No.199 (2010年2月3日発行)>>投資法人債ってなに?
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投信協会メールマガジン No.199 2010/02/03
発行:毎月第1・第3水曜日
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●--● CONTENTS ●--●
1.トピックス
◆「投信フォーラム2010 in大分」開催のお知らせ
◆大証と共催「投資信託入門セミナー」開催のお知らせ
◆投資信託の市場動向(平成21年中)
◆投資信託の市場動向(平成21年12月中)
2.募集中ファンド
3.投資信託に関するQ&A集-167-
◆投資法人債ってなに?
4.その他
◆投資信託概況の発表日
5.カフェコーナー
◆LEDに換えてみる
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1.トピックス
◆「投信フォーラム2010 in大分」開催のお知らせ
■ フォーラムの概要
主催:投資信託協会 大分合同新聞社 全国地方新聞社連合会
日時:平成22年2月13日(土) 13時30分~15時30分 (13時開場)
会場:大分県農業会館
内容:第1部/特別講演
演題「噺家のくらし」
講師:落語家 三遊亭 歌奴氏
第2部/投資信託の専門家による投資信託入門セミナー
演題「“あんしん”投資信託活用法」
講師:アナリスト 島田 知保氏
申し込み方法など、詳細は下記ページをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/seminar/2010/3454/
◆大証と共催「投資信託入門セミナー」開催のお知らせ
当協会と大阪証券取引所は「投資信託入門講座」を大阪市で開催します。
■ セミナーの概要
主催:大阪証券取引所 投資信託協会
日時:平成22年2月26日(金) 18時30分~20時40分 (18時受付開始)
会場:大阪証券取引所 北浜フォーラムABC室
内容:第1部
演題「ライフプランを実現する資産運用」
講師:ファイナンシャル・プランナー 紀平 正幸氏
第2部
演題「初心者のためのETF(上場投資信託)入門」
講師:野村アセットマネジメント 福崎 真純氏
申込方法等、詳細は下記大阪証券取引所ホームページをご覧ください。
http://www.ose.or.jp/cms/news/detail.php?id=15457&style=ja
◆投資信託の市場動向(平成21年中)
21年中の契約型の公募証券投資信託は設定額が55兆3,183億円、解約・償還額5
2兆2,818億円で差引き3兆364億円の資金純増であった。この結果、純資産は前
年末に比べ9兆3,088億円増加(うち、運用増6兆2,724億円)し、年末には61兆4,
551億円となった。
契約型の私募証券投資信託は設定額が7兆9,833億円、解約・償還額が6兆7,921
億円で差引き1兆1,911億円の資金純増となった。この結果、純資産は4兆1,118
億円(うち、運用増2兆9,207億円)増加し、年末には29兆6,676億円となった。
■ 公募株式投信
設定額は17兆8,273億円、解約・償還額は14兆6,989億円で差引き3兆1,282億円
の資金純増となった。この結果、純資産は前年末に比べて9兆4,016億円増加
(うち、運用増6兆2,733億円)して、年末には50兆2,436億円となった。
■ 公募公社債投信(除くMMF)
設定額は36兆5,074億円、解約・償還額36兆4,426億円であった。この結果、純
資産は前年末に比べ638億円増加(うち、運用減9億円)して、年末には8兆7,554
億円となった。
■ MMF
設定額は9,835億円、解約・償還額は1兆1,402億円であった。この結果、純資
産は前年末に比べて1,566億円減少し、年末には2兆4,560億円となった。
◆投資信託の市場動向(平成21年12月中)
全体の概況
21年12月末の契約型公募証券投資信託の純資産は、前月比3兆3,356億円増加し
て61兆4,551億円となった。このうち、株式投信は前月比3兆640億円増加(うち、
運用増2兆8,121億円)して50兆2,436億円、MMFを除く公社債投信は前月比2,917
億円増加して8兆7,554億円であった。
販売態別に残高を見ると、証券会社経由の契約型公募株式投信の残高は、前月
比1兆6,646億円増加して24兆5,864億円、銀行等経由の残高は1兆3,677億円増
加して25兆3,004億円となった。
契約型私募投資信託の純資産は前月比1兆292億円増加して29兆6,676億円とな
った。
■ 公募証券投資信託の状況
(1)資産動向
<単位:億円>
設定 解約(償還含む) 純資産(前月比)
1.株式投信 17,763 15,243 502,436(30,640)
2.公社債投信 36,971 34,034 87,554(2,917)
3.MMF 829 1,030 24,560(-201)
合計[1+2+3] 55,564 50,309 614,551(33,356)
(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加味
されますので、本表では一致しません。
(2)運用状況
12月中の株式運用について、国内株式は1,259億円の売越し、外国株式は71億円
の売越しで12月末の組入株式の時価総額は14兆2,940億円となった。
公社債の運用状況については、国内公社債は1,563億円の売越し、外国公社債は
567億円の買越しで12月末の組入公社債の時価総額は27兆1,974億円となってい
る。
(3)主体別残高状況(公募証券投資信託)
<単位:億円>
証券会社 銀行等 投信会社 合計
1.株式投信 245,864 253,004 3,567 502,436
2.公社債投信 86,690 835 28 87,554
3.MMF 19,973 4,547 40 24,560
合計[1+2+3] 352,527 258,387 3,636 614,551
(シェア:%) (57.4) (42.0) (0.6) (100.0)
■ 私募投資信託の資産動向
<単位:億円>
設定 解約(償還含む) 純資産計(前月比)
合計(株投+社投) 5,543 6,372 296,676(10,292)
(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加味
されますので、本表では一致しません。
■ 不動産投信(J-REIT)の資産動向
<単位:億円>
21年11月(前月比) 21年10月 前年11月
純資産計 40,041(380) 39,661 39,769
追加出資額 279 30 0
■ マーケット指標(参考)
21年12月末(前月比) 21年11月末 前年12月末
日経平均株価(円) 10,546.44(1200.89) 9,345.55 8859.56
TOPIX(ポイント) 907.59(67.65) 839.94 859.24
為替(1米$:円) 92.10(5.29) 86.81 91.03
東証REIT指数 893.19(57.31) 835.88 900.36
(ポイント)
(305回債) (305回債) (298回債)
国債利回り(%) 1.285(0.025) 1.26 1.165
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2.募集中ファンド
新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表になってい
ます。
<株投単位型> 2月中に設定されるファンド・・・ 5本
<株投追加型> 設定日が2月中のファンド ・・・51本
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://data.toushin.or.jp/fund/new/2010/fund10021.pdf
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3.投資信託に関するQ&A集-167-
◆投資法人債ってなに?
