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No.134 (2007年5月16日発行) >>ETFの仕組みって?-2

                                

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         投信協会メールマガジン    No.134         2007/5/16
                                 発行:毎月第1・第3水曜日
                                                                       
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●--●  CONTENTS  ●--●

1.トピックス
  ◆「女性のための投資信託セミナー」開催のお知らせ
  ◆「不動産投信NEWS」5月号の公表
  ◆投資信託の市場動向(4月中)

2.募集中ファンド

3.投資信託に関するQ&A集-102-
  ◆ETFの仕組みって?-2

4.カフェコーナー
  ◆ウォーキングは楽しい



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1.トピックス

  ◆「女性のための投資信託セミナー」開催のお知らせ

当協会では、有力な資産運用のひとつとして期待される投資信託について基礎
知識を学ぶ、女性のための投資信託セミナーを東京・茅場町で開催します。

◆セミナー概要 
日    時  平成19年6月13日(水)  19時~20時45分  (受付:18時30分)  
講    師  渡邉 信之氏  (証券カウンセラー)
会    場  東京証券会館 9階会議室
          東京都中央区日本橋茅場町1-5-8
定    員  120名
参加費用  無料 (ただし事前のお申し込みが必要です。)
主    催  投資信託協会

申込方法等、詳細はhttp://www.toushin.or.jp/info/news070613.htmlをご覧く
ださい。



  ◆「不動産投信NEWS」5月号の公表

当協会では、不動産投信のより一層の普及のため、不動産投信に係る主な動き
等をとりまとめた「不動産投信NEWS」5月号を公表しました。
なお、公表内容等は4月中の動向です。

詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/info/fudousan_news.html



  ◆投資信託の市場動向(4月中)

全体の概況
19年4月末の契約型公募証券投資信託の純資産は、前月比3兆2,683億円増加し
て75兆8,565億円となった。このうち、株式投信は前月比3兆371億円増加(うち、
運用増1兆3,771億円)して62兆4,597億円、MMFを除く公社債投信は前月比1,761
億円増加して10兆5,895億円であった。
販売態別に残高を見ると、証券会社経由の契約型公募株式投信の残高は、前月
比1兆7,607億円増加して30兆2,319億円、銀行等経由の残高は1兆2,758億円増
加して31兆7,905億円となった。
契約型私募投資信託の純資産は前月比8,763億円増加して34兆7,689億円となっ
た。

Ⅰ.公募証券投資信託の状況

(1)資産動向
                                                        <単位:億円>
                   設定        解約(償還含む)        純資産(前月比)
1.株式投信      29,695         13,095             624,597(+30,371)
2.公社債投信    46,256         44,500             105,895(+1,761) 
3.MMF            1,719          1,168              28,073(+550)
合計[1+2+3]  77,671         58,765             758,565(+32,683)

(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が加味
        されますので、本表では一致しません。

(2)運用状況
4月中の株式運用について、国内株式は249億円の買越し、外国株式は3,117億
円の買越しで4月末の組入株式の時価総額は23兆4,426億円となった。
公社債の運用状況については、国内公社債は9,833億円の買越し、外国公社債
は1,841億円の買越しで4月末の組入公社債の時価総額は29兆9,154億円となっ
ている。

(3)主体別残高状況(公募証券投資信託)
                                                     <単位:億円>
                    証券会社     銀行等     投信会社      合計
1.株式投信        302,319     317,905       4,373      624,597
2.公社債投信      103,998       1,871          25      105,895
3.MMF              22,888       5,137          46       28,073
合計[1+2+3]    429,206     324,915       4,444      758,566
(シェア:%)      (56.6)    (42.8)     (0.6)    (100.0)

Ⅱ.私募投資信託の資産動向
                                                      <単位:億円>
                    設定      解約(償還含む)     純資産計(前月比)
合計(株投+社投) 12,700      8,662             347,689(+8,763)

