調査報告

一般向け首都圏・阪神圏調査結果【2008年(平成20年)調査結果の概要】

投資信託の認知状況

投資信託の認知状況は、「よく知っている」が13.4%、「言葉だけは知っている」が80.4%、「言葉も知らなかった」が6.2%。

投資信託の認知状況のアンケート結果

投資信託の保有状況

投資信託の保有率は11.1%。年代が上がるにつれて保有率も高まり、60代以上では20%前後。

投資信託の保有状況のアンケート結果

投資信託の保有種類(現在保有層)・複数回答

現在保有層(投資信託を現在保有している層)での投資信託の保有種類は、「株式投資信託」が69.5%で最も高い。以下、「外国で作られた投資信託」(33.5%)、「公社債投資信託」(31.7%)、が続く。

投資信託の保有種類(現在保有層)についてのアンケート結果

投資信託の購入金融機関(現在保有層・保有経験層)・複数回答

現在保有層・保有経験層(投資信託を以前持っていたことがある層)での投資信託の購入金融機関は、「証券会社」が52.4%でトップ、「銀行等の金融機関」が48.1%で続き、この2つ以外は10%未満。

投資信託の購入金融機関(現在保有層・保有経験層)についてのアンケート結果

販売員の説明・勧誘方法(現在保有層・保有経験層)

現在保有層・保有経験層に対する投資信託購入の際の販売員の説明・勧誘方法は、「とても満足した」(3.9%)、「まあ満足した」(51.1%)を合わせた"満足層"が55.0%と過半数。"満足層"の理由は、「商品のリスクもきちんと説明した」(61.4%)と「商品の魅力をわかりやすく説明した」(42.5%)が高い。一方、"不満層"は8.2%で、その理由は、「商品の説明がわからなかった」(42.1%)が最も高い。

販売員の説明・勧誘方法(現在保有層・保有経験層)に対するアンケート結果

金融商品取引法施行後の影響

平成19年10月の金融商品取引法施行後の投資信託を新規または追加で「購入した」人は3.8%、「購入していないが検討した」は2.4%。
購入・検討した人の販売会社の商品説明に対する印象では、「説明に要する時間が長すぎる」「説明も含めた手続きが煩わしくなった」(ともに27.7%)、「投資経験に応じた説明をして欲しい」(26.6%)、「説明事項が多く重要ポイントが理解できない」(25.5%)といった不満・要望がみられる。

金融商品取引法施行後の影響についてのアンケート結果

【目論見書閲読状況】

目論見書については、「全部読んだ」が3.9%、「必要と思われる項目を読んだ」が34.2%。「必要と思われる項目を読んだ」人の閲読項目は、「ファンドの性格・運用方針」「ファンドのリスク」(ともに62.0%)が最も高い。一方、非閲読者の未読理由は、「内容が多すぎて読む気にならない」が78.7%と特に高い。

目論見書閲読状況についてのアンケート結果

投資信託の優れていると感じる点(現在保有層・保有経験層)・複数回答

現在保有層・保有経験層にとって、投資信託が優れていると感じる点は、「専門知識がなくても投資ができる」(52.4%)と、「定期的に分配金が受け取れる」(48.9%)、「比較的高い利回りが期待できる」(45.5%)が三大優位点。次いで「少額でも株式投資の面白味がある」(34.2%)、「購入手続きが簡単である」(32.9%)が続く。

投資信託の優れていると感じる点(現在保有層・保有経験層)についてのアンケート結果

投資信託の不満に感じる点(現在保有層・保有経験層)・複数回答

現在保有層・保有経験層が、投資信託について不満に感じる点は、「元本保証がない」(62.8%)が最も高く、これに「手数料が高い」(42.4%)が続く。

投資信託の不満に感じる点(現在保有層・保有経験層)についてのアンケート結果

今後の貯蓄に適した金融商品・複数回答

今後の貯蓄の対象として考えている金融商品は、「ゆうちょ銀行の定額貯金」(49.8%)と「定期預金」(49.2%)がほぼ同率で特に高い。

今後の貯蓄に適した金融商品についてのアンケート結果

インターネットによる金融取引経験

インターネットによる金融取引の経験が「ある」のは11.4%、「利用経験はないが今後行いたい」が8.1%。取引経験率は30代、40代が高く、利用意向率は20代~40代で10%ほどみられる。

インターネットによる金融取引経験についてのアンケート結果

統計データ/調査