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No.56 (2004年3月3日発行) >>繰上げ償還の仕組みを教えてください

                                



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         投信協会メールマガジン    No.56          2004/3/3
                                 発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                       
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●--●  CONTENTS  ●--●

1.募集中ファンド

2.投資信託に関するQ&A集 -25-
    ◆繰上げ償還の仕組みを教えてください
    
3.その他
    ◆投資信託概況の発表日

4.カフェコーナー
    ◆「自称地図の達人」


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1.募集中ファンド


新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表
になっています。

<株投単位型>3月3日以降3月中に設定されるファンド・・・・ 12本
<株投追加型>設定日が3月中のファンド・・・・・・・・・・・ 2本
<社投単位型>3月3日が募集期間に含まれているファンド・・・ 1本

詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/fund/new/2004/fund04031.pdf


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2. 投資信託に関するQ&A集  -25-

◆繰上げ償還の仕組みを教えてください。◆

投資信託の信託期間はあらかじめ決められているものと、無期限のものがあり
ます。しかし信託期間中であっても約款に定められた一定条件になった場合、
委託者は受託者と合意のうえ、信託契約を解約し、信託を終了させることがで
きます。これを繰上げ償還といいます。

★繰上げ償還されるのはどんな時?
投資信託はクローズド期間中のものを除いて、一部解約という手段によって換
金することができます。解約によって信託財産は資産が減り、効率的な運用が
できなくなった時や委託会社が投資信託契約の解約が投資者にとって有益であ
ると認めた時、またはやむをえない事情が発生した時は、受託者と合意のうえ、
信託を終了させることができます。
信託を終了させることができる場合の条件はそれぞれ違いますので、信託約款
の「信託契約の一部解約」や「信託契約の解約」の項でご確認ください。また、
この規定は「終了させることができる」という規定になっており、そのような
条件に該当することとなったときには必ず終了させるというものではありませ
ん。

★繰上げ償還の仕組み
委託者が約款の規定に基づいて信託を終了させる場合、具体的には以下の手続
きがとられます。(投信法第30条、同施行規則第46条、約款)
①委託者は解約しようとする旨を監督官庁に届け出ます。
②委託者は「解約しようとする旨」と「受益者で異議のある者は一定の期間内
に委託者に対して異議を述べるべき旨」を日刊新聞で公告し、かつ、これらの
内容を記載した書面を投資信託に係る知られたる受益者に対して交付します。
ただし、知られたる受益者全てに書面が交付された場合は、公告を行わなくて
もよいこととされています。
なおこの一定期間は1ヶ月を下回らないこととされています。
③一定期間内に異議を述べた受益者の受益権口数が総口数の1/2を超えた場
合は信託の終了は行われません。この場合、解約しない旨及びその理由を公告
し、かつこれらの内容を記載した書面を知られたる受益者に対して交付します。
ただし、知られたる受益者全てに書面が交付された場合は、公告を行わなくて
もよいこととされています。

★異議申し立ての方法
具体的な異議申し立ての方法は、受益者に送付される書面に記載されています
ので、その方法に沿って異議申し立てを行ってください。


次回は「分配金の額はどのように決まるのですか。」についてお答えします。


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3.その他

◆投資信託概況の発表日◆

投資信託協会では、毎月1回、前月末の純資産等の数字を発表しております。
3月の発表日は3月11日(木)を予定しております。なお、ホームページへ
の記事掲載は同日14時30分頃の予定です。


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4.カフェコーナー

◆「自称地図の達人」◆

私は地図に強い方です。だと思います、多分・・。私の目的地までの手順はと
いうと、まず遠回りでも良いので最も覚えやすい経路を地図上から見つけます。
とにかく簡単な、例えば曲がる回数が少ないというような経路で、できれば道
自体が目印になるくらいその付近では大きな道路を選びます。しかし最初から
その道を使うわけではありません。確実な経路を確認したらそれは置いておき、
地図を見て建物等の障害物に関係なく目的地と現在地の間に頭の中で直線を引
きます。基本的に地図を見るのはここまで。そしてその直線(つまり最短距離)
に近いと思われる道を勘に頼りつつ歩を進めていきます。しかし勘に頼って自
由に進んで良いのは最初に確認した最も単純な経路を外枠とすればその中だけ
です。外枠に触れてしまったらもう大人しくその道に沿って行きます。時間の
無駄なので。まず地図を見て確実に辿り着ける道を確保しておき、実際は最短
距離と思われる道を適当に進んでみて確実な経路を使ったよりも早く着けばも
うけもんだというスタンスです。ほとんど勘に頼った道で着きます。

しかし確実と言いながら何事も100%はありえません。もしわからなくなっ
たら日本にはKOBANという世界に誇る優れたシステムがありますし、恥ず
かしがらずに道行く人に聞けば世知辛い世の中とはいえ大概は快く応えてくれ
ます。

最近よくGPS機能の付いた携帯電話のCMを目にします。実際使用したこと
はありませんが、広告等で見ると携帯電話の画面に地図と目的地までの道のり
や現在地が表示され、中には音声でナビゲーションもしてくれるものもあるよ
うです。これは便利になったもんだなあと感心する一方、「俺は地図に強いぜ」
と得意げに、友達といると必ず先導を務め、目的地まで率いて重宝がられてい
る私は、件の携帯電話の普及と共にそういった機会もなくなるかと思うとちょ
っと寂しくなります。(S・I)


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