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No.229 (2011年5月6日発行)>>「確定拠出年金とは」

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         投信協会メールマガジン    No.229        2011/5/6
                                   発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                       
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●--●  CONTENTS  ●--●

1.トピックス
    ◆「投資信託基礎講座」開催のお知らせ

2.募集中ファンド

3. 投資信託に関するQ&A集-187-
    ◆確定拠出年金とは

4.その他
    ◆投資信託概況の発表日

5.カフェコーナー
    ◆遠距離通勤リスク



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1.トピックス

  ◆「投資信託基礎講座」開催のお知らせ

当協会とNPOエイプロシス(投資と学習を普及・推進する会)は、未経験者向け
に「投資信託基礎講座」を開催します。


開催日:平成23年6月11日(土)
会  場:東京証券会館9階 第4・5会議室

  申し込み方法など、詳細は下記NPOエイプロシスHPをご覧ください。
  https://www.aprosis.com/ceminar/input.php?c=11-00-01-26



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2.募集中ファンド

新規設定ファンドの手数料等の内容が一覧表になっています。
<株投単位型> 5月中に設定されるファンド ・・・ 3本
<株投追加型> 設定日が5月中のファンド   ・・・14本

  詳しくは下記アドレスをご覧ください。
  http://data.toushin.or.jp/fund/new/2011/fund11051.pdf



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3.投資信託に関するQ&A集-187-

  ◆確定拠出年金とは

  日本の確定拠出年金制度は、平成13年10月に誕生しました。
  この制度は、米国の年金制度の401Kプランをモデルにしたことから日本版401K
とも呼ばれています。
  制度創設から10年以上経過し平成23年1月末現在で約370万人が加入しています。
  確定拠出年金は、中小零細企業に勤める人や自営業者等に年金制度が充分普及
していないことや、離転職時にそれまで積み立ててきた年金資産を移換できない
といった問題を解消するために導入されました。
  確定拠出年金制度の特徴は、掛金が加入者ごとに明確に管理されている、運用
の指図は加入者自身が行う、加入者が転職した場合には、転職先の確定拠出年金
へ資産を移換できることなどが挙げられます。

  確定拠出年金には、「企業型」と「個人型」の2種類があります。
  ■企業型
    運営主体・・・・企業
    加入対象者・・・企業の従業員(60歳未満)
    掛金拠出・・・・企業
    運用商品・・・・預貯金、公社債、投資信託、株式、信託、保険商品など

  ■個人型
    運営主体・・・・国民年金基金連合会
    加入対象者・・・企業の従業員(企業の年金制度がない場合)や自営業者など
                      (60歳未満)
    掛金拠出・・・・個人
    運用商品・・・・預貯金、公社債、投資信託、株式、信託、保険商品など


  なお、制度を一層充実させるため、昨年より拠出できる金額の上限が引き上げ
られました。(  )は、改正前の限度額です。
  ■企業型
    厚生年金基金等の確定給付型の年金を実施していない企業の場合
                            ・・・・・・月額51,000円(月額46,000円)
    厚生年金基金等の確定給付型の年金を実施している企業の場合
                            ・・・・・・月額25,500円(月額23,000円)
 ■個人型
  企業型年金や厚生年金基金等の確定給付型の年金を実施していない
    企業に勤めている人の場合・・・・・・月額23,000円(月額18,000円)
  自営業者等・・・・・・・・・・・・・月額68,000(変更なし)
    


  当協会では、確定拠出年金の導入(予定)企業へ講師を派遣し、運用商品の一つ
である投資信託について理解を深めていただく活動を行っています。
  詳しくは下記アドレスをご覧ください。
  →  http://www.toushin.or.jp/lecture/



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4.その他

  ◆投資信託概況の発表日

当協会では、毎月1回、前月末の純資産等の数字を発表しております。
4月分の発表日は5月17日(火)を予定しております。なお、ホームページへの記事
掲載は同日15時30分の予定です。



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5.カフェコーナー
 
  ◆遠距離通勤リスク

田山花袋の代表作品に「田舎教師」があります。その最後で、「秋の末になると、
いつも赤城おろしが吹きわたって、寺の裏の森は潮のようになった。その森の傍
らをAまで連絡したT鉄道の汽車が朝に夕に凄まじい音を立てて通った。」と文
をむすんでいます。
  (筆者注)作品中では実名ですが、本文では実名を避けています。このAまで連
  絡した時期は、明治40年(1907年)。

小生は、現在、この北関東のA市から、このT鉄道を利用して、坂東太郎を超え
て、茅場町まで通勤しています。

今回、大震災の影響による交通手段のマヒから、歩いて帰らざるを得なかった人
の中には帰宅が深夜に及んだ人もいれば、帰宅出来ずに、いわゆる「帰宅困難者」
となって、駅や学校などで一晩明かす事態になった人も多数いたわけです。他方、
小生ほどの遠距離通勤者になると、家の状況は心配になっても、他の交通手段を
選ぶことが出来ないため、「鉄道が動いたことを確認してから帰宅すればいいや」
と、早めに割り切りが出来てしまうことになります。従って、自宅に辿り着いた
のは地震発生日の翌日午後になりました。仮に、今回の地震発生が月曜日ないし
は木曜日、あるいは週末だったならば、どのような行動パターンになったのでし
ょうか。

また、翌週の月曜日は、前日の「計画停電」の周知が鉄道各社に対しても遅れた
ことが要因で、運転の目途がたたないということになり、いつもより早めに最寄
りの駅まで行ったものの、職場に出勤出来ず、休まざるを得なくなりました。

このように「遠距離通勤リスク」といったものを抱えているわけです。小生が利
用しているI線は、ほとんど関東平野の中を走っていることもあって、比較的、
地震や台風(風雨)には強く、ダイヤどおり運行なされているのですが、夏の時
期の落雷による停電や季節の変わり目に発生する濃霧によって、運行停止や遅延
が余儀なくされることがあります。これらも抱えているリスク要因といえなくも
ありません。他方、これらは北関東の風物詩でもあります。同じ風物詩でも、小
生にとって「かかあ殿下」は別のリスク要因かもしれません。

冒頭の「田舎教師」の中に、「赤城は近く、はる(榛)名は遠く、A付近の連山の
複雑した襞(ひだ)には夕日が絵のように美しく光線を漲(みなぎ)らした。」とあ
ります。また、森高千里の「渡良瀬橋」(わたらせばし)は、A市内に実存する橋
で、その中で「夕日のきれいな町」と歌われています。
                                                           (二十一世紀)





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■投資信託協会では、「投資信託ガイド」「不動産投資法人ガイド」
 「投資信託説明書ガイド」をセットにして、無料でお送りしていま
 す。

ご希望の方は、ホームページよりご請求ください(各一冊無料)。

      アドレスはこちら
      http://www.toushin.or.jp/guidebook/

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■投資信託協会では、講師派遣を実施しております。

詳しくは、ホームページをご覧ください。

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