2017年のトピックス

つみたてNISAの実施に関する投資信託協会 会長談話

平成29年10月2日

 

つみたてNISAの実施に関する投資信託協会 会長談話

一般社団法人 投資信託協会
会長  岩崎 俊博

 

 本日より新たな少額投資非課税制度である「つみたてNISA」の申し込みが開始された。

 「つみたてNISA」は、既に多くの方に利用されているNISA、ジュニアNISAと並んで、今後、広く利用されていくことが期待される。

 「つみたてNISA」制度の投資対象として、長期・積立・分散投資に相応しい投資信託が届け出られている。投資信託業界としても、これら商品を適切に提供するなど、この制度の利用拡大に貢献したい。

 米国においても、投資信託は積立で利用される確定拠出年金(DC)や個人退職勘定(IRA)を通じて非常に大きな残高となっており、退職後の生活のための資産形成に役立っている。
 日本においても、「つみたてNISA」は個人型確定拠出年金(iDeCo)と並んで、長期的資産形成の重要なツールとして期待されており、業界としても、これに対する国民各層、特に資産形成層の理解が深まるよう、様々な取り組みを行っていきたい。

 少子高齢化が急速に進む中、NISA、ジュニアNISA、「つみたてNISA」は国民の自助努力による資産形成にとって重要であるとともに、日本の今後の経済成長を考える上で、成長資金を証券市場に繋ぐツールとして重要な役割を果たすことから、今後、これらの制度がさらに幅広く利用されるよう、関係各方面に働きかけを行っていきたい。