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No.82 (2005年3月16日発行) >>商品ファンドって何?投資信託とは違うの

                                

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         投信協会メールマガジン    No.82         2005/3/16
                                 発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                       
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●--●  CONTENTS  ●--●

1.トピックス
  ◆「不動産投信 NEWS」3月号の公表
  ◆投資信託の市場動向(2月中)

2.募集中ファンド

3.投資信託に関するQ&A集ー50ー
  ◆商品ファンドって何?投資信託とは違うの?

4.カフェコーナー
  ◆不審な車


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1.トピックス

◆「不動産投信 NEWS」3月号の公表

本協会では、不動産投信のより一層の普及のため、不動産投信に係る主な動き
等をとりまとめた「不動産投信 NEWS」3月号を公表しました。
なお、公表内容等は2月中の動向です。

詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/info/fudousan_news.html


◆投資信託の市場動向(2月中)

全体の概況
契約型公募投資信託の株式投信追加型の内、国際株式型の純資産残高は2兆円
を突破(2兆362億円)し、過去最高を更新。バランス型も同じく過去最高
(11兆1,700億円)。これにより株式投信全体では一昨年8月より連続
して資金が増加し、純資産残高は28兆3,937億円(1992年1月以来
の水準)となる。
全体(株投+社投+MMF)で見ると4ヶ月連続で資金が増加し、純資産残高
は41兆4,514億円となる。
契約型私募投資信託も堅調(17ヶ月連続の資金増加)で、純資産残高は16
兆円を突破(16兆4,095億円)。

Ⅰ.契約型公募投資信託の状況

(1)資産動向
						    <単位:億円>
		   設定     解約       純資産計(前月比)
1.株式投信	  11,091	  9,031         283,937(+7,442)
2.公社債投信    31,874       32,101           95,487 (▲229) 
3.MMF      1,076    1,475            35,089 (▲399)
合計[1+2+3]  44,042       42,608         414,514 (+6,813)

(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加
    味されますので、本表では一致しません。


(2)運用状況
 株式投信における株式の組み入れ比率は、前月末と比較すると44.2%→
43.1%と低下、全体の公社債の組み入れ比率は48.8%→49.6%と
上昇した。

                             <単位:%>
			株式	    公社債        余資等※
1.株式投信	 	43.1		 43.9		     7.2
2.公社債投信      ―		 70.3		    27.8
3.MMF         ―		 39.0		    61.5
合計[1+2+3]    29.6	      49.6		    16.6

※余資等とは預金、金銭信託、コール・ローン、割引手形、CD、CP等が含
 まれます。

●株式の売買状況(国内外合算) 827億円の売り越し。


(3)主体別残高状況
						    <単位:億円>
		 証券会社	銀行等	   投信会社     合計
1.株式投信	 147,614	 133,509	2,813     283,937
2.公社債投信	  91,503 	  3,877	 107      95,487
3.MMF     26,964	  8,077	  47      35,089
合計[1+2+3] 266,082	 145,464	2,967      414,514
(前月比)     (+2,092)    (+4,881)   (▲160)    (+6,813)

(保有割合:%)   (64.2)  (35.1)   (0.7)  (100.0)


Ⅱ.契約型私募投資信託の資産動向
						      <単位:億円>
			設定	    解約  	   純資産計(前月比)
合計(株投+社投)     6,884    3,639        164,095(+5,933)

(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加
    味されますので、本表では一致しません。


Ⅲ.不動産投信(J-REIT)の資産動向

          17年1月(前月比)    16年12月     前年1月
純資産計    12,523億円(+59億円)     12,463億円      7,714億円
売買高計※    151,446口          207,495口        138,586口
売買代金計※      976億円          1,382億円       766億円
(※は東証調べ)


Ⅳ.マーケット指標(参考)
           17年2月末(前月比)    17年1月末     前年2月末
日経平均株価(円) 11,740.60(+353.01)  11,387.59      11,761.79
TOPIX      1,177.41(+31.27)    1,146.14        1,082.47
 (ポイント)
為替(1米$:円)    104.74(+1.13)       103.61         109.62
東証REIT指数   1,475.28(▲5.04)     1,480.32       1,212.88
 (ポイント)
              (268回債)     (267回債)   (258回債)
国債利回り(%)      1.470(+0.15)       1.320      1.220


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2.募集中ファンド


新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表になっていま
す。
<株投単位型>3月16日以降3月中に設定されるファンド・・・  15本
<株投追加型>設定日が3月中のファンド        ・・・  22本
<社投単位型>3月16日現在、募集中のファンド    ・・・   2本
<金銭信託受益権投信>3月16日現在、募集中のファンド ・・・  1本


詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/fund/new/2005/fund05032.pdf


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3.投資信託に関するQ&A集ー50ー

  今回は、商品ファンドって何?投資信託とは違うの?についてご回答いた
します。

★商品ファンドとは
商品ファンドは、多数の投資家から資金を集め、専門家が商品先物等の商品投
資により運用し、運用成果を投資家に還元する金融商品です。

日本の商品ファンドは、1992年4月より施行された「商品投資に係る事業
の規制に関する法律」に基づき運営されています。同法は、金融庁、農林水産
省、経済産業省の共管の法律です。

