No.169 (2008年11月5日発行) >>騰落率って何?
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投信協会メールマガジン No.169 2008/11/5
発行:毎月第1・第3水曜日
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●--● CONTENTS ●--●
1.トピックス
◆「投資信託入門講座(東京・茅場町)」開催のお知らせ
◆「投資信託入門セミナー(岐阜市)」開催のお知らせ
◆議決権行使状況についてのアンケート調査結果の公表
◆「投資信託の世界統計」(2008年第2四半期)の公表
◆「不動産投信NEWS」10月号の公表
2.募集中ファンド
3.投資信託に関するQ&A集-137-
◆騰落率って何?
4.その他
◆投資信託概況の発表日
5.カフェコーナー
◆対照的
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1.トピックス
◆「投資信託入門講座(東京・茅場町)」開催のお知らせ
当協会とNPOエイプロシス(投資と学習を普及・推進する会)は、未経験者向けに
「投資信託入門講座」を東京・茅場町で開催します。
日時:平成20年11月19日(水) 13時30分 (受付:13時から)
会場:東京証券会館9階会議室 第9会議室
(東京都中央区日本橋茅場町1-5-8
東京メトロ「茅場町」駅8番出口直結)
申込方法等、詳細は下記NPOエイプロシスホームページをご覧ください。
https://www.aprosis.com/ceminar/input.php?c=08-00-01-64
◆「投資信託入門セミナー(岐阜市)」開催のお知らせ
当協会は、投資信託への理解を深めるためのセミナーを岐阜市で開催いたしま
す。
主催:(社)投資信託協会
日時:平成20年11月15日(土) 13時30分~15時40分 (受付:13時)
場所:じゅうろくプラザ (JR岐阜駅 徒歩2分)
講師:細井 亨 氏(NPOエイプロシス所属 証券カウンセラー・CFP)
申込方法等、詳細は下記ページをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/info/news081115.html
◆議決権行使状況についてのアンケート調査結果の公表
当協会では、投資信託委託業者会員に対し、株主総会における国内株式の議決
権行使状況についてアンケート調査を実施し、平成20年の調査結果を取りまと
めました。
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/info/giketsu.html
◆「投資信託の世界統計」(2008年第2四半期)の公表
当協会では、投資信託の世界統計をとりまとめた「投資信託の世界統計」
(2008年第2四半期)を公表しました。
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/info/w_result.html
◆「不動産投信NEWS」10月号の公表
当協会では、不動産投信のより一層の普及のため、不動産投信に係る主な動き
等をとりまとめた「不動産投信NEWS」10月号を公表しました。
なお、公表内容等は9月中の動向です。
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/info/fudousan_news.html
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2.募集中ファンド
新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表になっていま
す。
11月中に設定されるファンド ・・・8本
設定日が11月中のファンド ・・・19本
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/fund/new/2008/fund08111.pdf
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3.投資信託に関するQ&A集-137-
◆騰落率って何?
前回、基準価額と分配金の関係についてご説明いたしましたが、今回は投資信
託のリターンを評価する数値である騰落率についてご説明いたします。
★投資信託のリターンを見るには
前回、ご説明したように、基準価額は「純資産総額」を総口数で割った数値、
分配金は「純資産総額」から運用会社の判断で投資家に分配されるお金なので、
分配金が支払われれば、純資産総額が減少し、結果基準価額が下落します。基
準価額と分配金は結局のところ、一体の関係になっているため、投資信託の基
準価額そのもののみを見て、または、分配金の額のみを見て、投資信託のリタ
ーンを測ることは適当ではありません。
★騰落率でリターンを測る
それでは、どのようにして投資信託のリターンを測ればいいのでしょうか。こ
こでは騰落率を使ってリターンを測ってみます。騰落率は、基準価額の変動と
支払われた分配金を組み合わせて算出します。1年に1度決算する投資信託の期
毎の騰落率を求める際には次のような式を用います。
(期末の基準価額+期中の分配金の合計)/期首の基準価額-1
例えば、次のようなファンドAがあったとします。
ファンドA
2007年4月1日 2008年3月31日
基準価額 12,000円 12,700円
分配金 300円
ファンドAの2007年4月1日から2008年3月31日までの騰落率は、
(12,700+300)/12,000-1=0.0833
となり、パーセント表示をすると8.33%となります。
★期をまたいで騰落率を算出する
期をまたいで騰落率を算出する際は分配金を再投資した場合を想定して騰落率
を算出することが多いようです。一例として、年に2回分配金を出した投資信
託の年間の騰落率を、分配金を再投資した場合で算出してみます。
ファンドB
2007年4月1日 2007年9月31日 2008年3月31日
基準価額 12,000円 12,300円 12,700円
分配金 200円 100円
4月~9月末:(12,300+200)/12,000=1.0417
10月~3月末:(12,700+100)/12,300=1.0407
1.0417×1.0407-1=0.0841
となり、パーセントで表示すると8.41%となります。
これは、分配金を税金などを差し引かずにそのまま再投資した場合の騰落率で
すから、実際に投資を行った場合の騰落率とは異なることに注意する必要があ
ります。
なお、投資信託の騰落率は1年だけではなく、もっと長い期間で算出したもの
や短い期間で算出したものなどの、算出期間の違いや、分配金再投資なのか、
それとも分配金を足し込んでいるだけなのかなどの計算方法の違いがあること
にも注意する必要があります。
また、騰落率は投資信託のリターンを測るための数字ですが、投資信託を選択
する際にはリターンだけではなく、リスクとリターンの関係に着目することも
重要だと考えられています。
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4.その他
投資信託概況の発表日
当協会では、毎月1回、前月末の純資産等の数字を発表しております。10月分
の発表日は11月14日(金)を予定しております。なお、ホームページへの記事
掲載は同日16時頃の予定です。
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5.カフェコーナー
◆対照的
衆議院の解散の行方が大きく報道されるようになった頃から、私の住んでる街
でも政党の演説会開催の看板をよく見かけるようになりました。そして、朝に
は駅の広場で候補者が、通勤通学で駅を利用する大勢の人達に向けて演説をす
るのを週に何度か見かけるようになりました。
その中の一人の候補は、現在選挙区で当選した議員の方。その方は解散が騒が
れ始めたタイミングではなく、月に2-3度、定期的にうちの党はこんなことを
今やっているんだ、私はこんなことをやっているんだ、ということを朝、駅前
でビラを配りながらマイクでしゃべっています。この議員は見るからにエネル
ギッシュな方。
一方、選挙区でライバルであり、前回選挙区では次点で落選したものの、比例
で当選した議員の方は、解散が騒がれ始めた頃、始めて駅前で姿を見ました。
ポスターでしか見たことのなかった人が、駅前で演説してる、と思ったら、そ
の議員はマイクも持ってないし、なにやらもじもじして立っているだけ。しか
し、演説らしきものはスピーカーから流れているので、秘書とかが演説してる
のかなと思いきや、マイクでしゃべっている人はいなく、スピーカーから流れ
ているのは、本人が吹き込んだと思われるテープの演説でした。
秘書?運動員?の方は、積極的に行き交う人にビラを配っているのですが、当
の本人は建物のかげに隠れるように、目立たないように立っていました。明ら
かに引っ込み思案の方っぽくて、政治家が引っ込み思案てどうなんだろう…。
(AS)
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