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No.208 (2010年6月16日発行)>>オープンエンドの不動産投資法人って?-2

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         投信協会メールマガジン    No.208        2010/06/16
                                   発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                       
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●--●  CONTENTS  ●--●

1.トピックス
    ◆2010年版の「投資信託ガイド」「REITガイド」を発刊しました
    ◆「投資信託基礎講座」開催のお知らせ
    ◆「不動産投信NEWS」6月号の公表
    ◆投資信託の市場動向(5月中)

2.募集中ファンド

3.投資信託に関するQ&A集-176-
    ◆オープンエンドの不動産投資法人って?-2

4.カフェコーナー
    ◆最近気づいたこと



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1.トピックス

    ◆2010年版の「投資信託ガイド」「REITガイド」を発刊しました

2010年版の「投資信託ガイド」「REITガイド」ができました。
これらのガイドブックは、個人投資家の皆様に無料でお届けしていますので、
ご希望の方は、下記ページをご覧ください。

http://www.toushin.or.jp/guidebook/


    ◆「投資信託基礎講座」開催のお知らせ

当協会とNPOエイプロシス(投資と学習を普及・推進する会)は、未経験者向け
に「投資信託基礎講座」を東京・茅場町で開催します。

開催日:平成22年7月3日(土)

申込方法等、詳細は下記NPOエイプロシスホームページをご覧ください。
https://www.aprosis.com/ceminar/input.php?c=10-00-01-31


    ◆「不動産投信NEWS」6月号の公表

不動産投信に係る主な動き等をとりまとめた「不動産投信NEWS」6月号を公表
しました。公表内容等は5月中の動向です。

詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/reit/newsetc/fudousannews/


    ◆投資信託の市場動向(5月中)

■ 全体の概況
22年5月末の契約型公募証券投資信託の純資産は、前月比4兆8,852億円減少し
て60兆5,080億円となった。このうち、株式投信は前月比4兆1,061億円減少
(うち、運用減5兆270億円)して49兆5,139億円、MMFを除く公社債投信は前月比
7,607億円減少して8兆6,599億円であった。
販売態別に残高を見ると、証券会社経由の契約型公募株式投信の残高は、前月
比2兆696億円減少して24兆6,900億円、銀行等経由の残高は1兆9,971億円減少
して24兆4,701億円となった。
契約型私募投資信託の純資産は前月比1兆4,152億円減少して29兆5,168億円と
なった。

■ 公募証券投資信託の状況

(1)資産動向
                                                         <単位:億円>
                     設定          解約(償還含む)       純資産(前月比)
1.株式投信         20,463          11,254             495,139(-41,061)
2.公社債投信       28,503          36,111              86,599(-7,607)
3.MMF                 570             754              23,342(-184)
合計[1+2+3]        49,536          48,118             605,080(-48,852)

(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加味さ
    れますので、本表では一致しません。

(2)運用状況
5月中の株式運用について、国内株式は2,794億円の買越し、外国株式は2,201
億円の買越しで5月末の組入株式の時価総額は13兆4,177億円となった。
公社債の運用状況については、国内公社債は7,060億円の売越し、外国公社債
は951億円の買越しで5月末の組入公社債の時価総額は26兆4,003億円となって
いる。

(3)主体別残高状況(公募証券投資信託)
                                                         <単位:億円>
                      証券会社      銀行等      投信会社         合計
1.株式投信             246,900     244,701       3,537        495,138
2.公社債投信            85,778         804          17         86,599
3.MMF                   18,987       4,314          40         23,342
合計[1+2+3]            351,665     249,820       3,594        605,079
(シェア:%)              (58.1)      (41.3)       (0.6)        (100.0)


■ 私募投資信託の資産動向
                                                         <単位:億円>
                      設定       解約(償還含む)      純資産計(前月比)
合計(株投+社投)      8,530       4,543                295,168(-14,152)

(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加味
     されますので、本表では一致しません。


■ 不動産投信(J-REIT)の資産動向
                                                         <単位:億円>
                 22年4月(前月比)            22年3月           前年4月
純資産計           38,961(-504)              39,465            39,552
追加出資額             18                       152                 0


■ マーケット指標(参考)
                       22年5月末(前月比)      22年4月末      前年5月末
日経平均株価(円)        9768.70(-1,288.70)    11,057.40       9,522.50
TOPIX(ポイント)          880.46(-106.58)         987.04         897.91
為替(1米$:円)            91.31(-2.76)            94.07          96.48
東証REIT指数             915.05(-84.08)          999.13         890.45
(ポイント)
                           (308回債)          (307回債)      (301回債)
国債利回り(%)              1.26(-0.02)            1.28           1.48



