No.193 (2009年11月4日発行)>>資産配分固定型・資産配分変更型ってなに?
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投信協会メールマガジン No.193 2009/11/04
発行:毎月第1・第3水曜日
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●--● CONTENTS ●--●
1.トピックス
◆「投信フォーラム2009 in京都」開催のお知らせ
◆議決権行使状況についてのアンケート調査結果の公表
◆「投資信託の世界統計」(2009年第2四半期)の公表
2.募集中ファンド
3.投資信託に関するQ&A集-161-
◆資産配分固定型・資産配分変更型ってなに?
4.その他
◆投資信託概況の発表日
5.カフェコーナー
◆タワー今昔
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1.トピックス
◆「投信フォーラム2009 in京都」開催のお知らせ
著名人と資産運用の専門家をお招きして、資産運用の講演会を京都府京都市で
開催いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。(参加費は無料です)
■ フォーラムの概要
主催:投資信託協会 京都新聞社 全国地方新聞社連合会
日時:平成21年12月19日(土) 13時30分~15時30分 (開場:13時)
会場:京都新聞文化ホール
内容:第1部/特別講演
演題「私の歩んできた道」
講師:タレント 清水圭氏
第2部/FPによる投資信託入門セミナー
演題「資産運用は時間を味方につけましょう」
講師:ファイナンシャルリサーチ代表 深野康彦氏
申し込み方法など、詳細は下記ページをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/seminar/2009/3084/
◆議決権行使状況についてのアンケート調査結果の公表
当協会では、投資信託委託業者会員に対し、株主総会における国内株式の議決
権行使状況についてアンケート調査を実施し、平成21年の調査結果を取りまと
めました。
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/statistics/report/voting/
◆「投資信託の世界統計」(2009年第2四半期)の公表
当協会では、投資信託の世界統計をとりまとめた「投資信託の世界統計」
(2009年第2四半期)を公表しました。
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/statistics/world/
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2.募集中ファンド
新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表になってい
ます。
<株投単位型> 11月中に設定されるファンド・・・ 4本
<株投追加型> 設定日が11月中のファンド ・・・34本
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://data.toushin.or.jp/fund/new/2009/fund09111.pdf
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2.投資信託に関するQ&A集-161-
◆資産配分固定型・資産配分変更型ってなに?
今回は、投資信託の目論見書などに記載される、投資信託の属性区分の一項目
である「資産配分固定型」「資産配分変更型」についてご説明いたします。
★投資信託の商品分類とは
投資信託協会では、「商品分類に関する指針」を定め、この指針に基づき、目
論見書などに投資信託の分類が記載されています。分類は目論見書の表紙に記
載する「商品分類」と、目論見書の本文中において示される「属性区分」によ
って構成されています。
商品分類において、複数の資産(株や債券、リートなど)を収益の主な源泉とす
る場合、投資先資産は「資産複合」と記載されます。「資産複合」はさらに、
属性区分において「資産配分固定型」と「資産配分変更型」に区分けすること
ができます。
★資産配分固定型
資産配分固定型の定義は、「目論見書又は投資信託約款において、複数資産を
投資対象とし、組入比率については固定的とする旨の記載があるものをいう。」
とされています。
上記に分類される投資信託の運用の基本方針には、例えば
「あらかじめ、長期的な視点から各資産への基本資産配分を定め、基本資産配
分と同程度の投資比率を維持することを基本とします。」
のような記述があります。(あくまでも記載の一例です)
★資産配分変更型
資産配分変更型の定義は、「目論見書又は投資信託約款において、複数資産を
投資対象とし、組入比率については、機動的な変更を行なう旨の記載があるも
のもしくは固定的とする旨の記載がないものをいう。」とされています。
上記に分類される投資信託の運用の基本方針には、例えば
「グローバルなアセット・アロケーションにより、機動的に資産配分を変更
し、ベンチマークを上回る投資成果を目指します。」
のような記述があります。(あくまでも記載の一例です)
複数の資産に投資する投資信託において、「資産配分固定型」「資産配分変更
型」の区分けにより、投資先資産の組入比率をほぼ固定したり、ある一定の範
囲に抑える投資信託なのか、それとも機動的な組入比率の変更を行う投資信託
なのか、簡潔に把握することができます。
*資産複合型は直接複数の資産に対して投資する投資信託もありますが、ファ
ンドオブファンズやファミリーファンドといった投資形態によって実質的に複
数の資産に対して投資している投資信託もあります。この場合、目論見書の本
文中で示される属性区分における投資対象資産では「その他資産(投資信託証
券(資産複合(株式、債券)資産配分変更型))」などと記載されることがありま
す。この記載は投資先の投資信託の属性を示しています。
*商品分類については
http://www.toushin.or.jp/mailmag/backnumber/
のNo.172-175をご覧ください。
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3.その他
◆投資信託概況の発表日
当協会では、毎月1回、前月末の純資産等の数字を発表しております。10月分
の発表日は11月13日(金)を予定しております。なお、ホームページへの記事掲
載は同日16時の予定です。
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4.カフェコーナー
◆タワー今昔
私の住む東京の下町では、東京スカイツリーと名づけられたタワーが建設中で
ある。通勤途中に見えるのだが、今年の夏頃からにわかにタワーらしい威容を
現し始めた。目の前でコンクリートの円柱が日々積みあがっていく様子は圧巻
で、当初は今日は何段、先週より何段増えたなどと数えていたが、そのうち見
上げるのがしんどくなってやめてしまった。
データによると、10月1日現在、着工から445日目で164M、2011年12月の完成時
には634Mになる。当初610Mの予定であったが、中国の広州で建設中のタワーを
超えて世界一にするために、頂上のアンテナ部分を「調整」したことが、先日
報道されていた。ある新聞の論説委員は、日本にもまだ世界一にこだわる気概
が残っていたのかと感心していたが、気概というより、せっかくなのでとりあ
えず一番にしておきました、といったところが案外、真相ではないか。
一方、タワーの足元では、ふと気づくと、老夫婦だけでひっそりとやっていた
小さな中華料理店が、バリケードで囲まれた広大な建設予定地の一角にとりこ
まれていたりして、開発も急ピッチだ。ついこの間まで、寂れているの、不便
だのと文句を言っていたくせに、馴染んだ界隈がいずこも同じ再開発の街の顔
になっていくことに、いささかさびしさを感じる。
数年前になるが、「三丁目の夕日」という映画があった。CGを駆使した映像で
評判になったので、ご覧になった方も多いと思うが、ストーリー全体を通じて、
建設中の東京タワーは戦後日本の発展の象徴として描かれていた。昭和30年代、
人々は期待と羨望をこめてこの巨大な建築物を見つめ、自分自身や子孫の未来
をそこに重ね合わせていたのだろうか。人々の希望をのせて高く伸びていった
あのタワーと、今のタワーを比較すると、この半世紀の間に日本という国、と
りわけそこに暮らす人達の心がいかに大きく変わったか、改めて考えさせられ
る。
映画は、主人公の一平少年が完成したばかりのタワーの展望台から、変貌をと
げる東京を見渡す場面で終わる。新タワーの展望台に立つであろう現代の一平
少年の胸にもまた、未来への希望が満ちていることを願うばかりである。
(クー)
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