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No.128 (2007年2月21日発行) >>投資信託の基準価額って何?

                                

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         投信協会メールマガジン    No.128         2007/2/21
                                 発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                       
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●--●  CONTENTS  ●--●

1.トピックス
  ◆「投資信託おもしろセミナー」開催のお知らせ
  ◆「不動産投信NEWS」2月号の公表
  ◆投資信託の市場動向(1月中)

2.募集中ファンド

3.投資信託に関するQ&A集-96-
  ◆投資信託の基準価額って何?

4.カフェコーナー
  ◆イメージが大事?



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1.トピックス

  ◆「投資信託おもしろセミナー」開催のお知らせ

有力な資産運用のひとつとして期待される投資信託について理解を深めていた
だき、投資信託の楽しさ、おもしろさを皆様と一緒に考えてみようというセミ
ナーを倉敷市で開催します。

◆セミナー概要 
日    時  平成19年3月10日(土) 13時30分~16時30分 (受付:13時) 
会    場  ウェルサンピア倉敷 2階「ウィスタリア」
         (岡山厚生年金健康福祉センターサンピア倉敷)
          岡山県倉敷市連島町西之浦4141  
定    員  200名
参加費用  無料(ただし事前のお申し込みが必要です。)
主    催  投資信託協会

◆内容 
<第一部>
●講演
講師:澤上 篤人氏 (さわかみ投信㈱ 代表取締役) 
      大平 恒敏氏 (三菱UFJ投信㈱ 営業企画推進部長) 
                                         (順不同) 
 <第二部>
●質疑応答 (ご参加いただいた方々から質問をお受けいたします。)
出演者:澤上氏、大平氏 (司会者:原田 恵理子氏) 
※ 講師等については、都合により変更になる場合もございますので、あらか
   じめご了承ください。 

申込方法等、詳細はhttp://www.toushin.or.jp/info/news0703101.htmlをご
覧ください。



  ◆「不動産投信NEWS」2月号の公表

当協会では、不動産投信のより一層の普及のため、不動産投信に係る主な動
き等をとりまとめた「不動産投信NEWS」2月号を公表しました。
なお、公表内容等は1月中の動向です。

詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/info/fudousan_news.html



  ◆投資信託の市場動向(1月中)

全体の概況
19年1月末の契約型公募証券投資信託の純資産は、前月比2兆3,483億円増加し
て71兆2,759億円となった。このうち、株式投信は前月比2兆68億円増加(うち、
運用増6,150億円)して57兆6,647億円、MMFを除く公社債投信は前月比3,053億
円増加して10兆8,821億円であった。
販売態別に残高を見ると、証券会社経由の契約型公募株式投信の残高は、前月
比1兆3,540億円増加して40兆8,495億円、銀行等経由の残高は9,889億円増加し
て29兆9,885億円となった。
契約型私募投資信託の純資産は前月比7,305億円増加して33兆7,176億円となっ
た。

Ⅰ.公募証券投資信託の状況

(1)資産動向
                                                       <単位:億円>
                      設定        解約(償還含む)     純資産(前月比)
1.株式投信         29,327         15,409           576,647(+20,068)
2.公社債投信       50,081         47,065           108,821(+3,053) 
3.MMF               1,531          1,171            27,290(+359)
合計[1+2+3]     80,940         63,645           712,759(+23,483)

(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加味
        されますので、本表では一致しません。

(2)運用状況
1月中の株式運用について、国内株式は185億円の買越し、外国株式は2,186億
円の買越しで1月末の組入株式の時価総額は21兆8,451億円となった。
公社債の運用状況については、国内公社債は1兆1,332億円の買越し、外国公社
債は1,831億円の買越しで1月末の組入公社債の時価総額は29兆2,408億円とな
っている。

(3)主体別残高状況(公募証券投資信託)
                                                       <単位:億円>
                    証券会社      銀行等      投信会社      合計
1.株式投信         279,323      293,017       4,306      576,647
2.公社債投信       106,721        2,074          25      108,821
3.MMF               22,450        4,793          46       27,290
合計[1+2+3]     408,495      299,885       4,378      712,759
(シェア:%)       (57.3)     (42.1)     (0.6)    (100.0)

Ⅱ.私募投資信託の資産動向
                                                      <単位:億円>
                     設定      解約(償還含む)     純資産計(前月比)
合計(株投+社投)  10,983      8,012              337,176(+7,305)

(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が
        加味されますので、本表では一致しません。


Ⅲ.不動産投信(J-REIT)の資産動向

               18年12月(前月比)       18年11月        前年12月
純資産計       31,535億円(-6億円)  31,541億円      20,503億円
追加出資額          9億円                501億円        285億円


Ⅳ.マーケット指標(参考)
                   19年1月末(前月比)   18年12月末     前年1月末
日経平均株価(円) 17,383.42(+157.59)  17,225.83     16,649.82
TOPIX(ポイント)   1,721.96(+40.89)    1,681.07      1,710.77
為替(1米$:円)    121.73(+2.62)       119.11        117.21
東証REIT指数        2,212.51 (+222.08)    1,990.43      1,661.34
(ポイント)
                      (284回債)         (284回債)   (275回債)
国債利回り(%)       1.695 (+0.02)         1.675          1.56



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2.募集中ファンド

新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表になっていま
す。
<株投単位型>2月21日以降2月中に設定されるファンド ・・・   8本
<株投追加型>設定日が2月中のファンド              ・・・  39本


詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/fund/new/2007/fund07022.pdf