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2.募集中ファンド

新規設定ファンドの手数料、購入窓口等の内容が一覧表になっています。
<株投単位型> 6月中に設定されるファンド ・・・ 2本
<株投追加型> 設定日が6月中のファンド   ・・・20本

詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://data.toushin.or.jp/fund/new/2010/fund10063.pdf



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3.投資信託に関するQ&A集-176-

    ◆オープンエンドの不動産投資法人って?-2

今回は、前回に引き続き、オープンエンド型の不動産投資法人についてご説明
いたします。

★ほとんどクローズドエンド
前回お伝えしたように、不動産投資法人(リート)のほとんどは投資家の解約請
求に応じないクローズドエンド型で、証券取引所に上場しています。不動産投
資法人は、不動産という流動性の低い資産に対して投資を行うため、このよう
な仕組みを用いています。

★オープンエンドの不動産投資法人
ほとんどの不動産投資法人はクローズドエンドで証券取引所に上場し、一般の
個人投資家も購入することができますが、本数は少ないものの、投資家の解約
請求に応じるオープンエンド型の不動産投資法人もあります。このようなオー
プンエンドの不動産投資法人(の投資証券)を購入できる人は機関投資家に限定
されていて、一般の個人投資家は購入することができません。

オープンエンドの不動産投資法人を、仮に一般の個人投資家も購入できるので
あれば、投資家が多数となり、解約が頻繁となるため安定的な運用はできませ
ん。一方、投資家が機関投資家に限定されているのであれば、解約が頻繁では
なく、また解約のタイミング・口数の制限や基準価額が日々算出されない、な
どのオープンエンドとして成り立つために必要な仕組みも、投資家が機関投資
家であれば受け入れられやすいため、投資家を機関投資家に限定してオープン
エンドの不動産投資法人が組成されています。

★どうやって換金を?
上場しているクローズドエンドの不動産投資法人は、取引所で値が付き、売買
が行われますが、オープンエンドの不動産投資法人は資産である不動産の評価
に基づいた基準価額を算出し、投資家は基準価額に基づき購入・換金すること
ができるため、取引所には上場していません。資産が不動産なので、一般の投
資信託のように毎日基準価額が算出され、その基準価額に基づき毎日購入・換
金ができる、ということはなく、ごく限定されたタイミングで基準価額が算出
され、購入・換金ができます。(基準価額の算出のタイミングやいつ時点での
基準価額で購入・換金できるかについては各投資法人の規約に従います)

機関投資家向けのオープンエンドの不動産投資法人は、日々証券取引所で売買
が行われているクローズドエンドの不動産投資法人よりも値動きのリスクが少
なく、また、機関投資家など、長期的に安定した運用収入を志向する投資家が
投資主となることから、長期的な視点に立った安定的な運用が期待できるとい
う指摘があります。


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4.カフェコーナー

    ◆最近気づいたこと

東京ではドラえもんをやるチャンネルは10チャンネルです。ただし、これはア
ナログ放送の話で、今デジタル放送で見るとドラえもんは10チャンネルではな
く5チャンネルでやっています。10チャンネルが5チャンネルになったんだなあ
と思うとドラえもんもずいぶんスリムになったように見えてくるから不思議で
す。

さてそんなある日、10チャンネルの番組をチェックしようと、テレビ欄を見た
ところ、10チャンネルの番組が番組表から消えてしまっているのです。何ごと
ぞと思い、一生懸命10チャンネルの番組を探してしまいました。

ありました。1チャンネルから順番に3チャンネル、4チャンネル、と見ていく
と真ん中あたりに5チャンネルとして、(今までの)10チャンネルの番組表が
あったのです。今まで10チャンネルの番組は8チャンネルの次にあったのに、
今では4チャンネルの隣、5チャンネルのところに出ているのです。

ほっとしたのもつかの間、ある日、他の新聞のテレビ欄で5チャンネルを探す
と今度は5チャンネルがありません。やはり一生懸命探すと、その新聞のテレ
ビ欄では今までどおり10チャンネルのところにデジタルの5チャンネルの番組
表がありました。

整理すると、どうやら新聞によってデジタル放送移行やデジタルテレビの普及
を意識してデジタルのチャンネル順でテレビ欄を表示している新聞と、そうは
言ってもまだアナログ放送があるのだからということでアナログ放送のチャン
ネル順で表示しているところと、二つあるようです(よく見ると「デジタル5
(アナログ10)」とか「アナログ10(デジ5)」とかなっています)。

時代はどんどん変わっていきます。皆さんの地元の新聞で番組表が変わってび
っくりしたことはありませんか?

                                                                (人生)




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  で学べる投資信託」を作成し、無料でお送りしています。

ご希望の方は、ホームページよりご請求ください(各一冊無料)。

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