投資信託は「投資信託及び投資法人に関する法律」に基づき運営され、有価証
券や不動産等の特定資産(「特定資産」の範囲は、投信法施行令に規定されて
います。)を主な投資対象として専門家が運用する金融商品です。

このように、投資信託と商品ファンドは、多数の投資家の資金をまとめて専門
家が運用する金融商品ということは同様ですが、根拠法や「主な投資対象」等
の異なる点があります。

★どんな形で組成できるの
投資信託は、信託契約型か投資法人(会社型)の形で組成できますが、日本で
販売されている商品ファンドは、大別して次の3つの形態で組成されているよ
うです。

1)リミテッド・パートナーシップ(LPS)型
LPSは、日本の法律にはない組織形態です。商品投資販売業者がゼネラル・
パートナーとなってLPSを設立し、投資家は、LPSに出資して有限責任の
リミテッド・パートナーになります。

2)匿名組合型
匿名組合は、日本の商法に基づく組合形態です。商品投資販売業者が商品ファ
ンド事業を目的とする営業者(運営会社)を設立し、投資家は、商法上の匿名
組合員として当該営業者に出資します。日本で販売されている商品ファンドの
多くがこの形態のようです。

3)信託型
信託型では、商品投資販売業者が信託銀行(受託者)と信託契約を結び、投資
家は信託契約により生じる受益権を取得して受益者となります。

★リスク度合いによる分類
商品ファンドは、大まかに「元本確保型」と「積極運用型」に分類されるよう
です。以前は「元本確保型」の商品が中心でしたが、現在販売されている商品
は「積極運用型」が中心となっているようです。

また、日本商品投資販売業協会で公表している運用成績は、リスク度と通貨を
組み合わせた分類となっています。

【元本確保型】
金の現先取引や欧米の主要銀行による信用状等により、満期償還時の元本を確
保するよう工夫されているファンド

【積極運用型】
元本確保のための資金や費用等の制約をなくし、リスクを分散しながら先物取
引等による運用を行い積極的に収益を追求するファンド


次回は、「オープンエンドとクローズドエンドって何」についてご回答いたし
ます。

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4.カフェコーナー

◆不審な車

最寄駅の工事の関係で駅前の交番が撤去された。「この不況下、財政難でつい
に交番もリストラか…」と僕はこの町の治安の行く末を心配していた。

そんなある日、帰り道に不審な白いバンが駅前に止まっていた。「なんであん
な車が止まっているんだ…。」

その後、数日にわたってその不審な車は駅前に居座りつづけた。「怪しすぎる
。交番を撤去しなければあんな怪しい車は来なかったのに・・・。こうなった
ら市民の義務として警察に通報するしかない」と決意を固めナンバーを確認す
るべくその車に近づいた。よく見るとボディに文字が書かれている。

「移動交番・・・いどうこうばん(?_?)」白いバンの横には長い警棒を持っ
たお巡りさんが立っていた。

どうやら撤去された交番の代わりに臨時で白いバンが移動交番車として派遣さ
れたらしい。多分交番が撤去された翌日から移動交番車は派遣されていて、お
巡りさんは立っていたのだと思う。だけど、僕が見たのが夜で、お巡りさんが
黒いコートを着ていたので気が付かなかったのだ(通報しなくてホントに良か
った)。

仮設の建物でもなく、白いバンが一台。交番におなじみの赤い丸いランプもパ
トライトもない。これが交番だとはなかなか分からない。そんな理由からかお
巡りさん、バンの中にいるわけにもいかず、寒空の下、外に立っている(それ
でも気がつかなかった)。しかもこの移動交番車、大量の違法駐輪自転車に囲
まれている。寒さに加えてイザというときに車も出せない。結構かわいそうな
環境だ。

イギリスの移動交番車はもっとすごいらしい。バンではなくトラック並の大き
な車両で、中にはカーペットが敷かれ、電子レンジ付きのキッチンまで用意さ
れている。もちろん中央司令部とつながったコンピュータシステムなど交番機
能もバッチリだ。この移動交番車、特に地方で警察の数が少なく市民のアクセ
スが難しいようなエリアへの対応や、市民のニーズに合わせて機動的に巡回す
るために配備されたという(ちなみに市民からのリクエストは電子メールで受
け付ける)。単なる交番の代わりではないのだ。写真を見ると結構カッコいい
車両で、きっとイギリスの移動交番車のお巡りさんは子供の人気者だと思う。

それに比べてわが地元の移動交番、もう少し何とかならないだろうか。早く工
事が終了するのを待つしかないのか。そんなツライ環境でも外に立って僕らの
町を守ってくれているお巡りさんに「今日もご苦労様です」とココロの中で声
をかけながら家に帰った。
                                                                (人生)



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