No.78 (2005年1月19日発行) >>ブラインド方式って何
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投信協会メールマガジン No.78 2005/1/19
発行:毎月第1・第3水曜日
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●--● CONTENTS ●--●
1.トピックス
◆「投信フォーラム2005」の開催(入場無料)
◆「不動産投信 NEWS」1月号の公表
◆投資信託の市場動向(12月中)
2.募集中ファンド
3.投資信託に関するQ&A集ー46ー
◆ブラインド方式って何
4.カフェコーナー
◆入院
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1.トピックス
◆「投信フォーラム2005」の開催(入場無料)◆
投資の重要性が増す中、有力な資産運用のひとつとして期待される投資信託を
ご理解いただくために、広く一般の方を対象にした講演会を開催いたします。
講演は、著名な経済評論家や投資信託の専門家による、わかりやすく実践的な
内容となっております。
◆仙台講演会◆
開催日:2月26日(土)
場 所:仙台市民会館・小ホール
時 間:開場/12:30 開演/13:00
講 師:第1部 森永卓郎氏「今後の日本経済・投資と暮らしはどう変わる?」
第2部 大西善一郎氏「なるほど投資信託」
※講演者、講演内容については、都合により変更になる場合もございますので、
あらかじめご了承願います。
参加には、事前申し込みが必要となります。詳細につきましては、2月2日
(水)配信のメルマガでお知らせいたします。
◆「不動産投信 NEWS」1月号の公表◆
本協会では、不動産投信のより一層の普及のため、不動産投信に係る主な動き
等をとりまとめた「不動産投信 NEWS」1月号を公表しました。
なお、公表内容等は12月中の動向です。
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/info/fudousan_news.html
◆投資信託の市場動向(平成16年中)◆
・全体の概況
総合計(公募)の純資産総額は40兆円台を回復(平成13年末以来)。
・単位型株式投信(公募)
リスク軽減タイプが多く設定される。これにより設定金額は1兆4,345
億円となり、平成6年以来の水準(1兆7,370億円)となった。
・追加型株式投信(公募)
毎月決算型とFOFの設定増加が寄与し堅調に推移。中でも毎月決算型の資
金増加額は2兆4,048億円(資金増加額の55%を占める)となる。こ
れにより追加型は4兆3,548億円の資金増加となり、平成元年以来の水
準(4兆6,821億円)となった。純資産総額は、25兆6,354億円と
なり、過去最高を記録。
・株式投信(公募)
4兆9,435億円の資金増加。これは昭和63年以来の水準(5兆3,24
4億円)。純資産総額は27兆4,352億円となり、平成3年以来の水準
(28兆5,624億円)となった。
・公社債投信(公募)
MRFの設定額(35兆8,407億円)は過去最高。利便性の高い運用先と
して人気を集めた模様。
・私募投信
株式投信、総合計共、各月連続して資金増加し、純資産総額は15年末の10
兆円台から16年末は15兆円台へ。
・不動産投信
15年末に7,661億円であった純資産総額は16年11月末には1兆1,2
83億円に。本数も16年中に新たに5本上場し16年末には15本となる。
契約型公募投資信託の資産動向(16年中)
<単位:億円>
設定 解約 純資産計(前年比)
1.株式投信 131,628 82,193 274,352(+60,959)
2.公社債投信 384,691 402,593 99,552 (▲17,908)
3.MMF 17,087 24,527 36,062 (▲7,440)
合計[1+2+3] 533,408 509,314 409,967 (+35,610)
契約型私募投資信託の資産動向(16年中)
<単位:億円>
設定 解約 純資産計(前月比)
合計(株投+社投) 76,175 31,444 155,962(+52,119)
(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加
味されますので、本表では一致しません。
投資信託の市場動向(12月中)
全体の概況
毎月決算型の純資産総額は前月に引き続き7兆円台を維持(7兆4,069億
円)し、またFOFの設定額は過去最高の2,604億円となる。この他、E
