No.146 (2007年11月21日発行) >>投資信託の議決権の行使の状況は?
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投信協会メールマガジン No.146 2007/11/21
発行:毎月第1・第3水曜日
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●--● CONTENTS ●--●
1.トピックス
◆「投資信託おもしろセミナー(長野市)」開催のお知らせ
◆「投信フォーラム2007 高松講演会」開催のお知らせ
◆「マンガで学べる投資信託」を発行しました!
◆「不動産投信NEWS」11月号の公表
◆投資信託の市場動向(10月中)
2.募集中ファンド
3.投資信託に関するQ&A集-114-
◆投資信託の議決権の行使の状況は?
4.カフェコーナー
◆旅路の果て
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1.トピックス
◆「投資信託おもしろセミナー(長野市)」開催のお知らせ(入場無料)
証券投資信託と不動産投信(J-REIT)についての講演や質疑応答を通じて、投資
信託への理解を深めるためのセミナーを長野市で開催いたします。
日 時:平成19年12月8日(土) 13時30分~16時30分 (受付:13時)
場 所:(財)長野県教育会館(私鉄長野線 権堂駅より徒歩10分)
内 容:第一部 講演
講師:米山 章吾氏(大和証券投資信託委託 商品企画部 上席次長)
高野 剛氏(パシフィック・インベストメント・アドバイザーズ
取締役)
第二部 質疑応答(ご参加いただいた方々から質問に講師がお答えいた
します。)
申込方法等、詳細は下記ページをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/info/news07120802.html
◆「投信フォーラム2007 高松講演会」開催のお知らせ
投資信託についてご理解を深めていただくための講演会を、高松市で開催いた
します。
日 時:平成19年12月1日(土) 13時30分~16時10分 (受付:13時)
場 所:香川県県民ホール(JR高松駅より徒歩10分)
講 師:第一部 伊藤 元重氏「日本経済の改革と動向」
第二部 神戸 孝氏「投資信託を上手に活用『守りながら増やす』
これからの資産運用」
詳細は、下記ページをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/info/news071201.html
◆「マンガで学べる投資信託」を発行しました!
当協会では、投資信託をできるだけやさしい表現で解説したマンガ本「マンガ
で学べる投資信託~教えて!トーシン教授~」を発行しました。無料で進呈し
ておりますので、ご希望の方は下記のページからお申込みください。
投資信託協会ホームページ(申込みページ)
http://www.toushin.or.jp/info/publish.html
◆「不動産投信NEWS」11月号の公表
当協会では、不動産投信のより一層の普及のため、不動産投信に係る主な動き
等をとりまとめた「不動産投信NEWS」11月号を公表しました。
なお、公表内容等は10月中の動向です。
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/info/fudousan_news.html
◆投資信託の市場動向(10月中)
全体の概況
19年10月末の契約型公募証券投資信託の純資産は、前月比1兆7,165億円増加し
て82兆1,521億円となった。このうち、株式投信は前月比1兆5,589億円増加(う
ち、運用増1兆1,929億円)して69兆684億円、MMFを除く公社債投信は前月比
1,327億円増加して10兆1,500億円であった。
販売態別に残高を見ると、証券会社経由の契約型公募株式投信の残高は、前月
比9,779億円増加して34兆1,829億円、銀行等経由の残高は5,784億円増加して
34兆4,251億円となった。
契約型私募投資信託の純資産は前月比4,780億円増加して37兆1,198億円となっ
た。
Ⅰ.公募証券投資信託の状況
(1)資産動向
設定 解約(償還含む) 純資産(前月比)
1.株式投信 22,975 19,314 690,684(+15,589)
2.公社債投信 47,538 46,212 101,500(+1,327)
3.MMF 1,619 1,371 29,337(+248)
合計[1+2+3] 72,133 66,899 821,521(+17,665)
(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加味さ
れますので、本表では一致しません。
(2)運用状況
10月中の株式運用について、国内株式は1,031億円の売越し、外国株式は376
億円の買越しで10月末の組入株式の時価総額は25兆5,221億円となった。
公社債の運用状況については、国内公社債は7,880億円の買越し、外国公社債
は1,875億円の買越しで10月末の組入公社債の時価総額は30兆4,130億円とな
っている。
(3)主体別残高状況(公募証券投資信託)
証券会社 銀行等 投信会社 合計
1.株式投信 341,829 344,251 4,603 690,684
2.公社債投信 99,776 1,668 54 101,500
3.MMF 23,714 5,582 40 29,337
合計[1+2+3] 465,320 351,502 4,698 821,521
(シェア:%) (56.6) (42.8) (0.6) (100.0)
Ⅱ.私募投資信託の資産動向
設定 解約(償還含む) 純資産計(前月比)
合計(株投+社投) 10,911 9,776 371,198(+4,780)
(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加味
されますので、本表では一致しません。
Ⅲ.不動産投信(J-REIT)の資産動向
19年9月(前月比) 19年8月 前年9月
純資産計 35,992(+204) 35,788 29,619
追加出資額 0 133 1,260
Ⅳ.マーケット指標(参考)
19年10月末(前月比) 19年9月末 前年10月末
日経平均株価(円) 16,737.63(-48.06) 16,785.69 16,399.39
TOPIX(ポイント) 1,620.07(+3.45) 1,616.62 1,617.42
為替(1米$:円) 114.78(-0.65) 115.43 116.96
東証REIT指数 1,973.22(-88.23) 2,061.45 1,754.37
(ポイント)
(288回債) (288回債) (283回債)
国債利回り(%) 1.6(-0.075) 1.675 1.72
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2.募集中ファンド
新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表になっていま
す。
11月21日以降11月中に設定されるファンド ・・・ 3本
設定日が11月中のファンド ・・・ 25本
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/fund/new/2007/fund07112.pdf
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3.投資信託に関するQ&A集-114-
◆投資信託の議決権の行使の状況は?
