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No.31 (2003年2月19日発行) >>新しいタイプの投資信託「ETF」と「不動産投資信託」


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         投信協会メールマガジン    No. 31        2003/2/19
                                発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                       
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●--●  CONTENTS  ●--●

1. トピックス
    ◆ 投資信託の市場動向(1月中)
    
2. 募集中ファンド

3. 投資信託入門
    ◆ 新しいタイプの投資信託「ETF」と「不動産投資信託」

4. その他
    ◆ 投資信託に関する書籍の紹介

5. カフェコーナー
    ◆ 「特定郵便局での話」


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1.トピックス

◆ 投資信託の市場動向(1月中) ◆

(1)資産の動向……株式投信では、11ヶ月連続の資金増加。年複数回分配
                    を行うバランス型のファンドでも設定の増加が寄与し、
                    1,712億円の資金増加(設定-解約)となった。

                                                     <単位:億円>
                 設定         解約        純資産計   (前月比)
1.株式投信     5,239        3,526       163,134   (▲593)
2.公社債投信  15,270       18,779       137,650   (▲3,566)
3.MMF       2,256        2,484        54,988   (▲227)
合計1+2+3  22,766       24,790	  355,773   (▲4,387)

(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が
        加味されますので、本表では一致しません。


(2)運用状況

1月の運用状況を見ると、
株式投信における株式の組み入れ比率は、前月末と比較すると56.2%→
54.6%と低下し、全体の公社債の組み入れ比率は49.9%→52.1%
と上昇した。

                                      <単位:%>
                     株式     公社債    余資等※
1.株式投信        54.6      36.0       12.2
2.公社債投信        ―      72.9       29.0
3.MMF            ―      48.1       54.4
合計1+2+3      25.0      52.1       25.3

※余資等とは預金、金銭信託、コール・ローン、割引手形、CD、CP等が含
  まれます。

●株式の売買状況(国内外合算)101億円の売り越し。


(3)主体別残高状況
                                                   <単位:億円>
                  証券会社     銀行等        投信会社      合計
1.株式投信       108,460      52,230         2,443     163,135
2.公社債投信     125,182      11,511           956     137,650
3.MMF          38,130      14,859         1,997      54,988
合計1+2+3     271,773      78,601         5,398     355,773
(保有割合:%)  (76.4)     (22.1)       (1.5)   (100.0)


(4)マーケット指標
             15年1月末(前月比)    14年12月末        前年1月末
日経225       8,339(▲239)       8,578            9,997
TOPIX         821(▲22)          843              971
                (246回債)         (244回債)      (236回債)
国債利回り       0.810(▲0.07)      0.880            1.480
為替(1$)     119.05(▲0.85)     119.90           132.90


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2.募集中ファンド

2月19日現在の新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等が一覧表に
なっています。
追加型については設定日が2月中のファンド、単位型については2月19日が
募集期間に含まれているファンドです。
詳しくは添付のファイルをご覧ください。

(fund03022.pdf)

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3.投資信託入門

◆ 新しいタイプの投資信託「ETF」と「不動産投資信託」

今注目を集めている株価指数連動型上場投資信託「ETF」。
投資信託という名称がついていますが、一体どんなファンドなのでしょう。ま
た「不動産投資信託(J-REIT)」という名称もよく聞きますが、今まで
のファンドと何が違うのか、簡単にご説明します。

<従来ファンドと違う点>
ETFと不動産投資信託は運用対象や運用方法が全く違いますが、「証券取引
所に上場されている」という共通点があります。このため、手数料や取引方法、
税金等について従来の投資信託とは異なり、株式に近い取扱いとなっています。
また購入できる窓口は現在のところ証券会社だけとなっています。
(制度上は銀行等でも扱えることになっていますが、実際に扱われている銀行
等はありません。)

ETF・・・日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)等の株価指数に連動
した運用成果を目指すという点では従来の投資信託と変りありません。
不動産投資信託・・・運用対象が不動産であることに特徴があります。購入し
た不動産から得られた賃料や不動産を売却したことによって得られた収益は投
資家の皆様に分配されます。

<手数料>
ETFや不動産投資信託の場合、株式と同様、購入の際と売却の際に手数料が
必要となります。ここで気になる株式の手数料ですが、平成11年10月に完
全自由化され、各証券会社はそれぞれ独自の手数料体系を採用し、店頭、電話、
インターネットの取引方法によってまた株式の売買頻度等によって様々な手数
料を採用しています。取引を開始するにあたっては手数料体系がどうなってい
るのか、証券会社にお尋ねください。