今回は、不動産投資法人(リート)が発行する投資法人債についてご説明いたし
ます。
★いくつかの資金調達手段
不動産投資法人は、投資証券と呼ばれる、株式会社であれば株式に相当する証
券を発行して資金を調達します。この投資証券が市場において売買され、日々
値段がついています。また、不動産投資法人の資金調達手段は投資証券の発行
だけではなく、借り入れや投資法人債を発行して資金を調達することもできま
す。
★社債と類似
投資法人債は、株式会社でいうところの社債に相当するものです。法律上、ク
ローズドエンド型の投資法人であれば投資法人債を発行することが可能です。
日本の証券取引所に上場しているリートはクローズドエンド型の投資法人です
から、法律上投資法人債を発行し資金調達することが可能です。
投資法人債を発行する際には、不動産投資法人の役員会での決議を経る必要が
あり、不動産投資法人の規約に記載された額を上限として投資法人債を発行す
ることができます。発行する際には投資法人債管理者を設置し、債権者のため
に弁済の受領、債権の保全などを委託しなければならないとされています。こ
れは社債における社債管理者と類似しています。(ただし、債券の金額が1億円
以上である場合には管理者を設置しないで発行することもできます。)
★CPの発行
2006年より法律が改正され、投資法人債に加え、投資法人は短期投資法人債
(CP)を発行できるようになりました。短期投資法人債は一定の特定資産の取得
や不動産の緊急の修繕、敷金の返還、投資証券・投資法人債の発行までの間の
必要な資金の調達、などを目的として発行することができます。
★発行する際は開示する
投資法人債や短期投資法人債の発行状況については資産運用報告に記載され、
発行残高、利率、償還期限などが開示されています。また、資産運用報告とは
別に、債券が発行される際は情報を開示し、一般の投資家は上場証券取引所の
開示システムやリートのウェブサイトなどで情報を閲覧することができます。
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4.その他
◆投資信託概況の発表日
当協会では、毎月1回、前月末の純資産等の数字を発表しております。1月分の
発表日は2月12日(金)を予定しております。なお、ホームページへの記事掲載
は同日16時の予定です。
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5.カフェコーナー
◆LEDに換えてみる
つい最近、切れた電球の換えを買うために家電屋によったら、照明コーナーで
はLED電球が一番目に付くところに展示してあって、大々的にアピールされてい
ました。LEDは電気を通すと発光する半導体のことのそうで、LEDを使った電球
は、消費電力が低く、寿命も長く、しかも低発熱なんだそうです。店頭では白
熱球と比べてこんなに省エネ!&長寿命!ということを大々的にアピールして
いました。
店頭に展示してあるLED電球を見た限り、白熱球や電球型の蛍光灯と比べてみ
ても、なんの問題もなく使えそう。私は蛍光灯につける小さな豆電球、常夜灯
と言うそうなんですが、その常夜灯が切れたため換えを探していました。LED
電球が大手メーカー中心なのに対し、LED常夜灯は失礼ながらあまり聞いたこ
とのないメーカーが中心。とりあえずLEDを試してみたかったので、口径・ワ
ット数などを確認し、なんとなく暗いんじゃないだろうか?という不安があっ
たので、明るそうな、LEDを複数個使ったLED常夜灯を買ってみました。
家に帰って早速常夜灯を交換し、初LEDだったので期待しながら照明のスイッチ
を入れました。
「く、くらい!」 常夜灯なのでそれほどの明かりは求めていませんでしたが、
これほどまで暗いとは…。いやきっと選べばもっと明るいLED常夜灯はあるん
でしょう。
1分くらいその暗さに目を慣らさないと、LED常夜灯の下では周りになにがある
のかよくわかりません。ただ、LED常夜灯とはこういうものだ、と思えばそん
なに悪くはない気がします。むしろ今までの常夜灯が明るすぎた、とも思える
ような。
いややはり暗いです…。
(AS)
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