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No.133 (2007年5月2日発行) >>ETFの仕組みって?‐1

                                

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         投信協会メールマガジン    No.133         2007/5/2
                                 発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                       
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1.募集中ファンド

2.投資信託に関するQ&A集-101-
  ◆ETFの仕組みって?‐1

3.その他
  ◆投資信託概況の発表日

4.カフェコーナー
  ◆帰省



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1.募集中ファンド

新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表になっていま
す。
<株投単位型>5月2日以降5月中に設定されるファンド  ・・・  7本
<株投追加型>設定日が5月中のファンド              ・・・ 14本


詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/fund/new/2007/fund07051.pdf



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2.投資信託に関するQ&A集-101-

  ◆ETFの仕組みって?-1

今回はETFの仕組みについてご説明いたします。
ETFとは証券取引所に上場し、特定の株価指数への連動を目指す投資信託のこ
とで、「Exchange Traded Funds」の頭文字をとりETFと呼ばれ、日本では「株
価指数連動型上場投資信託」とも呼ばれています。

★金銭信託の適用除外?
一般的な投資信託は、投信法第5条の3の規定により「金銭信託」でなければな
りません。この規定では、金銭によって投資信託の設定や解約を行うことを定
めており、要は、投資家が投資信託を購入する際は販売会社にお金を支払い、
解約する際はお金を受け取るということです。

ところが、「金銭信託」の適用が除外される特例が設けられており、ETFはそ
の特例に沿って商品が設計されています。例えば、TOPIX(東京証券取引所が算
出・公表する株価指数)に連動することを目指すETFの場合は、機関投資家等が
TOPIXに連動するように指定された指数構成銘柄の現物株の集合(現物株バスケ
ット)を拠出することにより、ETFが設定されます。これとは逆に、ETFを手放
す際は、現物株バスケットと交換することができます。

このように、ETFの場合は金銭による設定・解約ではなく、現物株バスケットに
よる設定・交換が行われます。ただし、このETFの設定・交換は数億円から数十
億円相当の取引になり、行えるのは機関投資家等に限られています。

★ETFの価格
ETFは、現物株バスケットによって設定・交換され、現物株バスケットとETFは
言うなれば相互に交換できますので、本質的な価値は同一となり、指数の動き
とETFの価格の動きは連動するはずです。

ETFの受益証券は証券取引所に上場され、通常の株式と同じように売買が行われ、
価格が決定されます。市場で売買されるETFの受益証券は、機関投資家等が募集
に応じ設定され、その後市場に放出されたものであり、市場での売買には一般
投資家も参加することができます。

ETFの本質的な価値は、拠出された現物株バスケットにありますが、ETFは市場
において売買され、価格が決定しますので、ETFの価格と本質的な価値は市場の
状況によって乖離することがあります。ただし、その差は市場の働きによって
随時縮小され、ETFの価格と指数の連動性が確保されます。

次回はETFの価格と指数の連動性が確保される仕組みを中心に、引き続きETFの
仕組みについてご説明いたします。



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3.その他

  ◆投資信託概況の発表日

投資信託協会では、毎月1回、前月末の純資産等の数字を発表しております。
4月分の発表日は5月15日(火)を予定しております。なお、ホームページへの記
事掲載は同日14時30分頃の予定です。



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4.カフェコーナー

  ◆帰省

ゴールデンウィークや、お盆、お正月は帰省ラッシュで交通機関が混雑する時
期です。学生の頃は、混雑を避けるためにあえてその時期を避けて実家に帰っ
ていました。ちょうど上り電車が混雑して下りが空いているようなタイミング
で下りに乗って帰ることができ、時間に余裕があるってことは素晴らしいこと
だと、今はそう思います。

そんな学生の頃、一度新幹線を使わずに鈍行列車で実家に帰ってみようと思い
立ったことがあります。お金をできるだけ使いたくなかった、というのが一番
の理由ですが、なんとなく、鈍行列車での旅(帰省を旅というのかは置いとい
て)に惹かれていたのかも知れません。

朝早く起きて、単行本などを鞄に放り込み、意気揚々と電車に乗り込みました。
ぼんやりと考え事をしながら移り行く景色を眺めたり、単行本を開いて小説を
読みながら、移り変わる乗客の様子を横目に見たり。たまには新幹線を使わず
にのんびり帰るのもいいものです。新幹線だと早すぎて遠くまで来たという感
覚が沸きにくいですから。

なんて考えているうちに、背中のあたりが徐々に痛くなってくるわ、足がむく
んでくるわ、本を読もうとしても電車の揺れや乗客の乗り降りが気になって読
みにくいわで…。

ということで自分には無理でした。結局帰省はただの日帰り旅行となり、途中
の駅で降りてそばを食べて帰りました。いやあ、あのそばはおいしかった、一
日がかりで行く価値のある名店です。ということにしておきます。

後日日を改めて帰省しました。新幹線って素晴らしいです、やっぱり。


                                                                 (AS)



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