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No.9 (2002年04月03日発行) >>元本保証のある投資信託ってあるの

                                

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      投信協会メールマガジン  No. 9      2002/4/3
                発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                       
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●--●  CONTENTS  ●--●

1.募集中ファンド

2. 投資信託入門
   ◆ 元本保証のある投資信託ってあるの?

3. カフェコーナー
   ◆「健康食煙」

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1. 募集中ファンド

4月3日現在募集中の新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等が一
覧表になっています。

追加型については設定日が4月中のファンド、単位型については4月3日が
募集期間に含まれているファンドです。

詳しくは添付のファイルをご覧下さい。
(fund02041.pdf)


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2.投資信託入門

◆ 元本保証のある投資信託ってあるの? ◆

結論から述べると元本保証のある投資信託というのはありません。
投資信託の価値(基準価額)は毎日、組み入れている株式や債券を時価で評価
することによって決まるので、元本が保証されないのです。
しかし、最近では損失を限定した形の「元本確保型」あるいは「リスク限定型」
と呼ばれる投資信託がいろいろと設定されています。

★元本確保型の誕生
1999年3月、はじめてファンド名に元本確保型という言葉を入れた投資信
託が設定されました。また1997年12月から銀行等で投資信託が扱われる
ことになり、今まで証券会社に足を運ぶことがなかったお客様が投資商品のひ
とつである投資信託を目にする機会も多くなりました。こうした販売窓口の拡
大とリスクをあまりとりたくないお客様のニーズが合致し、リスクを限定した
投資信託は成長しています。

★仕組み
期間中の株価指数の推移によって償還価額がかわる仕組債を組入れて運用しま
す。この仕組債を上手に組み入れることによって元本の確保を目指します。
投資信託の基本は組み入れている債券や株式を日々の価格で計算し、それを基
準価額としますので元本は保証されていませんが、外国の銀行等が発行する債
券(仕組債)等を組み入れることによって元本の確保を図ることを目的に運用
します。

★特色
元本確保やリスク限定型という言葉のもつ意味合いはファンドによって多少の
違いがあります。例をあげると、「運用期間中の基準価額の最高値の○○%を
償還価額として確保するもの」や、「株価指数が予め決められた範囲内で推移
したときにファンドの償還価額は元本を割らないように、またその範囲を下回
った場合には当初元本の○○%を確保することを目指すもの」等種類もたくさ
んあります。

★種類
公社債投信の単位型として1年~5年程度の比較的短期で運用されるファンド
が主流ですが、中には株式投信追加型として設定され、設定からある程度の期
間は追加の買付ができるファンドもあります。

★注意点
組み入れている債券の性質上、通常の投資信託よりコストが多少割高になるこ
とが多く、また、債券の発行体の破綻があった場合には大きな損失を蒙る可能
性もあります。また、組み入れた債券を途中で売却した場合には、元本より下
回った価格になることもありますのでこの点ご理解ください。
元本確保型の投資信託については、具体的な内容は目論見書をご覧になり、主
な組み入れ対象となる仕組債の内容、株価指数と基準価額、償還価額の関係を
よく理解した上でご購入されることをお勧めします。

本メールマガジンに添付されている4月の新規ファンド一覧の中にも元本確保
型ファンドが掲載されています。ご参考までに添付資料をご覧ください。


次回は、「購入する時の諸費用はどのくらい?」について説明します。



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3. カフェコーナー

◆ 「健康食煙」 ◆

 愛煙家にとって、昨今喫煙場所を見つけ一服するのにますます肩身が狭くな
ってきた。以前であれば、どこでも必ず喫煙コーナーがあったが、最近はなか
なか見つからないことも多い。喫煙場所が見つかった時、喫煙者はなぜか「ホ
ッ!」と安堵してしまう。

 しかし、タバコを吸わない人にとっては裏を返せば迷惑このうえないものと
いうことになる。その嫌煙の最大の理由は「他人への迷惑」と「健康の問題」
であると思う。

 さらに、“タバコは百害あって一利なし”といわれる。とはいうものの、嫌
煙者の方々には決して信じてもらえないが、世の中には自分の健康のためにあ
えて喫煙をしている人もいることも知っておいて欲しいと思う。

 ある会合で愛煙家曰く、「身近に喫煙を止めて大変な目にあっている人がい
る。例えば、子供も大きくなり、生活もそれなりに安定し、後は自分の健康を
考えてタバコを止めた。ところが、止めたとたんに重症の喘息になった。病院
で喘息の治療に来ていた人も、同じ理由であった。」と、さらにある愛煙家の
大学教授曰く、「人間は年をとると必ず、大なり小なり動脈瘤ができる。小生
の友人でタバコを止めたとたん血流が良くなり脳溢血で、52歳の若さで亡く
なった。だからあれだけタバコを止めるなといったのに・・・。」

 この話を聞いた途端、私は思わずタバコに火をつけつぶやいた。「私にとっ
てタバコは健康食煙・・・。」

 かくいう私は、体調を壊したことから、今では愛煙家をすっぱり辞任し、ど
ちらかというと自称嫌煙者の名誉総裁に就任している。

 愛煙家、嫌煙者、それぞれの立場を歴任したわけである。

 愛煙家であったために体調を崩したとは思いたくはないが、体にリスクを負
っていたことと周囲にリスクを課していたことは事実である。

 今そのリスクを少しずつ取り戻しつつある。どちらにおいても、また、なん
においても自己管理、自己責任に終局するのだということに辿り着いた今日こ
の頃である。(T.K.)


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