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No.24 (2002年11月13日発行) >>公社債投資信託-5 FFF

                                
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         投信協会メールマガジン    No. 24       2002/11/13
                                発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                       
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●--●  CONTENTS  ●--●

1. トピックス
    ◆ 「投信フォーラム2002」の開催
    
2. 募集中ファンド

3. 投資信託入門
    ◆ 公社債投資信託-5  FFF

4. その他
    ◆ 投資信託に関する書籍の紹介
    
5. カフェコーナー
    ◆ 「人気がある理由」

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1.トピックス

◆ 「投信フォーラム2002」の開催  ◆

デフレ、超低金利など先行きの見えにくい状況が続く中、これからの資産運用
はどうしたらいいのか。有力な資産運用法の一つである投資信託について親し
みをもって理解していただくため、一般投資家及び投資信託に興味をおもちの
方々を対象に11月1日に札幌、5日に福岡の2都市で講演会を開催いたしま
した。

札幌会場はあいにくの雨となりましたが、たくさんの方にお越しいただきまし
た。講演内容は第一部が経済ジャーナリストの財部誠一氏による「日本経済再
生の条件」、第二部は専門家の方々による投信のお話でした。

福岡会場は定員数を超えるお申し込みがあり、お断り状も発送するほどの人気
でしたが、当日も会場はほぼ満席状態となりました。
講演内容は第一部が野村総合研究所主席エコノミストの植草一秀氏による「日
本経済再生の方策」、第二部は専門家の方々による投信のお話でした。

両会場とも多くの方にご参加いただき、盛会裡に終了できましたことをご報告
いたします。

なお、12月13日には「投信フォーラム2002」をしめくくる東京講演会
を銀座ヤマハホールで開催いたします。ただいま事前申し込み受付中ですので、
下記アドレスからふるってお申し込みください。

★東京講演会★ 
開催日:12月13日(金)
場  所:銀座ヤマハホール
時  間:開場/13:00    開演/13:45
講  師:第一部  榊原英資氏    「今後の日本経済」
        第二部  北林幹生氏    「はじめての投資信託」
                佐藤恵一氏    「投資信託の運用」

  Email:toushin@nks.jp
  宛に  〒住所、氏名、年齢、電話番号、参加人数をお知らせください。
お問い合わせ先は  TEL03-5565-5381(投信フォーラム事務局)

※講演者、講演内容については、都合により変更になる場合もございますので、
  あらかじめご了承願います。


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2.募集中ファンド

11月13日現在の新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等が一覧表
になっています。
追加型については設定日が11月中のファンド、単位型については11月13
日が募集期間に含まれているファンドです。
詳しくは添付のファイルをご覧ください。

(fund02111.pdf)


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3.投資信託入門

◆ 公社債投資信託-5  FFF ◆

フリー・ファイナンシャル・ファンド(FFF)は中期国債ファンドの法人向
けともいえるファンドです。
運用対象は国債などの公社債を中心にコールローンや割引手形など中・短期の
もので運用し、安定した収益の確保を目指します。
中期国債ファンドとの最大の違いは申し込み単位がFFFの場合1000万円
以上1万円単位となっていることです。

★ FFFの誕生
1985年8月、FFFが誕生しましたが、この誕生の背景には、中期国債フ
ァンドの爆発的な人気による法人の保有比率の高まりを抑制し、運用の安定性
を図りたいという考えと、3月に銀行が開発したMMC(市場金利連動型預金)
に対抗し、証券投資信託業界としても大口投資家向けの商品を開発したいとい
う2つの面がありました。

★ 利回り
収益は毎日計算され、月末に一括して再投資されます。
現在、5本が運用されています。

★ 換金
換金はいつでもできます。但し、30日未満の換金時には手数料が差し引かれ
ます。

★ 最近の状況
運用会社の中には、FFF以外にも法人向けに、より高格付の債券や残存期間
の短い債券を運用対象とし、外貨建てを組入れる場合は約定も決済も円建ての
ものに限るなどより安全性を重視した運用を目指すファンドを設定している会
社もあります。

