調査報告

一般向け首都圏・阪神圏調査結果【2010年(平成22年)調査結果の概要】

投資信託の認知状況

投資信託の認知状況は、「よく知っている」が12.7%、「言葉だけは知っている」が79.7%、「言葉も知らなかった」が7.5%であり、投資信託という「言葉だけは知っている」人が大多数を占めている。

投資信託の認知状況のアンケート結果

投資信託の保有状況

投資信託の保有率は9.8%。年代が上がるにつれて保有率も高まり、60代が19.5%で最も高い。

投資信託の保有状況のアンケート結果

投資信託の保有種類(現在保有層)・複数回答

現在保有層(投資信託を現在保有している層)での投資信託の保有種類は、「株式投資信託」が68.5%で最も高く、「外国で作られた投資信託」(36.9%)、「公社債投資信託」(34.9%)、がほぼ同率で続いている。

投資信託の保有種類(現在保有層)についてのアンケート結果

販売員の説明・勧誘方法(現在保有層・保有経験層)

現在保有層・保有経験層に対する投資信託購入の際の販売員の説明・勧誘方法は、「とても満足した」(3.5%)、「まあ満足した」(35.7%)を合わせた"満足層"が39.2%を占める。"満足層"の理由は、「商品のリスクもきちんと説明した」(50.0%)と「商品の魅力をわかりやすく説明した」(49.0%)がほぼ同率で特に高い。
一方、"不満層"は12.5%に留まる。
"不満層"の理由は、「商品の説明がわからなかった」(25.0%)と「勧誘が強引だった」(21.9%)が高く、次いで「商品の魅力の説明しかしなかった」と「保有株式等の乗り換えを勧められた」(ともに15.6%)などが続く。

販売員の説明・勧誘方法(現在保有層・保有経験層)に対するアンケート結果

投資信託の優れていると感じる点(現在保有層・保有経験層)・複数回答

現在保有層・保有経験層にとって、投資信託が他の金融商品と比較して優れていると感じる点は、「定期的に分配金が受け取れる」(46.3%)、「専門知識がなくても投資ができる」(43.9%)が特に高く、次いで「少額でも株式投資の面白味がある」(35.7%)と「比較的高い利回りが期待できる」(35.3%)が続き、これら4点が主な優位点となっている。

投資信託の優れていると感じる点(現在保有層・保有経験層)についてのアンケート結果

投資信託の不満に感じる点(現在保有層・保有経験層)・複数回答

現在保有層・保有経験層が、投資信託について不満に感じる点は、「元本保証がない」(59.6%)が最も高く、以下「手数料が高い」(37.6%)、「運用成績がわかりにくい」(32.5%)、「公社債に比べて安心できない」(25.5%)の順に続く。

投資信託の不満に感じる点(現在保有層・保有経験層)についてのアンケート結果

投資信託購入の際の重視点/今後の重視点(現在保有層・保有経験層)・複数回答

現在保有層・保有経験層が、投資信託を購入する際の重視点は、「安全性の高さ」(45.9%)と「値上がり期待」(42.0%)が特に高く、次いで「過去の運用実績」(30.6%)が続く。「特に考えずに勧めで」購入した人は6.7%のみである。
今後重視したい点としては、「安全性の高さ」が60.0%で特に高く、次いで「値上がり期待」(40.4%)が続く。
購入の際の重視点と今後重視したい点を比較すると、購入の際には、「過去の運用実績」や「過去の分配金額」「分配頻度の多さ」など、購入にあたっての判断材料としやすい指標が重視され、実際に保有してからの重視点(今後の重視点)では、「安全性の高さ」の比率がより高くなり、加えて「手数料や信託報酬の水準」といったランニングコスト面にも関心が高まる傾向がみられる。

投資信託購入の際の重視点/今後の重視点

分配金の特徴認知状況(現在保有層・保有経験層)・複数回答

現在保有層・保有経験層の『分配金』についての特徴認知状況は、「運用成績によって変動する」の認知率が最も高く、4人に3人(74.5%)が知っている。「収益が出た場合は分配金が支払われる」(52.2%)、「成績不良時には支払われない場合がある」(49.0%)、「毎月支払われる商品がある」(45.9%)、「決算ごとに支払われる」(44.7%)などについてもほぼ半数は認知している。一方、「支払われた額だけ基準価額が下がる」ことを認知しているのは20.4%に留まる。

分配金の特徴認知状況

運用報告書閲読状況(現在保有層・保有経験層)

現在保有層・保有経験層の運用報告書の閲読経験は、「読んだことがある」が58.4%と過半数を占め、「読んだことはない」の40.4%を上回っている。
運用報告書閲読経験者の運用報告書の理解状況は、「よく理解できた」のは2.7%のみであるが、「まあまあ理解できた」(55.7%)と合わせた“理解層”は58.4%と過半数を占める。一方、「よくわからなかった」(38.3%)と「全くわからなかった」(3.4%)を合わせた“非理解層”も41.7%みられる。
運用報告書閲読未経験者の未読理由は、「特に興味もなかったので」(49.5%)が最も高く、次いで「難しそうだったので」(35.9%)が高い。「発行されていることも知らなかった」は7.8%に留まる。

運用報告書閲読状況についてのアンケート結果

今後取引対象として考えている金融商品・複数回答

今後の取引対象として考えている金融商品は、「普通預貯金」(60.3%)が特に高く、次いで「ゆうちょ銀行の定額貯金」(42.6%)と「定期預金」(41.9%)がほぼ同率で高い。以下、「株式」(13.1%)の他は10%に満たず、「国内の投資信託」は4.0%、「外国で作られた投資信託」は1.8%に留まる。

今後取引対象として考えている金融商品についてのアンケート結果

投資信託のイメージ・複数回答

投資信託に対するイメージとしては、「仕組みがわかりにくい」が40.7%でもっとも高く、次いで「元本割れが怖い」(32.5%)が高く、これら2つが主なイメージとなっている。
一方、「わからない・特にない」が37.8%みられ、具体的なイメージができない人も多い。

投資信託のイメージについてのアンケート結果

最近の景気を踏まえた、資産運用やリスクについての考え方、ソブリンリスク認知、ソブリンリスク注目後の投資意識変化

最近の景気を踏まえた資産運用やリスクについての考え方としては、「リターンが少なくても元本保証」が29.4%で最も高い。これ以外への意見の同意率は10%台以下と低く、「今が株式や投資信託購入のチャンス」と考える人は6.3%のみ。また、「特にない・わからない」が58.9%を占め、明確な方針を持っている人は半数に満たない。
ヨーロッパ各国の債務問題をきっかけにソブリンリスク(先進国の財政赤字問題)に対する意識が高まっているが、これについての認知度を尋ねると、「内容まで知っている」のは3.1%、「言葉は聞いたことがある」のは13.4%であり、これらを合わせた“認知率”は16.5%。
ソブリンリスクについて「内容まで知っている」「言葉は聞いたことがある」と答えた人に対し、ソブリンリスクが注目されるようになってからの投資に対する意識や投資行動の変化を尋ねたところ、「特に変化はない」が49.2%とほぼ半数を占めた。具体的な変化の中では「リスクを意識した程度」が38.0%で最も高い。

最近の景気を踏まえた資産運用に関する考えたかのアンケート結果