NISAと出会う6つのCOLUM(コラム)

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ファイナンシャルプランナーに聞く!NISAの賢い使い方

NISAの基本的な仕組みや利用の仕方について、ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)の馬養雅子(まがい まさこ)さんに聞きました。

NISAについて

――あらためてうかがいますが、そもそもNISAとはなんですか?

NISAは税金に関する優遇制度です。
株や投資信託などを買って保有していると配当や分配金が受け取れます。また、買ったときより高い値段で売れば売却益が得られます。このような利益には通常20.315%の税金がかかりますが、証券会社や銀行などの金融機関でNISA専用の口座を作ると、そこで買った株や投資信託から得られた利益には税金がかかりません。NISA口座で買える株や投資信託は1月~12月の1年間で120万円まで。非課税期間は今のところ5年間です。 日本に住む20歳以上の人なら誰でも、1人につき1つNISA口座を開設することができます。

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――NISAが導入されたのはなぜですか?

NISA導入の目的の1つは、現役世代の資産作りを手助けすることです。
若い人ほど昔のようには所得が伸びず、将来受け取れる公的年金の水準も低くなるため、早いうちから資産作りを始めなければなりません。とはいえ、いまは預貯金の金利が非常に低いので、資産を殖やすには株や投資信託など預貯金以外の金融商品で資産を運用する必要があります。それをバックアップするためにNISAが作られました。

もう1つの目的は、日本経済の活性化です。
日本人の資産のほとんどは預貯金ですが、NISAによって個人の資金が株や投資信託などに投資されるようになれば、株式市場が活発になります。それによって企業が資金を調達しやすくなると、事業を発展させたり新しい事業を始めたりできます。また、新しくビジネスを起こす人が増えるかもしれません。こうしたことが日本の経済を下支えすることにつながります。

――NISAを活用するとよいのはどんな人ですか?

NISAは年間120万円までの投資から得られた利益が非課税になる仕組みなので、誰にとってもメリットはあります。特に、これから資産作りをしていく若い人にはぜひ活用してほしいですね。

NISAで利用できる金融商品のうち、初めて運用する人におすすめなのは投資信託です。多くの金融機関では、NISAで投資信託の積立ができるので、まとまったお金がなくても毎月ムリのない一定額で投資信託を購入してコツコツ資産を作っていくとよいでしょう。

投資信託とNISAについて

――投資信託とは何ですか?

投資信託は、多くの人から資金を集めて"ファンド"を作り、その資産をファンドマネージャーと呼ばれる専門家が運用する仕組みです。私たちは証券会社や銀行でファンドを選んで、購入、つまり投資します。そうすると、そのお金はファンドを通して株や債券などで運用されます。運用がうまくいくとファンドの価格が上がります。また、運用で得られた利益は分配金という形でファンドを買った人に支払われます。

――投資信託のメリットはなんですか?

投資信託は複数の株や債券などに分散投資するので、個別の株などに投資する場合に比べて値動きが抑えられます。また、1万円前後から、あるいは金額を指定して購入できるので、120万円という枠のあるNISAで利用しやすく、少ない金額でも資産が運用できます。

投資信託は、どのようなもので運用するかがファンドごとに決まっています。例えば、「日本の株に投資するファンド」「海外の格付けの高い債券に投資するファンド」といった具合です。投資信託の投資対象は幅広く、投資信託を通じて、世界中のさまざまな資産に分散投資ができます。

資金の目的やどのくらいの値動きまでなら許容できるかなどによって、ファンドを選んだり組み合わせて購入したりして、それぞれの人に合った資産配分で運用ができるのも投資信託のメリットです。

――投資信託の積立とはどういうものですか?

同じファンドを、毎月一定の日に、一定の金額で購入していく方法です。積立額は毎月1万円からという金融機関が多いのですが、金融機関によっては、5,000円から、1,000円から、500円からというところもあるので、ムリのない金額で資産運用を始めることができます。

また、毎月一定の金額を購入することで、価格が高い時には少ない口数、価格が低い時にはたくさんの口数を購入することになります。この買い方だと毎月一定の口数を購入する場合と比べて、平均購入単価を抑えることができると言われています。この買い方は、投資手法の一つでドルコスト平均法と呼ばれています。

――NISAを活用する上で、投資信託をどのように選べばよいでしょうか?

NISAであるかどうかにかかわらず、基本的に、資産を殖やす力が強いのは株、値動きが安定しているのが債券です。 その分、株はリスク(商品の価格のブレ)が大きくなります。ですが、資産運用では運用期間が長くなればなるほど、短期的な相場の影響を受けにくくなるなど、リスクは小さくなると言われています。若いうちから投資を始めれば、それだけ運用期間が長くなりますので、これから資産を殖やしていきたい現役世代は、多少リスクが高くても株に投資するファンドで積極的に資産を殖やすことを考えてもよいのではないでしょうか。

とはいっても、最初から運用の優れたファンドを選ぶのは難しいので、日本の代表的な株価指数であるTOPIX(東証株価指数)や日経平均株価と値動きが連動するように運用されるインデックスファンドがよいのではないでしょうか。同じ指数に連動するものならファンドによる運用成績の差がほとんどないので、ファンド選びでそれほど迷わなくてすみます。また、TOPIXや日経平均株価はニュースで毎日チェックできるので、値動きがわかりやすいといえます。

資金に余裕があれば、世界の先進国の株価指数に連動するインデックスファンドを加えるとよいでしょう。海外の資産に投資することで、将来の円安にある程度備えることができます。

――初心者へのメッセージをお願いします。

資産運用は、とにかく始めることが大切です。そうすれば、それまでわからなかったことがわかるようになり、ファンドが選べるようになり、日本や世界の経済に興味が持てるようになります。せっかくできたNISAですから、この機会に資産作りをぜひ始めてください。

――ありがとうございました!皆さんも、これを機会にNISAを利用してみてはいかがでしょう?

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