<取引方法>
従来の投資信託の場合、指値(買値や売値を指定して売買すること)はできま
せんが、ETFや不動産投資信託は株式と同様、いくらで購入(あるいは売却)
すると指定することができます。また、1日のうちに購入と売却をすることも
可能です。


<税金>
昨年12月に証券税制が大幅に見直されたことにより株式と同様ETFや不動
産投資信託も優遇されます。
主なポイントは、ETFや不動産投資信託の収益分配金の税率は10%(平成
15年4月1日~平成20年3月31日)に、売買益の税率は10%(平成
15年1月1日~平成19年12月31日、売買損については3年間の繰越が
可能)と大幅に軽減されます。

なお、特定口座の源泉徴収口座を選択すれば、申告なしで納税が完了します。


【ご注意】
投資信託は元本や利回りが保証されている商品ではありません。
購入の際には、目論見書や運用報告書をよく読み、リスクを充分に理解した上
で投資を行いましょう。


次回からは、投資信託協会の相談窓口に寄せられる質問についてQ&Aをご紹
介していく予定です。



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4. その他

◆ 投資信託に関する書籍の紹介 ◆

★実務・不動産証券化★
(実務家向け)
田邊 曻・田村幸太郎・杉本 茂・中村里佳・田中 博・三國仁司共著
発行:商事法務<645頁/8,500円>

制度の枠組み、法務、会計、税務、鑑定評価、格付けの分野において、実務の
観点から書き下ろされている。資産流動化や投資ファンドにかかわる実務者必
携の書。
 


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5. カフェコーナー

◆ 特定郵便局での話 ◆

我が家の近くに特定郵便局がある。昼間勤めていると中々利用する機会が無い
が、あるとき偶然その機会に恵まれて体験したこととご理解いただきたい。そ
の日がたまたま、年金の支払日であったのかどうかも定かではないが、かなり
お年を召した女性たちで窓口、待合室は賑わっていた。

局員の「O番の方、どうぞ」との呼び出しに誰も返事が無い。局員も馴れたも
ので何回かそれを繰返す。「私かしら」と応じたのは確か4回目のコールの時、
やおら立ち上がって窓口ヘ。
局員とのなにやらの応対の後、「私のハンコが無い」バッグやら財布を捜して
もないようである。さてどうするかと見ていると、「誰か私のハンコ知らない、
どこかに落ちてない」と待合ベンチの我々に協力を求める。ベンチ組はソファ
ーの上から下まで、フロアーのあちこちまでいっせいに捜索活動開始。そして
そのうちの1人から、「これかしら、有ったわよう」、「良かったわねー、ハ
ンコは大事だからねー」部屋にいる全員がホットした気持ちを共有したようで
ある。「こことここにハンコを押して」「ハイ、ハイ」、何に印鑑を押している
のか本人はわかっていないのではないか、とは余計な心配か、相手が局員なら
安心。

その間、窓口では二人ぐらいは手続きが完了している時間の経過である。局員
もじっと我慢して待っている。まるで時間が止まっているようである。
それでも、近くの事務所か商店から来たのか若い女性は一見して、いらいらし
ているのがわかる(私も同じく)。さすがに良くしたもので中から局長さんと思
われる年配の男性が、「お嬢さん、どうぞ」と番外の窓口の臨時開業である。
私もその番外処理のお仲間に入れていただいたが、誰も順番が違うとのお小言
は言わない。むしろ、暖房の効いたきれいなソファーの感触に満足し、隣の人
との会話を楽しんでいるのである。
 
かって、病院の待合室がお年よりの社交場となっているとの批判があったと思
うが、今はどうなったのか、社交場も多様化して郵便局にもその波が押し寄せ
ているのだろうか。
ここでは、スピードに追われ、気持ちに余裕を持てなくなっている我々とは異
なる人たちが悠々としかも和やかに過ごしている。自分自身の将来の姿も描き
ながら何かほのぼのとした気持ちで郵便局を後にした。これも局員の対応の上
手さと彼女たちの何事にも拘らないおおらかな気持ちがこのような世界を作り
出しているのであろう。あまりに早急に合理化、効率化をとアメリカナイズさ
れてきた社会に、全く関心を示さず、自己流で通す愛すべき人達がいることを
社会全体で認識しておく必要があろう。(悠々閑々)



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