～自分が高校生の時に、こんな話を聞きたかった！～
会長 松谷 博司
2022年４月から導入される新学習指導要領に沿って、高校生の皆さんは投資のことを学ぶ機会を得ることになります。投資は自分と社会の未来を創ってゆくために必要不可欠なものです。長年の関係者のご努力が実り、これから未来を創造してゆく若い皆さんが、投資教育を受ける機会を得られることを大変喜ばしく思います。
金融関係の様々な企業や団体などにより、投資教育の授業のために指導要領に沿った教材などの提供が準備されておりますが、投資信託協会においては、副教材として活用されることを念頭にわかりやすく「投資の本質」を学んでいただくための動画を作成致しました。
経済や投資、投資信託の仕組みを学んでいただくことは大変重要なことですが、この動画では「１６歳の自分に教えたいお金との正しい付き合い方」をテーマに、5人の方々に高校生に語りかけていただきました。皆さんのお話は私自身が「高校生の時にこんな授業を受けたかった」と思える素晴らしい動画になっています。「なぜ、高校生の自分たちが投資について学ぶのか」について理解を深めていただく良い機会になると確信しています。
中野さんは投資の本質について「自分のお金が世の中を豊かにして、そして、お礼が返ってくる。だから堂々とかっこよく、リターンを貰えるし、それが社会貢献になる」と熱く語っていただきました。
➣中野 晴啓 氏 セゾン投信代表取締役会長CEO
藤野さんは「皆がお互いに“ありがとう”と言える社会にしよう。そうすれば、仕事が好き、会社が好きという人が増える。投資とはその会社を応援することだと知れば、投資をしようという人が増え、世の中全体も良くなってゆく」というお話をされています。
➣藤野 英人 氏 レオス・キャピタルワークス 代表取締役会長兼社長・最高投資責任者（CIO）
藤沢さんは「もし、100万円あったらどうしますか？」と問いかけ、「お金は未来を創る道具」と海外で取材した話を披露。また、社会の困りごとを解決するための起業の経験も紹介され、「高校生でも起業ができる時代になった」とエールを送っていただきました。
➣藤沢 久美 氏 シンクタンク・ソフィアバンク代表
奥野さんには「投資で重要なのは、付加価値が高く、圧倒的な競争力を持つ、構造的に強靭な企業に投資をすることだ。高校生の皆さんには構造的に強靭な人になってほしい、そのためには自分への投資が一番大切なことだ」と熱く語っていただきました。
➣奥野 一成 氏 農林中金バリューインベストメンツ常務取締役兼最高投資責任者（CIO）
佐藤さんには「同じお金といっても、世代や立場によって意味することが違う。これからオトナになってゆくにしたがって、お金のもつ重さが変わってくる。幸せな生活を長く続けてゆこうと思ったら、投資を考える時代が来た」と語りかけていただきました。
➣佐藤 明夫 氏 佐藤総合法律事務所 代表
5人の方々のお話が高校生たちにとって、「これからの自分の人生」を考える良い機会になれば幸いです。
是非、多くの人にご視聴いただき、ご友人とも「人生と投資」について語り合って欲しいと思っています。