No.70 (2004年10月6日発行) >>不動産投信等の税制ってどうなっているの<その1>
●=●=============================================================●=●
投信協会メールマガジン No.70 2004/10/6
発行:毎月第1・第3水曜日
●=●=============================================================●=●
●--● CONTENTS ●--●
1.募集中ファンド
2.投資信託に関するQ&A -39-
◆不動産投信等の税制ってどうなっているの<その1>
3.その他
◆不動産証券化に係わるシンポジウムのご案内
◆投資信託概況の発表日
4.カフェコーナー
◆「被介護犬」第一号・麗雄<その1>
■□■□■------------------------------------------------------------
1.募集中ファンド
新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表になっていま
す。
<株投単位型>10月6日以降10月中に設定されるファンド・・・6本
<株投追加型>設定日が10月中のファンド・・・・・・・・・・・3本
<社投単位型>10月6日以降10月中に設定されるファンド・・・2本
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/fund/new/2004/fund04101.pdf
■□■□■------------------------------------------------------------
2.投資信託に関するQ&A集 -39-
◆不動産投信等の税制ってどうなっているの<その1>◆
今回は、 不動産投資法人(J-REIT)や証券投資法人及びETF等の証券
取引所に上場された投信(以下「上場投信」といいます。)を、個人投資家の
方が購入した場合の税制についてご回答します。
★利益の分配にかかる税務上場投信の収益には、不動産投資法人では賃貸収入
や保有不動産の売却益等、ETF等では保有有価証券の配当等がありますが、
これらの収益を源泉として支払う分配金(以下「利益の分配金」)にかかる税
の取扱いは、一般の個人投資家と大口投資家で異なります。
1)一般の個人投資家にかかる税務
上場投信の利益の分配金については、株式の配当金と同様に配当所得として源
泉徴収方式(申告不要)による課税が行われます。
源泉徴収にかかる税率は、平成20年3月末までに受取る分配金は10%(所
得税7%、地方税3%)の軽減税率が適用されます。(平成20年4月以降は
20%(所得税15%、地方税5%)となります。)
確定申告しなければ、源泉徴収税額を負担するだけで課税関係が終了となりま
すが、確定申告することで総合課税を選択することもでき、この場合、他の所
得と合算して累進税率が適用された上で源泉徴収税額の調整を受けることにな
ります。
2)大口投資家にかかる税務
投資法人の計算期間終了日において、当該投資法人の発行済投資口総数の5%
以上保有する個人投資家の方が受け取る利益の分配金については、20%(所
得税15%、地方税5%)の税率で源泉徴収された後、総合課税による確定申
告を行う必要があります。
★譲渡に係る税務
1)申告分離課税
上場投信を譲渡(売却)した際の取扱いは、株式を譲渡した場合と同様に、譲
渡所得として申告分離課税の対象になります。
上場投信の譲渡益に適用される税率は、証券会社を通じた譲渡の場合、平成1
9年12月末までの譲渡は10%(所得税7%、地方税3%)の軽減税率が適
用されますが、証券会社を通さない譲渡の税率は26%(所得税20%、地方
税6%)となります。(平成20年1月以降の証券会社を通じた譲渡にかかる
税率は20%(所得税15%、地方税5%)となります。)
譲渡所得は、年間を通して売却した上場投信や株式等の各損益を通算して算定
され、譲渡益となる場合は、原則として確定申告する必要があります。なお、
源泉徴収選択の特定口座を利用する場合は、確定申告不要となります。
2)損失の繰越
上場投信の譲渡損については、1)において、譲渡所得の計算をする過程で他
の株式等の譲渡益と通算されますが、通算後になお損失となる場合、確定申告
により翌年以降3年間、当該損失の繰越ができます。
次回は「不動産投信等の税制ってどうなっているの<その2>」として、利益
以外を源泉とする金銭の分配にかかる税の取扱いについてご回答いたします。
■□■□■------------------------------------------------------------
3. その他
◆不動産証券化に係わるシンポジウムのご案内◆
「投資立国への挑戦 ~J-REITの発展を契機に投資を呼び起こす~」
社団法人不動産証券化協会では、毎年、不動産証券化に係わるシンポジウムを
開催しており、本年で第12回目を迎えます。本年は「投資立国への挑戦 ~
J-REITの発展を契機に投資を呼び起こす~」というテーマで開催いたし
ます。
日時:平成16年10月26日(火) 午後1時~午後5時30分
会場:よみうりホール
主催:社団法人不動産証券化協会
後援:金融庁、国土交通省、金融知力普及協会、東京証券取引所、投資信託協