TFの設定も寄与し、株式投信(公募)の資金は8,616億円増加(一昨年
8月より連続増)し、27兆4,352億円となる。これにより投信全体(公
募)の純資産は平成13年以来、4年ぶりに40兆円台を回復(40兆9,9
67億円)。私募投信も引き続き堅調に推移し、15兆円台を突破(15兆
5,962億円)。
Ⅰ.契約型公募投資信託の状況
(1)資産動向
<単位:億円>
設定 解約 純資産計(前年比)
1.株式投信 15,128 6,511 274,352(+15,862)
2.公社債投信 32,038 27,305 99,552 (+4,744)
3.MMF 1,187 1,892 36,062 (▲704)
合計[1+2+3] 48,354 35,709 409,967 (+19,901)
(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加
味されますので、本表では一致しません。
(2)運用状況
株式投信における株式の組み入れ比率は、前月末と比較すると44.2%→4
5.0%とやや上昇、全体の公社債の組み入れ比率は50.3%→47.9%と低
下した。
<単位:%>
株式 公社債 余資等※
1.株式投信 45.0 42.6 7.3
2.公社債投信 ― 65.4 29.9
3.MMF ― 39.9 58.8
合計[1+2+3] 30.1 47.9 17.3
※余資等とは預金、金銭信託、コール・ローン、割引手形、CD、CP等が含
まれます。
●株式の売買状況(国内外合算)214億円の買い越し。
(3)主体別残高状況
<単位:億円>
証券会社 銀行等 投信会社 合計
1.株式投信 144,976 126,329 3,046 274,352
2.公社債投信 95,418 4,026 107 99,552
3.MMF 27,577 8,437 47 36,062
合計[1+2+3] 267,971 138,793 3,202 409,967
(前月比)(+13,762) (+6,093) (+45) (+19,901)
(保有割合:%) (65.4) (33.8) (0.8) (100.0)
Ⅱ.契約型私募投資信託の資産動向
<単位:億円>
設定 解約 純資産計(前月比)
合計(株投+社投) 7,491 2,655 155,962(+8,554)
(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加
味されますので、本表では一致しません。
Ⅲ.不動産投信(J-REIT)の資産動向
16年11月(前月比) 16年10月 前年11月
純資産計 11,283億円(+28億円) 11,254億円 6,581億円
売買高計※ 149,837口 155,650口 75,840口
売買代金計※ 1,041億円 1,073億円 379億円
(※は東証調べ)
Ⅳ.マーケット指標(参考)
16年12月末(前月比) 16年11月末 前年12月末
日経平均株価(円) 11,488.76(+589.51) 10,899.25 10,676.64
TOPIX(ポイント 1,149.63(+50.84) 1,098.79 1,043.69
為替(1米$:円) 104.21(+1.03) 103.18 107.13
東証REIT指数 1,479.54(+1.35) 1,478.19 1,166.42
(ポイント)
(266回債) (264回債) (256回債)
国債利回り(%) 1.435(▲0.01) 1.445 1.36
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2.募集中ファンド
新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表になっていま
す。
<株投単位型>1月19日以降1月中に設定されるファンド・・・・・14本
<株投追加型>設定日が1月中のファンド・・・・・・・・・・・・・・7本
<社投単位型>1月19日現在、募集中のファンド・・・・・・・・・・1本
<金銭信託受益権投信単位型>1月19日現在、募集中のファンド・・・1本
<金銭信託受益権投信追加型>設定日が1月中のファンド・・・・・・・1本
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/fund/new/2005/fund05012.pdf
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3.投資信託に関するQ&A集ー46ー
今回は、ブラインド方式って何ですかについてご回答します。
★ブラインド方式とは
