No.204 (2010年4月21日発行)>>日本版ISAってなに?
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投信協会メールマガジン No.204 2010/04/21
発行:毎月第1・第3水曜日
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●--● CONTENTS ●--●
1.トピックス
◆「投資信託基礎講座in銀座」開催のお知らせ
◆「不動産投信NEWS」4月号の公表
◆投資信託の市場動向(3月中)
2.募集中ファンド
3.投資信託に関するQ&A集-172-
◆日本版ISAってなに?
4.カフェコーナー
◆ナンプレでストレス解消?!
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1.トピックス
◆「投資信託基礎講座in銀座」開催のお知らせ
当協会とNPOエイプロシス(投資と学習を普及・推進する会)は、未経験者向け
に「投資信託基礎講座」を東京・銀座で開催します。
開催日:平成22年5月12日(水)
申込方法等、詳細は下記NPOエイプロシスホームページをご覧ください。
https://www.aprosis.com/ceminar/input.php?c=10-00-01-12
◆「不動産投信NEWS」4月号の公表
不動産投信に係る主な動き等をとりまとめた「不動産投信NEWS」4月号を公表
しました。公表内容等は3月中の動向です。
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/reit/newsetc/fudousannews/
◆投資信託の市場動向(3月中)
■ 全体の概況
22年3月末の契約型公募証券投資信託の純資産は、前月比4兆553億円増加して
63兆6,985億円となった。このうち、株式投信は前月比4兆1,053億円増加(うち、
運用増3兆5,228億円)して52兆5,775億円、MMFを除く公社債投信は前月比227億
円増加して8兆7,798億円であった。
販売態別に残高を見ると、証券会社経由の契約型公募株式投信の残高は、前月
比2兆3,787億円増加して26兆1,639億円、銀行等経由の残高は1兆6,900億円増
加して26兆272億円となった。
契約型私募投資信託の純資産は前月比1兆3,328億円増加して30兆4,293億円と
なった。
■ 公募証券投資信託の状況
(1)資産動向
<単位:億円>
設定 解約(償還含む) 純資産(前月比)
1.株式投信 21,679 15,854 525,775(41,053)
2.公社債投信 35,043 34,818 87,798(227)
3.MMF 629 1,356 23,412(-727)
合計[1+2+3] 57,351 52,028 636,985(40,553)
(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加味さ
れますので、本表では一致しません。
(2)運用状況
3月中の株式運用について、国内株式は2,129億円の売越し、外国株式は1,097
億円の売越しで3月末の組入株式の時価総額は15兆156億円となった。
公社債の運用状況については、国内公社債は3,648億円の売越し、外国公社債
は201億円の買越しで3月末の組入公社債の時価総額は27兆5,735億円となって
いる。
(3)主体別残高状況(公募証券投資信託)
<単位:億円>
証券会社 銀行等 投信会社 合計
1.株式投信 261,639 260,272 3,865 525,775
2.公社債投信 86,957 813 27 87,798
3.MMF 18,925 4,447 40 23,412
合計[1+2+3] 367,521 265,532 3,933 636,986
(シェア:%) (57.7) (41.7) (0.6) (100.0)
■ 私募投資信託の資産動向
<単位:億円>
設定 解約(償還含む) 純資産計(前月比)
合計(株投+社投) 7,633 8,886 304,293(13,328)
(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加味
されますので、本表では一致しません。
■ 不動産投信(J-REIT)の資産動向
<単位:億円>
22年2月(前月比) 22年1月 前年2月
純資産計 40,335(-195) 40,530 39,658
追加出資額 219 0 1,500
■ マーケット指標(参考)
22年3月末(前月比) 22年2月末 前年3月末
日経平均株価(円) 11,089.94(963.91) 10,126.03 8,109.53
TOPIX(ポイント) 978.81(84.71) 894.10 773.66
為替(1米$:円) 93.04(3.61) 89.43 98.23
東証REIT指数 948.90(40.67) 908.23 845.37
(ポイント)
(306回債) (306回債) (299回債)
国債利回り(%) 1.395(0.095) 1.3 1.34
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2.募集中ファンド
新規設定ファンドの手数料、購入窓口等の内容が一覧表になっています。
<株投単位型> 4月中に設定されるファンド ・・・ 1本
<株投追加型> 設定日が4月中のファンド ・・・44本
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://data.toushin.or.jp/fund/new/2010/fund10043.pdf
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3.投資信託に関するQ&A集-172-
◆日本版ISAってなに?
