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No.182 (2009年5月20日発行) >>為替ヘッジってなに?‐1

                                

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         投信協会メールマガジン    No.182         2009/5/20
                                 発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                       
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●--●  CONTENTS  ●--●

1.トピックス
  ◆「投資信託入門講座(東京・茅場町)」開催のお知らせ
  ◆投資信託の世界統計の公表
  ◆「不動産投信NEWS」5月号の公表
  ◆投資信託の市場動向(4月中)

2.募集中ファンド

3.投資信託に関するQ&A集‐150‐
  ◆為替ヘッジってなに?‐1

4.カフェコーナー
  ◆専制



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1.トピックス

  ◆「投資信託入門講座(東京・茅場町)」開催のお知らせ

当協会とNPOエイプロシス(投資と学習を普及・推進する会)は、未経験者向けに
「投資信託入門講座」を東京・茅場町で開催します。

主催:NPOエイプロシス (社)投資信託協会
日時:平成21年6月12日(金) 13時00分 (受付:12時30分)
会場:東京証券会館9階 第8会議室
   (東京メトロ「茅場町」駅8番出口直結)

申込方法等、詳細は下記NPOエイプロシスホームページをご覧ください。
https://www.aprosis.com/ceminar/input.php?c=09-00-01-21


  ◆「投資信託の世界統計」(2008年第4四半期)の公表

当協会では、投資信託の世界統計をとりまとめた「投資信託の世界統計」
(2008年第4四半期)を公表しました。

詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/info/w_result.html


  ◆「不動産投信NEWS」5月号の公表

当協会では、不動産投信のより一層の普及のため、不動産投信に係る主な動
き等をとりまとめた「不動産投信NEWS」5月号を公表しました。
なお、公表内容等は4月中の動向です。

詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/info/fudousan_news.html


  ◆投資信託の市場動向(4月中)

全体の概況
21年4月末の契約型公募証券投資信託の純資産は、前月比2兆1,088億円増加し
て53兆5,875億円となった。このうち、株式投信は前月比1兆9,035億円増加(う
ち、運用増1兆9,635億円)して42兆2,822億円、MMFを除く公社債投信は前月比
1,701億円増加して8兆7,014億円であった。
販売態別に残高を見ると、証券会社経由の契約型公募株式投信の残高は、前月
比9,860億円増加して19兆7,229億円、銀行等経由の残高は9,210億円増加して
22兆2,685億円となった。
契約型私募投資信託の純資産は前月比1兆3,008億円増加して26兆869億円とな
った。


Ⅰ.公募証券投資信託の状況

(1)資産動向
                                                         
                     設定         解約(償還含む)      純資産(前月比)
1.株式投信         11,946         12,276             422,822(19,035)
2.公社債投信       32,092         30,396              87,014 (1,701)
3.MMF               1,040            958              26,038    (82)
合計[1+2+3]        45,079         43,630             535,875(21,088)

(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加味さ
     れますので、本表では一致しません。

(2)運用状況
4月中の株式運用について、国内株式は638億円の売越し、外国株式は2億円の買
越しで4月末の組入株式の時価総額は12兆726億円となった。
公社債の運用状況については、国内公社債は7,380億円の買越し、外国公社債は
410億円の買越しで4月末の組入公社債の時価総額は26兆6,139億円となってい
る。

(3)主体別残高状況(公募証券投資信託)
                                                          
                      証券会社      銀行等      投信会社         合計
1.株式投信             197,229     222,685       2,907        422,822
2.公社債投信            86,064         920          30         87,014
3.MMF                   20,882       5,115          40         26,038
合計[1+2+3]            304,175     228,721       2,978        535,875
(シェア:%)              (56.8)      (42.7)       (0.5)        (100.0)


Ⅱ.私募投資信託の資産動向
                                                          
                      設定       解約(償還含む)      純資産計(前月比)
合計(株投+社投)      8,856       6,601                260,869(13,008)

(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加味
     されますので、本表では一致しません。


Ⅲ.不動産投信(J-REIT)の資産動向
                                                          
                 21年3月(前月比)         21年2月             前年3月
純資産計           39,597(-60)            39,658              38,103
追加出資額          2,000                  1,500                 457


Ⅳ.マーケット指標(参考)
                       21年4月末(前月比)      21年3月末     前年4月末
日経平均株価(円)       8,828.26(+718.73)       8,109.53     13,849.99
TOPIX(ポイント)          837.79 (+64.13)         773.66      1,358.65
為替(1米$:円)             97.78  (-0.45)          98.23        104.14
東証REIT指数             838.83  (-6.54)         845.37      1,492.00
(ポイント)
                              (300回債)       (299回債)     (291回債)
国債利回り(%)               1.43(+0.09)            1.34         1.575



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2.募集中ファンド

新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表になってい
ます。

 5月中に設定されるファンド ・・・4本
 設定日が5月中のファンド  ・・・21本
 5月中に設定されるファンド ・・・1本


詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/fund/new/2009/fund09053.pdf



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3.投資信託に関するQ&A集‐150‐

  ◆為替ヘッジってなに?-1

外国の株式や債券などに対して投資を行う投資信託には為替変動リスクがあ
ります。為替変動リスクとは為替レートが変動することで基準価額が変動し
てしまう可能性のことですが、このリスクを小さくすることを為替ヘッジと
言います。