投資信託の販売会社への売買の申込は、原則として午後3時までとなっていま
す。日本株に投資するファンドの売買に適用される基準価額は、申込当日の価
額ですが、当該基準価額は、証券市場が終了した午後3時以降に計算されます。
(注)
そのため、投資家は、売買の申込をした時点では適用される基準価額が分かり
ません。この売買方式を、一般に「ブラインド方式」といいます。
(注)外国株式を主な投資対象とするファンドの場合、時差の関係により、申
込の翌営業日の基準価額が適用されることになっています。
★受益者間で不公平を生じさせないための仕組み
ブラインド方式が採用される以前は、前日の基準価額を基準として売買が行わ
れていましたが、受益者間で不公平が生じてしまうという問題がありました。
以下、日本株に投資するファンドを売買するケースで具体例をあげます。
―申込日にファンドが組入れている証券の価格が上昇し、ファンドの価値が上
昇している状況で購入するケース―
例)申込前日の基準価額10,000円、受益権総口数1口、申込日のファン
ド価値10,500円のファンドを1口購入
前日の基準価額の10,000円での購入なので、純資産総額20,500円、
受益権総口数2口となり、基準価額は10,250円です。既存の受益者にと
っては、追加購入がなければ10,500円であったはずの基準価額が、追加
設定により10,250円になってしまったわけで、資産が薄まってしまって
います。
―申込日にファンドが組入れている証券の価格が下落し、ファンドの価値が下
落している状況で換金するケース―
例)申込前日の基準価額10,000円、受益権総口数2口、申込日のファン
ド価値9,800円のファンドを1口解約
前日の基準価額10,000円での解約なので、純資産総額9,600円、残存
口数1口となり、基準価額は9,600円です。残存受益者にとっては、解約
がなければ9,800円であったはずの基準価額が、解約により減少してしま
ったわけで、残存受益者の資産が薄まってしまっています。
このように、前日の基準価額で売買できると、今日の相場の動向を見て売買す
ることで儲けようとする人が出てきてしまうのではないでしょうか。一方で、
既存の受益者(又は、残存受益者)にとっては、不利益となってしまいます。
ブラインド方式は、上記のような受益者間の不公平を生じさせないために導入
されたのです。
次回は、「収益調整金って何」についてご回答いたします。
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4.カフェコーナー
◆入院◆
健康なだけが取り柄のような自分であるが、過去一度だけ入院を経験したこと
がある。
あれは高校3年の10月頃だったと思う。中学の時ぐらいから、激しい運動を
した時にひざに痛みを感じるようになり、高校に入ってからはだんだん痛みも
酷くなったことから、病院に行ったところ、ひざの半月板が原因とのことだっ
た。
ただ、通常であれば、受験勉強真っ盛りのこんな時に手術しようと思ったのは、
よっぽど受験勉強に身が入らなかったんだと思う。
手術の前日から入院することになったが、その日、私の病室はクラスの野郎友
達の溜まり場となっていた。
手術も無事終わり、3日間程入院したが、偶然部屋が同じだった浪人生との出
会いは私の受験生活に大きな影響を与えた。
代々木ゼミナールに通っているというその浪人生は、偶然にも、私と同様ひざ
の半月板の手術で入院していた。実家が遠いということもあり、身内の方の見
舞いはいなかったが、その人は全く困っていなかった。入院生活をエンジョイ
しているようだった。何かにつけ看護婦さんを呼び出し、「あれやって、これ
やって」とお願いしまくり。そのマイペースぶりには、ただ感服するばかりだ
った。
受験勉強について、その浪人生と深刻な話をした記憶はない。ただ、「これは
知っているか、あれは知っているか」という質問に全く答えられなかったこと
と、その人の日本史のノート(当時、カリスマ講師として有名だった菅野祐孝
氏の授業のノートでした。)を見たとき、確かに感じるものがあった。
何がきっかけになるか、本当に分からない。一人の浪人生との出会いがきっか
けで、私は何かに取り付かれたかのように勉強するようになっていた。(その
後、1年浪人生活を送りましたが、無事志望校に合格することができました。)
そんなかけがえのない出会いのあった私の入院生活であるが、最も忘れられな
いことは、退院を迎えた日の母親の一言である。
「一人の女性も見舞いに来なかったねぇ。」しみじみ・・・
ほんっと、モテなくてすみません。
(K.T)
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