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No.2 (2001年12月19日発行) >>いくらから買えるの?分散投資のメリットってなに

                                

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      投信協会メールマガジン  No. 2    2001/12/19
                発行:毎月第1・第3水曜日 
                                                                            
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1.名称決定

2.トピックス 
   ◆ 投資信託に関するアンケート調査 (2)
   ◆ 投資信託の市場動向(11月中)

3.  募集中ファンド  

4.  投資信託入門
   ◆いくらから買えるの?分散投資のメリットってなに?

5. カフェコーナー 

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1.名称が決定しました

このたび投資信託協会がメールマガジンを発行するにあたり、名称を一般公募
しておりましたが、検討の結果、「投信協会メールマガジン」に決定いたしま
した。
ご応募ありがとうございました。


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2.トピックス 

◆ 投資信託に関するアンケート調査(2) ◆

一般世帯を対象に投資信託とのかかわり方について調査した「投資信託に関す
るアンケート調査報告書」より、前回に引き続き、主な内容をご紹介したい。

――目論見書の閲読率は52.7%――
投資信託の購入目的は、「老後の生活資金」(34.3%)や、「無目的の余裕資
金」(32.8%)が高く、「子供又は孫のための教育資金等」(11.1%)や「住
宅資金」(7.8%)と続いている。

投資信託(MMFや中期国債ファンド以外)を購入する際に考える保有期間
は、現在保有している世帯では32.9%の「特に決めていない」が最も高く、次
いで「2年以上3年未満」(15.3%)、「3年以上5年未満」(14.9%)と続く。保有
経験世帯では「1年以上2年未満」の28.4%が最も高く、「特に決めていない」
(26.2%)、「3年以上5年未満」(17.0%)と続く。

投資信託の運用実績についての質問には、「期待した以上だった」とする割合
は1.0%と少なく、「期待通りの実績だった」(7.8%)と合わせても1割に満た
なかった。一方、「期待していたよりもやや悪かった」が24.7%、「全く期待
はずれだった」は22.2%となり、全体の半数近くが“期待以下”と評価し、厳
しい評価をしている。

投資信託の商品を説明した「目論見書(受益証券説明書)」の閲読状況は、「読
んでよく理解できた」が15.3%、「読んだが内容が良くわからなかった」が37.
4%となっており、これらを合わせた閲読率は52.7%であった。この比率は前回
より5.5ポイントアップしている。
なお、目論見書を「読んだが内容がよくわからなかった」あるいは「難しそう
なので読まなかった」と答えた世帯は、その理由として「内容が多すぎて読む
気にならない」(63.6%)や「専門用語が多すぎるので理解しづらい」(54.5
%)「重要な箇所がわからない」(50.0%)をあげている。


――今後購入を考えている商品は「MMF・中期国債ファンド・MRF」――

今後購入を考える投資信託の種類としては「安定重視型」が67.9%と圧倒的に
高く、以下「利回り追求型」(17.2%、前回比8.0ポイント低下)、「値上がり
益・利回り追求型」(12.4%)「値上がり益追求型」(9.3%)、「積極値上がり
益追求型」(2.5%)と続いており、よりリスクが小さい商品を希望している様
子がうかがえる。

具体的な商品分類で尋ねると「MMF・中期国債ファンド・MRF」が27.7%
と前回調査同様、根強い人気でトップを占めており、「国内債券ファンド」も
13.3%で続き、わずかながら3回連続で上昇している。

今後購入するとした場合の購入窓口を尋ねた質問では、「特にこだわらない」
が33.4%とトップだが、前回比4.6ポイントの下降。「銀行等の金融機関」
(27.7%)や「証券会社の窓口」(20.8%)は前回調査とあまり変化は見られ
ないが、「通信・インターネット」は4.8ポイント上昇し、7.5%となった。


――投資信託の認知率は8割以上――

投資信託について「よく知っている」と答えたのは12.2%、「名前を知ってい
る程度である」のは81.3%、「名前も知らなかった」のは6.4%であった。
投資信託の特徴を12項目あげて知っているものを選択してもらったところ、「
元本の保証はない」が52.9%で最も高く、「銀行等の金融機関でも購入できる」
が42.0%、「MMF・中期国債ファンド・MRFは投信商品である」が34.7%、
「価格変動のほか為替リスクがある」が32.0%、「国内の投信と海外の投信が
ある」が30.1%と続いている。一番低かったのは「信託財産は、信託銀行で分
別保管(※)されているので、万が一の場合でも安全である」(4.2%)であった。

(※)分別保管についてはNo.1の“投資信託入門”に解説しています。


◆ 投資信託の市場動向(11月中) ◆

11月末の投信の資産増減状況は、設定額で5兆8,138億円、解約額で10兆3,1
79億円(過去2番目の水準)、償還額51億円、差し引き4兆5,092億円の資金減
となったが、1,190億円の運用増(2ヶ月連続の増加)が加わり、純資産総額
は前月末と比較し4兆3,901億円減少して、53兆6,388億円となった。

株式投信は、設定額で1兆214億円、解約額3,511億円、償還額39億円、差し引
き6,662億円の資金増となり、昨年2月以来連続(1年10ケ月間)の増加となっ
た。純資産総額は前月末と比較し8,767億円増加(運用増は2,104億円)して、
14兆8,318億円(2ケ月連続の増加)となった。設定額の内訳を見ると、ETF
で5,518億円の設定があり、この他でもバランスタイプが先月に引き続き好調
であった。

公社債投信は、設定額で3兆6,850億円、解約額4兆150億円、償還額11億円、差
し引き3,310億円の資金減となり、純資産総額は3,644億円減少(運用減は333億
円)して、25兆1,409億円となった。主な純資産の増減は、中期国債ファンドで
643億円増加、フリー・ファイナンシャル・ファンドで1,267億円等が増加した
が、長期公社債投信で621億円の純資産減、短期決算ファンドで4,350億円減と
なった。