今回は2010年3月に税制に関連する法律が改正されたことにより、2012年1月よ
り実施される予定の「少額の上場株式等投資のための非課税措置」についてご
説明いたします。
★日本版ISAが始まる予定
現在、上場株式の配当金や公募株式投資信託の分配金、またこれらを売却する
ことによる譲渡益にかかる税率は10%です。この10%という率は2011年末まで
の特例措置として軽減されている率で、2012年からは本来の税率、20%が税金
としてかかるようになる予定です。
2011年末に軽減税率が終了することに伴い、個人の株式市場への参加を促進す
る観点から、少額の上場株式などの投資に非課税措置が導入されることになり
ました。この制度はイギリスのIndividual Savings Account(ISA)と呼ばれる
仕組みを参考にしたため日本版ISAと呼ばれることがあります。
★日本版ISAの具体的な仕組み
2012年1月より実施される予定の非課税措置において、非課税の対象となるのは
上場株式や公募株式投資信託などの配当金・分配金と、それらの譲渡益ですが、
いくつかの制限や手続きがあります。
まず、証券会社などの金融機関に専用の非課税口座を新規に開設する必要があ
り、その口座は2012年から2014年までの3年間において開設することができます。
開設できるのは1年間のうち、1人1口座に限られています。3年間では年ごと1口
座開設すれば3口座開設できます。ただし、開設できるのは20歳以上の方という
制限があります。
非課税口座は投資額の限度額が定められていて、口座を開設した年に行う新規
投資、上限100万円までを口座に入れることができます。口座を開設した年以後
に新規投資することはできません。
この口座において、口座を開設した年から10年間、上場株式や公募株式投資信
託などによる配当金・分配金や譲渡益が非課税となります。なお、この口座内
では、譲渡損は発生してもないものとみなされます。
1口座の投資額の限度が100万円、3年間で1人3口座まで非課税口座を開設できる
ので、合計すると3年間で300万円の投資を行い、その後10年間、その口座にお
ける配当金・分配金、譲渡益については非課税の措置を受けることができるよ
うになる予定です。
*2010年4月時点での税制に基づいており、今後税制の変更の影響を受ける可
能性があります。
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4.カフェコーナー
◆ナンプレでストレス解消?!
最近、はまっているのがナンバープレイス。新聞のクイズコーナーに掲載され
ていたり書店のクイズ本コーナーにも山と積まれているのでご存知の方も多い
と思いますが、知らない方のために簡単に解説を。
たて列(9列)、横行(9行)の各9マスに、1から9までに数字をひとつず
つ埋めていくクイズです。9行9列は3マスごとに太線で囲まれており、3×3
のブロックの9マスに対しても、1から9までの数字が1回ずつ入り、たて列と
横行、3×3のブロック内いずれも同じ数字が重なることはありません。
通勤電車では鉛筆片手に問題を解いている方を見かけていましたが、"脳を活性
化させる"や"集中でストレス解消"という見出しに誘われ、初級編100問の冊
子を購入しました。20分で解ける初級編のはずなのに、慣れるまでは数マス
で埋めるのがやっとで、ストレス解消どころか"集中でストレス増加"が何日も
続きました。
が、「継続は力なり」。ある時、いい調子でスラスラと解けたなと思うと時間
の壁は乗り越えられていませんが、完成までたどり着くことができました。
う~ん、これはいい感じ。やっと少しタイトル通りのストレス解消を感じるこ
とができました。
最近はコツを得て調子に乗っているせいか、一日に何問も挑戦するまでになり
ました。しかし何問の中には難問もあったりして・・・。そんな時は少し悩ん
で次の問題にいったり、それでやめてしまったり。何日か経って再び難問に挑
戦するわけですが、全て埋めることができると、いつも以上にストレスが解消
されスッキリ度も高まります。
ナンプレに挑戦したことがない方はぜひ一度Tryしてみてはいかがでしょう。
(すっきり)
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