運用会社のホームページは、協会ホームページからリンクできます。
http://www.toushin.or.jp/data/member.html


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4. その他

◆ 投資信託に関する書籍の紹介 ◆

★世界の投資信託 -主要国の制度研究- ★
(実務家向け)
投資信託協会  編集・発行
<400頁/3,000円>

欧米主要国(アメリカ、EU、ルクセンブルグ、フランス、イギリス、ドイツ)
の投資信託制度について、1.歴史と制度の枠組み、2.投資制限及び借入れ
制限等、3.ディスクロージャー、4.マーケティング及び広告、5.ファン
ド資産の保管・管理業務、6.税制等の各項目ごとにまとめた関係者必携の書
籍です。


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5. カフェコーナー

◆ 「人気がある理由」 ◆

先般宇都宮方面に遊びに出かけた。道すがら宇都宮の名物はなんといっても
「餃子」であることが話題になり、夕食にはちょっと早い時間であったが、せ
っかくのチャンスであり食べることにした。

地元でも評判の店であるMMをどうにか探し当てることができた。4時前であ
ったが店のまわりは長蛇の列で2時間後にようやく入ることができた。驚いた
のは、MMだけでなくその通りのすべての店が大なり小なり店の外まで人が並
んでいたことであった。

いざ注文する段になって2度目のびっくりである。まわりから聞こえてくる声
はお客自身が独特の符丁で「あげ、やき、すい」、「あげ、やき、すいのダブ
ル」、「あげ、やき、すいでやきダブル」等々であり、特に小さくもない普通
サイズの「揚げ餃子・焼き餃子・水餃子」をセットでしか注文を受付けないの
ではと錯覚した程一人でいくつも注文していることであった。私は照れながら
小さな声で「あげ、やき お願いします。」と注文したが、食べた後「あげ、
やき、すい」にすればよかったと後悔した。

また、最近テレビで、四国の讃岐うどんが東京にも進出し話題になっており、
讃岐うどんは「太くて、こしがあり、つるつるである。時間に関係なく人が行
列する名物店がいっぱいある。地元の人だけでなく、全国から人が食べにやっ
て来る。」等を紹介していた。
注文はまず「玉数」を指定、その上で「温い」「冷たい」「冷・温(冷たいう
どんに温い汁をかけたもの)」のいずれかを決め、薬味に「ねぎ」をベースに
食べるのが通らしいが、トッピングとして色々な種類のてんぷら等も選ぶこと
もできるとのことである。

宇都宮の餃子や讃岐うどん以外にも全国各地で色々な人気商品がある共通点は、
第一に値段が安いこと、第二に量が選択できること、第三に種類が少なくわか
りやすこと、第四に何回か経験し、自分なりの好みの味・量を照れずに独特の
符丁で注文できるようになって、初めて「通ぶる」ことができること。そして
なによりも最大の条件は、何回食べても『うまい』ことであると思う。

投資信託はすぐれたスキームをもつ金融商品であり人気となる条件のいくつか
はそろっているが、金融商品である以上、人気のでる最大の条件は運用実績で
ある。運用実績向上のためには、運用技術の向上・投資環境の好転等直接的要
因は当然必要であるが、更に間接的方法としては、ファンドの整理を徹底的に
すすめ、投資家がみて分かりやすい商品体系にし、運用実績をわかりやすくす
る努力も必要ではないだろうか。

同時に、投資家に対して投資信託の魅力やリスク商品であることを国民に十分
理解してもらうための証券教育を進めることであると思う。
時間はかかるであろうが、このような努力を通じて、投資家自身が投資目的に
あった自分なりの基本的なポートフォリオを構築し、その上で例えばETF・
不動産投信や外国型投信を加えるなど「自分なりの投資信託の味を楽しむ」こ
とができる投資家が多くなれば自ずから広く国民に支持される金融商品になれ
るのではないだろうか。(T.K.)


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