株式に投資を行う投資信託は、投資先企業の株主となりますので、議決権を持
つことになります。投資信託の議決権行使の状況はどうなっているでしょうか。
★議決権の指図行使のルール
投資信託は議決権の行使を行います。信託財産(投資している株式などもこの
財産に含まれています)を保管・管理しているのは信託銀行であることから、株
主の名簿には信託銀行名義で記載されますが、運用会社が信託財産の指図権を
持つため、議決権の行使に関しても運用会社が信託銀行に指図を行い、信託銀
行が運用会社の指図に基づいて議決権を行使します。
運用会社の議決権の指図に関しては、法律や投資信託協会の規則などに規定が
あり、投資信託法第10条において「投資信託財産として有する有価証券に係る
議決権…の行使については、投資信託委託会社がその指図を行うものとする。」
と規定されております。
また、投資信託協会の業務規程第4条において、議決権の指図の方法や、議決
権の指図をするに当たっては社内ルールを定めるものとする旨が規定されて
います。さらに、具体的にどのように社内ルールを定めるのか、その指針と
して「議決権の指図行使に係る規定を作成するに当たっての留意事項」とい
う協会のガイドラインがあります。
運用会社は、当ガイドラインに基づき、議決権の行使に関する基本方針を作
成し、ホームページなどで公表し、この基本方針に沿って指図行使を行って
おります。
★賛成、反対はどのような割合?
平成19年10月19日、投資信託協会は「投資信託委託会社会員における議決権
行使結果について」とするアンケート調査結果を公表しました。このアンケ
ート調査では、証券投資信託の運用を行っている運用会社全社にアンケート
を取り、株主総会で提案された議案についてどのような投票を行ったかを聞
いております。
このアンケート調査結果によると、株主提案以外の議案に対する行使では、
反対等行使比率が高かった議案として順に、「新株予約権発行」(反対等行
使比率26%)、「退職慰労金支給」(同25%)、「監査役選任」(同22%) となっ
ております。
また、株主提案に対する行使状況として、賛成行使比率が高かった順から、
「自己株式取得」(賛成行使比率100%)、「退職慰労金の削減等」(同87%)、
「役員報酬額の開示等」(同56%)となっております。
このアンケート調査結果は、当協会のホームページで公開しておりますので、
詳細は http://www.toushin.or.jp/info/news071019.html をご覧ください。
議決権や、議決権行使までの詳細な流れについてはQ&A集第80回をご覧くださ
い。
http://www.toushin.or.jp/info/melmaga/backno/060621.html
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4.カフェコーナー
◆旅路の果て
今年の夏、日本の北に位置する小さな離島に旅行に行きました。その島に行く
には東京の羽田から、飛行機→電車→バス→フェリーで合計10時間はかかり、
距離以上に遠い島です。
途中、フェリーで船酔いになりましたが、無事島に到着。澄み切った空気の中、
聞こえるのは波音や鳥の鳴き声くらい、海の向こうにうっすらと本土が見えま
す。ああ、日本地図の端っこの島に来たんだと実感しました。
早速、昼ごはんを食べようと(旅の途中で一泊済み)、島の食堂に向かいました。
島なので魚介類が豊富で、中でもウニはこの島の名物の一つなので、ウニ丼を
頼みました。ちなみに、この島では朝昼晩、大量のウニを食べました。もうい
いよ…というくらいに。
しばらくすると、近所の中学生らしい二人が食堂に入ってきました。そしてな
にやら店の人と話をしています。このくらいの大きさの島なら、島民のみんな
が顔見知りなのだろうなと思いながら食事を進めていたら、中学生が私たちに
声を掛けて来ました。
「すいません、食べているところをデジカメで撮らせて欲しいんですけど…」
私たちは一瞬顔を見合わせましたが、友人が「いいっすよ、学校のホームペー
ジでも作るんすか?」と返答しました。すると中学生は「え、あの、YouTube
に」と。
YouTubeとは、ここのところ人気の動画共有サイトの先駆けであり、最もアク
セス数の多いサイト(多分)。個人が撮影した動画をサイトに投稿して、みんな
で見ましょうというサイトな訳です。
「えええー!? YouTubeかよ!」と言うことで、丁重にお断りさせていただきま
した。友人曰く「多分、中学生が中学校の紹介ページを作ってみようみたい
な授業の一環で、インターネットには上げずにとりあえずページを作るんだ
と思ったんだが、まさかYouTubeとは…。」
日本の地図の本当に端っこに位置する島で、正直なところYouTubeという単語
を聞くとは思いませんでした。いや、本当にインターネットは世界を変えつ
つあるんだなと、実感させられました。
もし撮影にOKを出していたら、今頃ウニ丼をかきこむ、ひげづらの男達の姿
が世界中に公開されているところでした…。
(AS)
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ご希望の方は、ホームページよりご請求ください(各一冊無料)。
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詳しくは、ホームページをご覧ください。
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