会、日本証券アナリスト協会、日本証券業協会、日本ファイナンシャル
・プランナーズ協会、不動産協会(順不同)
投資信託協会のメールマガジン読者で参加希望者は下記によりお申込み下さい。
(定員になり次第締め切りとさせていただきます)
(お申込み方法)
「2004シンポジウム参加希望(投信協会メルマガ会員)」とお書きの上、
住所、氏名、年齢、電話番号をご記入の上、下記宛にFAXをお願いいたしま
す。
不動産証券化協会 2004シンポジウム担当宛
FAX番号 03-3505-8007
お問合せ電話番号 03-3505-8001
プログラムについては下記のアドレスをご覧ください。
http://www.ares.or.jp/works/event.html
◆投資信託概況の発表日◆
投資信託協会では、毎月1回、前月末の純資産等の数字を発表しております。
10月の発表日は10月14日(木)を予定しております。なお、ホームペー
ジへの記事掲載は同日14時30分頃の予定です。
■□■□■------------------------------------------------------------
4.カフェコーナー
◆「被介護犬」第一号・麗雄<その1>◆
最近、駅構内のバリアフリ-工事が多く見られ、身体障害者やお年よりのた
めに、エスカレ-タ-やエレベ-タ-が設置されている。しかし、日本の社会
全体を見ると、まだまだ欧米に比べ、これらの弱者を救済するインフラ整備が
遅れていると指摘されている。
最近の日本でもハンディキャップを持つ人々への介護仕事が介護保険の普及
とともに社会に一般化しつつある。しかし、介護の仕事は人間だけに限られて
はいない。訓練された犬達も立派にその役目を果たし、障害者に貢献している。
しかし、この世界においても、介護犬の数やそのレベルにおいて日本の立ち遅
れが目立つ。従来から活躍している盲導犬ですらその数は欧米に比べ大幅に不
足しており、ましてや最近注目されてきた聴力や手足の不自由な人を助ける介
助犬は日本全体でも二桁の数にしかならないお粗末な状態と聞いている。
その反面、経済力が豊かな日本において、空前のペットブ-ムが起きている
と報道されている。特に小型犬が人気を集め、一部愛犬家においては、さなが
ら「犬公方・綱吉」時代の再来かと言われるほどの「お犬様々」の状態で、愛
犬のためならいくらお金をかけても惜しくないと公言している人が多い。ペッ
ト用の高価な服装・装飾品の数々をならべるブティックが繁盛し、専用の豪華
なホテルまで用意されているとテレビで放映されている。
さて、私こと我が街のアイドル犬「麗雄」も齢16を重ね、過っては颯爽と
風を切って歩いていた面影は今は無く、尻尾を下げて、よろよろとふらつきな
がら朝夕の散歩をこなしている。我ながら情けない姿を晒している。半年前か
らメッキリと足腰の筋力が弱り、後ろ足が不自由になった。右後ろ足を引きず
り、斜め歩きしていたが、そのうち足の甲を道路に擦って歩くようになり、そ
のため爪が擦り減り、血がにじみ出るようになった。このまま放っておくと傷
口からバイキンが入ることを心配し、足元をカバ-するために靴下を履かせて
もらった。
近所のデパ-トやホ-ムセンター、ペット専門店等で介護用の手ごろな靴下を
探してもらったが、どこの店も装飾品や服装品はいろいろと数多く取り揃えて
いるが介護用の靴下は置いていない。そこで手作品にも挑戦してもらったが満
足のいくものはできなかった。色々と試行錯誤の結果、市販の人間のベビーソ
ックスが一番よくフィットすることがわかった。しかし、このままではすぐに
穴が開くのでソックスの上からガムテ-プでしっかりと補強してもらった。こ
のソックスを履いて散歩すると磨り減った爪も再び伸びてきたし、血のにじみ
も止まった。またまた、「ソックスを履いて歩く犬」として町内の注目をあつ
めた。<続く>
(Leo)
=======================================================================
■アドレスの変更の場合はいったん退会され、新しいアドレスで再入会いただ
きますようお願いいたします。
(入会)
http://www.toushin.or.jp/info/melmaga/toushinclub.html
(退会)
http://www.toushin.or.jp/info/melmaga/toushinclub2.html
■メールマガジン全般に関するご意見・ご感想は、
jita-public@toushin.or.jp までお願いいたします。
=======================================================================
■投信協会メールマガジンは、社団法人 投資信託協会が発行するメールマガ
ジンです。
投信協会メールマガジンの著作権は本協会に属し、本協会の許可なく複製再
配信等を行うことはできません。
投資等のご判断はご自身の自己責任においてなされますようお願いいたしま
す。
------------------------------------------
編集・発行 : 社団法人 投資信託協会 広報部
===● Copyright(C)2001 by The Investment Trusts Association, Japan ●===
バックナンバー一覧へ戻る