★外貨建資産への投資
現時点のドル円の為替レートは1ドル100円、日本の国債の金利が1%、アメリ
カ国債の金利が3%の例で考えてみます。この場合、日本において100円を日本
の国債に投資したとすると、1年後に100円は101円になります。一方、現時点
で100円を1ドルに替え、1ドルをアメリカの国債に投資したとすると、1年後
には1.03ドルとなります。

100円→日本の国債(金利1%)に投資→101円(1年後)
100円→1ドル→アメリカの国債(金利3%)に投資→1.03ドル(1年後)

仮に、1年後の為替レートが1ドル100円であれば、アメリカ国債に投資した場
合は、1.03ドル=103円となり、日本の国債に投資するより利益をあげること
ができますが、仮に1年後の為替レートが1ドル90円であれば、1.03ドル=92.7
円となり、損失が発生します。

日本の金利より、アメリカの金利が高いからといって、アメリカへ投資する
ほうが有利とは一概に言えず、為替レートの動向によって損益が大きく左右
されます。この不確実性が為替変動リスクです。

★ヘッジをかける
為替ヘッジは、為替変動リスクを削減することです。一般的に為替ヘッジは
先物為替予約を用いて行われます。先物為替予約とは、通貨を将来のある時
点、あるレートで売買する契約をすることです。

ドル建ての資産に対して投資する投資信託が、先物為替予約を用いて、ほと
んど為替リスクを削減(フルヘッジ)する場合と、まったくヘッジしない場合
の、為替レートの変動による影響を比較すると以下のようになります。

・1ドル100円→1ドル90円のように、円高になった場合
 ヘッジなし…円高による損失を被る
 ヘッジあり…円高による損失を回避できる

・1ドル100円→1ドル110円のように、円安になった場合
 ヘッジなし…円安による利益を得る
 ヘッジあり…円安による利益を逃してしまう

ヘッジなしの場合は、為替レートの変動が損益に直結します。一方、ヘッジ
ありの場合は、為替レートの変動による影響を抑え、円高による損失を回避
できますが、逆に円安による利益を得ることはできません。
この場合、リスクを削減するということは、利益の可能性も捨てるというこ
とになります。

次回、引き続き為替ヘッジについてご説明いたします。



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4.カフェコーナー

  ◆専制

私の小中高時代、田舎ではまだまだ体罰が一般的で、竹刀やビンタ、ゲンコ
ツは当たり前、珍しいところでは木琴の棒や舟のオールの先で叩かれること
もありました。中でも強烈だったのが高校時代の英語の先生で、初日には必
ず1人シメるのがその人の決め事であり私のクラスも恐怖へ突き落とされまし
た。授業も終わりがけに「誰や?今、咳ばらいしたやつは?俺の授業ばなめ
とるとか?おう!」と言うと一見して真面目の塊のような生徒を捕まえてコ
ンクリートの床に何度も叩きつけ、「お前ら、わかっとるな。今度なめた態
度とったらこうなるぞ。」と言い残し去ったのですが我々は何がなめた態度
なのかもわからないままただただ震えていました。
その後、授業は毎回落ちたものを拾うことすら許されないような雰囲気で進
められましたが、その甲斐あって1学期の期末試験ではその先生の担当クラス
(及び生徒)が上位を占めるという快挙を成し遂げました。中高一貫の学校
で、我々は高校からの入学だったのですが、既に中学から進学したクラスは
前倒しで高校の内容を学習し始めているという状況にあって、我々が好成績
をおさめたことは例年にないことであり先生にとっても大変満足のいく結果
であったようです。
それがきっかけで「君達(←「お前ら」から変わった)、なかなか見所があ
るねぇ。褒美にタメになる話をしてやろうかね。」と言い、それ以降授業の
度にいろんな話をしてくれるようになりました。内容のほとんどは戦後のド
サクサでこんな悪事を働いたという教育者として首をかしげるものばかりで
したが、怒らせてはなるまいと話が終わる度に割れんばかりの拍手をすると、
ますます気を良くして「おいおい、泣かせるねこのクラスは。じゃもう少
し。」と関係ない話が段々授業の大半を占めるようになりました。
我々も勉強よりそっちの方が楽なので先生をスタンディングオベーションで
迎えたり、歓迎○○先生と黒板に書いて飾り付けなどし悪ノリの域になって
きたところ、「オイっ、お前らっ!」と先生が大声をあげたので皆がヤバイ、
やり過ぎたかと下を向くと「若いのにわかっとるねぇ。目上に対する対応と
いうもんが。よしもうこのクラスは教科書閉じてよし。」と言い、それ以降
ほとんど授業と関係ない話だけで終わってしまうようになりました。当然、
我々の成績はみるみる下がり続け、そのクラスに在籍していた者は2年時、3
年時本当に英語で苦労しました。
この件は学校でも問題になり翌年、先生は中学1年の担当となりました。
しかし、話はすぐに伝わるもので、後輩たちも我々にならい「目上に対する
対応」をとってしまい、その学年の生徒は基礎固めもおろそかなまま中学か
ら高校卒業まで随分長い間英語で苦労したことのことです。
                            (ABCDHOUIMOU)



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