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3.投資信託に関するQ&A集-96-

今回は投資信託の基準価額って何?についてお答えいたします。

★基準価額とは
投資信託の基準価額とは、投資信託の口数あたりの価額のことで、投資信託の
純資産総額を投資信託の総口数で割ることで求められます。この基準価額をも
とにして投資信託の購入・換金が行われます。また、基準価額は分配金の額と
共に、投資信託の運用成績を示す重要な数字です。

投資信託は投資家からお金を集め、その集めた資金をまとめて株や債券といっ
た資産に投資しますが、投資先の株や債券は値段が変動し、また、配当金や利
息も運用の成果として得られますので、投資信託全体の資産の額は変動します。
結果、口数あたりの価額も変動するので、その価額を正確に算出し、購入・換
金の際に適用される価額としなければなりません。

★どのようにして算出する?
投資信託の運用会社は、投資信託が組み入れている株式や債券を、市場での時
価で評価します。(例えば上場株式は原則取引所での最終相場で評価します。)
その評価額の合計に配当金相当分や利息相当分等を加え、信託報酬等の費用を
差し引いて、投資信託の信託財産の純資産総額が算出されます。この純資産総
額を投資信託の総口数で割れば基準価額が算出されます。運用会社は、運用す
る投資信託の基準価額を毎営業日算出し、公表することが原則義務付けられて
います。
(投資信託の評価や計理に関する事項は投資信託協会の規則等で細かく定めら
れており、各社はこの規則に沿って基準価額を算出しています。)

基準価額は「純資産総額÷総口数」で求められますが、当初元本が1口=1円の
投資信託は通常1万口あたりの基準価額を公表しています。当初元本が1口=1円
の投資信託の場合、1口あたりの基準価額ですと、例えば「1.0345円」といった
数字になってしまうため、1万口あたりの基準価額「10,345円」という数字を公
表します。このような表記であれば、投資信託の運用が開始した時に1万円投資
していたら、現在どのくらいの額になっているのかがわかりやすくなります。

★基準価額とは何のためにある?
基準価額は、投資信託を購入する際や換金する際に適用される価額です。前述
の例で言えば、投資家は1万口であれば、10,345円で購入し、換金する場合も1
万口であれば10,345円で換金されます。(手数料、税金等は考慮していません。)
基準価額を日々算出することで、投資信託の正確な価額が把握され、追加型で
あれば日々の購入・換金が正確な価額で行われます。

毎日基準価額が公表されることは既にその投資信託に投資している投資家にと
っても重要なことです。自分が投資したものが、今どのくらいの価値を持って
いるのか、日々更新された最新の価額を知ることができるのは、投資信託とい
う商品の優れた点だといえます。例えば投資信託ではない「ファンド」は、日
々ファンドの価額を公表するような仕組みにはなっていない場合も多いようで
す。

★基準価額の変動は運用によるもの
投資信託は販売会社や運用会社、信託銀行がそれぞれの役割を果たして成り立
っている商品ですが、これらの会社の経営状況などによって直接的に基準価額
が変動することはありません。投資信託の基準価額は、どのような運用が行わ
れているかによって決まります。

*基準価額をどのようにして調べるかはQ&A集-81-をご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/info/melmaga/backno/060705.html



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4.カフェコーナー

  ◆イメージが大事?

私は、週末のテレビで一週間分のニュースを見ることを楽しみにしていますが、
久し振りにヨン様こと、ぺ・ヨンジュンさんについての情報には驚かされまし
た。

それは、ヨン様の2006年度の納税額であり、年収(2005年)にすれば
日本円で約43億円というニュースでした。何と、その収入源の9割が日本か
らとのこと。因みに日本では、歌手の宇多田ヒカルさんが年収9億円でトップ
とのこと。9億円という数字もピンとこないのに、ましてヨン様はその約5倍、
はかり知ることができません。

確かに日本では、微笑みの貴公子・ヨン様の熱狂的な高年齢の女性ファンが多
いうえ、テレビからいつもお菓子、警備保障やパチンコ業界等のCMが流れて
いました。あるCMでは、「あなたの大事なものは何ですか?」と満面の笑み
で質問しながら、自分の大切なカメラを手にとっているシーンが何度も見受け
られました。

そこで、例えば、ヨン様が「あなたの資産はどのように運用されていますか?
わたしは投資信託です。」なんて満面笑みを浮かべてCMに登場し、購入者に
ヨン様グッズをプレゼントなんてことになったら、「ヨン様の投資信託は何処
で買えるの?」との問い合わせが殺到し、ニュースになり、投資信託という言
葉がもっと認知されるのでは、と空想してしまいました。
 
しかし、ヨン様のファンは高年齢ということもあり、ヨン様のファンからは、
いざ買ってはみたものの、運用成績が悪ければ、「ヨン様がいいというから買
ったのに、損しちゃったじゃない。」「年金から買ったのに。」なんてことに
なると、リスクの説明が投資信託の販売の際の必要説明事項とはいえ、ヨン様
の人気にも影響を与えることになってしまうのでは、と確定申告の季節から思
いを巡らせた一日でした。

因みに、かつて、ある証券会社の宣伝に俳優の竹野内豊さんが登場した時に、
彼のテレフォンカード(2種類)が欲しいあまり、私は投資信託を購入したこ
とがあります。今はそのテレファンカードをお宝としてタンスにしまっていま
すが、タンスから出しては、「いくらで売れるかな?」なんて、ニンマリ皮算
用している私です。


                                   (資産運用より皮算用の「狸のF子」)



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■投資信託協会では、「投資信託ガイド」と「不動産投資法人ガイド」を作成
  しています。

ご希望の方は、ホームページよりご請求ください(各一冊無料)。

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