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No.77 (2005年1月5日発行) >>投資信託の目論見書制度が変わったことについて

                                

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         投信協会メールマガジン    No.77         2005/1/5
                                 発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                       
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1.新年のごあいさつ

2.トピックス
 ◆投資信託に関するアンケート調査(2)

3.募集中ファンド

4.投資信託に関するQ&A集ー45ー

5.その他
 ◆投資信託概況の発表日

6.カフェコーナー
 ◆”冬のソナタ”ロケ地を訪ねて

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1.新年のごあいさつ

新年、明けましておめでとうございます。
本会は、本年も投資家の方々に投資信託に関する情報を適宜にお届けしたいと
考えております。
引き続き投信協会メールマガジンのご愛読をよろしくお願い申し上げますとと
もに、皆様方にとって幸多い年となりますようお祈り申し上げます。


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2.投資信託に関するアンケート調査(2)

前回に引続き、「投資信託に関するアンケート調査報告書(2004年11月
)」より、主な内容をご紹介します。

――未経験世帯のうち、投資信託を購入したいと思ったことが「ある」のは1
  1.4%、これまで購入したことがない理由は「投資信託がよくわからな
  いので不安」が58.0%――
・投資信託保有未経験世帯中、投資信託を購入したいと思ったことが「ある」
 世帯は11.4%に留まる。
・購入意向があるにもかかわらずこれまでに購入したことがない理由としては
 、「よくわからないので不安」が58.0%と多く、「少額では購入しづら
 い」(46.6%)、「元本保証がない」(44.3%)と続いている。

――今後購入したい投資信託商品としては、「MRF・MMF・中期国債ファ
  ンド」がトップ――
・今後の貯蓄に適した金融商品としては、「国内の投資信託」は5.4%、「
 外国で作られた投資信託」は2.4%。
・投資信託を購入または増額する場合の商品としては、「MRF・MMF・中
 期国債ファンド」(27.2%)がトップ。
・情報収集に適した方法としては、「インターネットで証券会社等に資料請求
 する」が35.9%とトップ。次いで、従来の「証券等の店頭で資料請求」
 (35.0%)、「証券会社等で説明を受け資料請求」(34.0%)、「新
 聞・テレビ等を見たり聞いたりする」(31.1%)が30%台を占めてい
 るが、「インターネットでみたり聞いたりする」(29.1%)が続いてお
 り、インターネットを利用するとの回答率が上昇している。

――インターネットでの金融取引の経験が「ある」のは、9.0%。「利用経
  験はないが今後行いたい」は8.8%――
・インターネットの利用場所は、「自宅」が53.7%と最も高く、「会社」
 が20.9%となっている。
・インターネットの利用率は、61.1%を占める(「利用できない」と「無
 回答」を除いた値)が、世帯主年代別では、「50歳代」以下の年代までは
 「自宅」での利用率が50%を越え、「60歳代」以上になると急激に低下
 している。
・金融取引の経験が「ある」のは9.0%、「利用経験がないが今後行いたい
 」が8.8%。世帯主年齢別では、「30歳代」(18.4%)、「40歳代
 」(11.6%)であり、インターネットによる金融取引の中心層と考えら
 れる。
・投資信託の認知状況では、「よく知っている」が13.1%、「言葉だけは
 知っている」が81.5%である。投資信託の認知経路としては、認知媒体
 は「新聞、雑誌、テレビ等の記事や番組」(65.5%)がトップ。
・投資信託の特徴として認知していることとしては、「元本の保証はない」が
 41.8%で最も高く、「銀行等の金融機関でも購入できる」(34.9%)
 が続いている。
・投資信託の広告接触率は76.5%で、特に印象の強い媒体としては、「テ
 レビ」(45.7%)、「新聞」(34.3%)が多く挙げられている。

投資信託に関するアンケート調査については、「投資信託に関するアンケート
調査報告書」として冊子にまとめております。
入手をご希望の方には、有償にて販売しておりますので、詳しくは
投資信託協会広報部TEL(03)5614‐8406までお問い合わせください。



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3.募集中ファンド

新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表になっていま
す。
<株投単位型>1月5日以降1月中に設定されるファンド・・・   2本
<社投単位型>1月5日以降1月中に設定されるファンド・・・   2本

詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/fund/new/2005/fund05011.pdf


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4.投資信託に関するQ&A集ー45ー

今回は、投資信託の目論見書制度が変わったことについてご回答します。

平成16年12月1日より、改正証券取引法等の施行に伴い投資信託の目論見
書制度が変わりました。
変更の概要は、以下の通りです。

★投資信託の目論見書が2分割化されました。
平成16年12月1日以降に届出を行う投資信託の目論見書は、投資家が投資
判断を行う上で真に必要とする情報を分かりやすく提供するという観点から、
投資家の投資判断に必要な基本情報が盛込まれた必ず交付しなければならない
目論見書(交付目論見書)と追加的な詳細情報が盛込まれ、請求のあった投資
家に交付する目論見書(請求目論見書)に2分割化されました。

なお、交付目論見書と請求目論見書を同時に交付することや一冊に合冊したも
のを交付することもできることになっており、この場合、交付目論見書部分と
請求目論見書部分の区別が明白となるように表示することになっています。

