  場:幕張テクノガーデン D棟14階「1401号室/1402号室」

申し込み方法など、詳細は下記NPOエイプロシスホームページをご覧ください。
  Aコース
https://www.aprosis.com/ceminar/input.php?c=10-00-01-42
  Bコース
https://www.aprosis.com/ceminar/input.php?c=10-00-01-43



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2.募集中ファンド

新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表になってい
ます。

<株投単位型> 8月中に設定されるファンド ・・・ 1本
<株投追加型> 設定日が8月中のファンド   ・・・26本
<社投単位型> 8月中に設定されるファンド ・・・ 1本

詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://data.toushin.or.jp/fund/new/2010/fund10081.pdf



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3.投資信託に関するQ&A集-178-

    ◆「チャイルド・トラスト・ファンド」について・・・

最近、新聞・雑誌等で取り上げられている「チャイルド・トラスト・ファンド」
について説明します。

イギリス政府は2005年4月から「チャイルド・トラスト・ファンド」の制度を
導入しています。子供が、将来、大学進学や社会人となったときに、ある一定
の貯蓄を持ち、次の人生のスタートに困らないよう経済的な基盤を築かせるこ
とを目的としたものです。

その内容は、原則として、制度の対象となる子供の親に国から250ポンド(約35,
000円程度)が補助金としてバウチャー(金券)の形で支給されます。親は子供の
誕生時から1年以内に国から送付されたバウチャーを金融機関に提示して、子供
名義の口座を開設します。その後は、7歳の誕生日に250ポンドが支給されます。
その他、親や親族等が子供のために年間1,200ポンド(約160,000円程度)まで、
その口座に現金を拠出することもできます。

口座に入金された補助金等は、株式や債券、投資信託、預金、生命保険等に投
資します。これにより得られた配当や利子、キャピタルゲインは非課税となり
ます。

口座の資金は、子供が18歳になるまで引き出すことができません。しかし、18
歳になったときには、まとまった資金を手にすることができます。資金の使途
は、特に制限が設けられていません。

イギリス政府はこの制度の狙いを、(1)国民が貯蓄や投資の利点を理解するのを
手助けすること、(2)親子で貯蓄習慣を身につけて金融機関と付き合うことを奨
励すること、(3)イギリスの全ての子供が大人になった時点で金融資産を保有し
ているようにすること、(4)金融教育を増強すること、等であると説明していま
す。

子供たちは、18歳になったときに受け取れる資金がどのように増えていくのか
を実際に体験できます。口座の取引残高報告書等も教材として子供の学習に役
立つことでしょう。

子供への投資教育が遅れているといわれているわが国でも、このような制度が
できれば、長期的な資産形成の必要性について認識が高まるのではないでしょ
うか。



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4.その他

    ◆投資信託概況の発表日

当協会では、毎月1回、前月末の純資産等の数字を発表しております。7月分の
発表日は8月12日(木)を予定しております。なお、ホームページへの記事掲載
は同日15時30分の予定です。



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5.カフェコーナー

    ◆カンボジア再び(その2)

到着翌日の早朝、日帰りでアンコール遺跡群へ。機上から見た当地最大の湖、
トンレサップ湖も半年間の乾季のせいで、ずい分小さくなっていた。雨季には
メコンの水が流れ込み乾季の3倍(琵琶湖の15倍)にもなるという。

午前中は定番のアンコールトムへ。旅の前に、桐野夏生「ナニカアル」(本年2
月刊)を読み、これに触発されて、林芙美子「浮雲」を初めて読んだ。彼女が報
道班員として従軍した南方経験に基づく戦後の作品である。大団円に近く、主
人公が、屋久島の八重岳の山容が仏印のアンコールトムのバイヨンに似ている
と言う。すると、この作家はあの時代に当地を訪れたのかと驚く。

昼食後に向かったアンコールワットでは、3年前に始まった中央祠堂第3回廊の修
復工事が完成し、前回の立入禁止が解かれていた。ここの石段は高く急勾配で、
磨耗も激しいため、この禁止措置を内心歓迎した記憶がある。今回は、木の階段
と手摺りが新設されていて、何とか登ってみたが、残念ながら、下りへの恐怖心
から、須弥山に例えられる高みからの眺望は満喫できなかった。

3日目に、国立博物館を再訪した。主要な所蔵品が1年半の間、わが国に貸し出さ
れているといった説明も特に見かけず、入館者もまばらな中、多くの展示物には、
やはりどこか野仏の如き素朴な風情が漂っていた。

滞在中のカンボジアの英字日刊紙「ザ・カンボジアン・ディリー」(5月22-23
日付)によれば、観光省発表の2010年1-4月の外国人観光客は前年同期の80万人
から88万人に10.6%増加しているが、国際金融危機以前のレベルには回復してい
ない一方、今後タイの混乱による影響も懸念されているという。観光は当地の主
要産業であるが、我が日本語ガイドさんによれば、日本人観光客は減少しており、
仕事のないときにはガイドさん達はサッカーに興ずるらしい。この国にはプロリ
ーグはないそうだが、一番の人気スポーツはサッカーとのこと。ただし、彼らと
て、暑熱のせいでサッカーは早朝やるらしい。この国の代表がワールドカップに
出場する日が来るのはいつのことだろうか。

カンボジアからの帰路、大陸に沿って飛行機は北上するが、終始気流の乱れがあ
り、熱い飲み物のサービスは中止された。この航路上に長大な梅雨前線が生じつ
つあったようだ。

6月の終わり、アジアに開かれた都市を標榜する九州の街を訪れた。長い時間、
雲の中を降下し、本格的な梅雨の季節となり連日の豪雨に見舞われていたこの街
を、高度数百メートルに至ってようやく視認したとき、街外れの川はメコン川の
ように褐色の濁流となって海に注いでいた。降り立った空港で、7月から当地の
美術館でアンコールワット展が開催されるとのポスターを見た。思いがけない、
クメールの王達の彫像との再会であった。

                                                                  (Y C)


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