MMFは、設定額で1兆1,073億円、解約額5兆9,517億円(過去最高額)、差し引
き4兆8,444億円の資金減となり、純資産総額は前月末と比較し4兆9,024億円減少
(過去最高額)して、13兆6,659億円となった。

保有資産の内訳を見ると、追加型株式投信の組入れ株式比率は前月より1.7%増
加し64.4%、投信全体の組入れ公社債は前月より1.4%減少して53.3%、同組入
れ余資運用は、前月より0.5%減少して14.0%となっている。

株式の売買状況は、国内外合わせて1兆1,207億円の買い越し(本年2月より連続
買い越し)となった。

銀行等の窓口販売の純資産総額は、全体では12兆1,254億円(内公募分8兆8,695
億円、内私募分3兆2,559億円)となり、前月と比較し1,860億円の減少となった。
タイプ別の内訳を見ると株式投信の純資産総額は6兆281億円(前月比2,957億円
増加)、公社債投信は2兆8,015億円(同365億円増加)となり、MMFは、3兆2,
957億円(同5,182億円減少)となった。


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3.  募集中ファンド

12月19日現在募集中の新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等が一覧
表になっています。詳しくは添付のファイルをご覧下さい。
(fund01122.pdf)


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4. 投資信託入門

◆投資信託ってなに? ◆

いくらから買えるの?

まとまった大きな額でないと申し込むことはできないのですか?

いいえ、そのようなことはありません。多くのファンドは1万円あるいは1万
口から申し込むことができます。また、MMFや中期国債ファンド、MRFなど
は1円から購入できます。 (詳しくは窓口でご確認下さい。)

最近では、積立てプランといって毎月一定日に一定額で、決まったファンドを
買い付けていくプランを提案している窓口も多く見受けられます。毎月一定額
積み立てることにより、「時間分散」を図ることもできます。リスクを少しでも
回避したいとお考えなら、このような方法をとることも有効です。


分散投資のメリットってなに?

「卵は一つのカゴに盛るな」ということわざを知っていますか?
これは貯蓄に関することわざの一つで、全ての卵を一つのカゴに盛っていた場
合、カゴを落とせば全ての卵が割れてしまいますが、いくつかのカゴに分けて
卵を盛っていれば、一つを落としても全ての卵を割ってしまうことは避けられ
るということを表わしています。
これを資産運用にあてはめると、全財産を一つに集中して預けるのではなく複
数のものに分散させること、これが大切だということです。

来年4月からいよいよペイオフが解禁されますが、そうなると一預金者当たり1
金融機関で「元本1000万円と利息」までが最低保証されることになります。
1000万円以上の資産をお持ちの方は、金融機関を分散させることも当然考えな
ければならないでしょう。

投資信託は一つの商品を選んでも自然に分散投資ができますが、複数の投資信
託を選べばより一層の分散効果が発揮されることになるのです。

次回は、どこで買えるの? について説明します。


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5. カフェコーナー

近年、若い人を中心に、休暇を海外で楽しむ人が多い。地球は次第に小さくな
り、海外どこに行っても、日本人に会わない所はないといっても良いほどであ
る。かつて、日本人は島国根性という言葉も今や死語になりつつあるようだ。
海外に出れば、異なる文化、異なる歴史、異なる国土を持った人々に接し、も
のの見方も変ってくる。

15年程前、小生もパリに住んだことがある。「フランス人のいないパリは最高」
と悪口を言われるフランス人も、実は決して不親切なわけではない。何か頼め
ば親切だが、余計なおせっかいをしないだけである。ラテン系なので、一般に
明るく、映画や絵画を愛し、ワインや食事はうまい。

欧州の人の休暇は一般に長い。森や海に行って、あまり動き回ることなくバケ
ーションを楽しむ(ある人が、日本人に出来ないことは、何もしないでボーとし
ていることであると言っていた。事実、小生も試みたが、2時間位が限度だ。
とかく日本人はせっかちで、休暇も忙しい。忙しいという字は、心を亡ぼすと
書くと言う人もいる。)。パリに生活して、人生は楽しむことにあるということ
を実感したが、残念ながら、日本の土地を一歩踏んだ途端に忘れてしまった。

今まで訪れて最も感激した所はエジプトである。ナイル川に沿った巨大な神殿
を見ると、歴史を感じる。訪れる順序も大切で、歴史をたどるなら、イタリア、
ギリシャ、最後にエジプトに行くことを薦めている。中国の遺跡、米国の国立
公園、欧州の中世都市、東南アジアの仏教遺跡、各地のリゾート、人とのふれ
あい等々、人によって興味・感激は異なろうが、最初の印象は強烈であり、第一
印象を大切にしたい。問題は、海外に出る「時間と金の余裕」双方を見つける
のが難しいことだが........

旅行は視野を広め、それなりに人生を豊かにしてくれるし、意見・考え方が違っ
ても、いろいろな人が互いに理解しあうためにも重要である。先般のテロで、
海外に行く人が激減しているが、極めて残念である。21世紀はテロとの戦いの
時代などと言われるが、とんでもないことである。誰もが、安心して自由に世
界を旅行できるよう、人類の知恵を絞って対処する必要がある。ともかく、海
外旅行には、『リスクはあるが、夢がある』。どこかで聞いたせりふだな。(Y.K.)


★-----★★ お知らせ ★★-----★-------------------------------------★

1月の配信は、変則的に第2水曜日(9日)と第4水曜日(23日)を予定し
ております。ご了承下さい。

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