※平成16年11月中に届出を行った投資信託については、従来通り1冊の目
 論見書を使用することになっています。

★投資信託の目論見書に別称を使用できるようになりました。
従来、投資信託の目論見書の表紙等には、「目論見書」と表示されていました
が、この「目論見書」の表示に代えて、投資家に分かりやすい名称を使用する
ことができるようになりました。

なお、別称を使用した場合は、表紙若しくは表紙の裏面に、「当該文書は証券
取引法第13条の規定に基づく目論見書である」旨を明記することになってい
ます。

投資信託協会では、「目論見書の作成に当たってのガイドライン」において、
別称を使用する場合の名称として、次の通り定めました。

1)投資信託の場合	
  投資信託説明書(交付目論見書)、投資信託説明書(請求目論見書)
2)投資法人の場合
  投資法人説明書(交付目論見書)、投資法人説明書(請求目論見書)

なお、合冊した場合の表紙には「投資信託説明書(目論見書)」(投資法人の
場合は「投資法人説明書(目論見書)」)と記載することもできることになっ
ています。


★目論見書の交付義務が緩和されました。
投資信託の目論見書の交付を受けないことに同意された次に掲げる投資家の方
に対しては、目論見書の交付義務が免除されることになりました。
ただし、目論見書について、投信会社が「重大な事実の変更が生じた」と判断
した場合は、交付不要の同意に関らず、目論見書が交付されることになってい
ます。

1)当該投資信託と同一銘柄を所有する投資家
2)その同居者が既に当該目論見書の交付を受け、又は確実に受けると見込ま
  れる投資家

※「同居者」は、「同一住所の者」とされています。


次回は、「ブラインド方式って何ですか」についてご回答いたします。


投資信託Q&A―44―において、誤植がありましたので訂正させていただき
ます。
1)ミューチュアルファンドの元祖といえる投資信託
 1921年に設立したThe International Securities Trust of Americaと
 しておりましたが、1924年に設立したMassachusetts Investors Trust
 の誤りです。
2)藤本有価証券投資組合の発足
 「1837年」としておりましたが、「1937年」の誤りです。


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5.その他

 ● 投資信託概況の発表日

投資信託協会では、毎月1回、前月末の純資産等の数字を発表しております。
1月の発表日は月17日(月)を予定しております。なお、ホームページへの
記事掲載は同日14時30分頃の予定です。


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6.カフェコーナー
 ◆”冬のソナタ”ロケ地を訪ねて

先日、総合テレビで何度か再放送されている「韓国ドラマ、冬のソナタ」で話
題の韓国に行ってきました。ソウル市内でのショッピング&グルメコースを横
目に、後ろ髪ひかれる思いを振り切り、「冬のソナタツアー、春川(チュンチ
ョン)物語」のバスツアーに参加しました。

以前、テレビの特別番組で日本人の熱烈なドラマファンが、ドラマの撮影場所
を、バスに乗り観光している風景を、何度か目にしたことがあったが、実際、
自分もテレビと同じコースを観光するなどとは、その時まで予想もしていなか
ったことでした。

そのコースは、ドラマを見ていた人であれば、物語がわかっていただけるが、
皆さん、物語の内容を知っているということで、・・・ごめんなさい。
主人公の二人が運命的な出会いをし、その後、二人が初めてデートをし、雪だ
るまを作って遊んだりした「南怡島(ナミソム)」の見学とか、春川市内の主
人公の家、恋人が交通事故に遭う交差点とか、その他、ドラマの中の各場面を
思い出しながら観光してきました。

その観光スポットで、例えば、雪だるまを作った思い出の場所には、ベンチと
石膏で作った雪だるまが置いてあり、記念撮影ができるようになっていました
。撮影場所はいずれも私たちと同じような観光客でいっぱいであり、記念撮影
をする時間も限られていたので、にこやかに微笑みながら記念撮影はしたもの
の、そのウラでは、移動は駆け足という大変な思いをしました。

そのウラの一例を紹介すると、「南怡島(ナミソム)」という所は、船で移動
します。私たちは、現地のツアーガイドから「今から行く南怡島は船で5分ほ
どかかります、島は日本からの観光客でいっぱいです。まずは南怡島に着いた
ら、2人で雪だるまを作って遊んだベンチのところまで走って下さい。記念撮
影をします。」走る……? 船着場に着いたと同時に言われたことを忠実に守
り、同じツアーの参加者と、走る、走る、船着場のところから約400メート
ル以上は走ったと思います。途中、後ろを振り返ると同じ船に乗っていた観光
客も、私達と同じように走っていました。最初は軽々走っていたが、だんだん
息が切れ、後ろから来た人に追い越されそうになりながらも、一生懸命走った
その先には、私達よりも先に船で着いた日本からの観光客が思い出のベンチで
、雪だるまと一緒に記念撮影をしていました。
私たちも、テレビで見た風景と同じく、にこやかに微笑み、主人公になったつ
もりで、雪だるまと一緒に記念撮影をしてきました。大変な思いをした旅行で
はあったが、楽しい思い出をありがとう。

  (冬ソナファンより)






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