(注1)解約には償還を含みます。
(注2)純資産計は前月純資産に当月の設定、解約の項目のほか運用増減が
        加味されますので、本表では一致しません。


Ⅲ.不動産投信(J-REIT)の資産動向

              19年3月(前月比)          19年2月         前年3月
純資産計      32,787億円(+278億円)     32,508億円      23,732億円
追加出資額       720億円                   883億円       1,537億円


Ⅳ.マーケット指標(参考)
                    19年4月末(前月比)       19年3月末      前年4月末
日経平均株価(円)  17,400.41(+112.76)      17,287.65     16,906.23
TOPIX(ポイント)    1,701.00(-12.61)        1,713.61      1,716.43
為替(1米$:円)     119.80(+1.75)           118.05        113.59
東証REIT指数         2,513.50(+32.95)        2,480.55      1,718.17
(ポイント)
                   (285回債)               (285回債)   (278回債)
国債利回り(%)        1.615(-0.035)         1.65           1.92


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2.募集中ファンド

新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表になっていま
す。
<株投単位型>5月16日以降5月中に設定されるファンド  ・・・  6本
<株投追加型>設定日が5月中のファンド               ・・・ 20本

詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/fund/new/2007/fund07052.pdf



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3.投資信託に関するQ&A集-102-

  ◆ETFの仕組みって?-2

今回は前回に引き続き、ETFの仕組みについてご説明いたします。
ETFとは証券取引所に上場し、特定の株価指数への連動を目指す投資信託のこ
とで、一般の投資家は市場で売買を行う、特殊な投資信託です。

★前回のおさらい
ETFは特定の指数構成銘柄の現物株の集合である、現物株バスケットを拠出す
ることで設定が行われ、これとは逆に、ETFを手放す際は、現物株バスケット
と交換することができます。このETFの設定・交換は数億円から数十億円相当
の取引で、行えるのは機関投資家等に限られており、一般投資家は、流通し
ているETFの受益証券を売買することで、市場に参加しています。

★指数との連動性はどうやって?
現物株バスケットと交換する形でETFの受益証券が発行されることから、ETFの
本質的な価値は、拠出された現物株バスケットにあります。その現物株バスケ
ットは株価指数の構成銘柄にほぼ近い構成ですので、ETFの本質的な価値は指
数の動きと連動することとなります。

ETFは上場株式の取引と同じように、市場において売買され、売りと買いのバ
ランスによって価格が変動するため、ETFの価格と本質的な価値は市場の状況
によって乖離することがあります。しかし、その乖離は機関投資家等が行う裁
定取引と呼ばれる取引によって縮小され、指数との連動性が保たれます。現物
株バスケットによる拠出、交換がその鍵を握っています。

例えば、ETFの価格が、指数に比べて低い状態になったとします。すると、機
関投資家等は割安なETFを買付け、同時に割高な現物株バスケットを空売りし
ます。その後、買付けたETFと現物株バスケットを交換し、その現物株バスケ
ットをもって空売りのポジションを解消することにより、利益を得ることがで
きます。この取引により、ETFに買いが入ることとなり、ETFの価格が上昇し、
指数に近い価格に修正されます。

逆にETFの価格が指数より高い場合は、割高なETFを空売りし、同時に割安な現
物株バスケットを買付けします。その後、買付けた現物株バスケットをもって
ETFを設定し、ETFの空売りのポジションを解消すれば利益を得ることができま
す。この取引では、ETFに売りが入ることとなり、ETFの価格は下落し、結果と
してETFの価格が指数に近づくこととなります。

このように、ETFの価格と指数の乖離は、その乖離を利用して利益を上げよう
とする機関投資家等の投資行動によって修正されていきます。ただし、市場が
急激に下落や上昇する場合は、その乖離の修正に時間がかかることもあります。

★連動性を維持するための基準
平成19年5月現在、ETFは東京証券取引所において11本、大阪証券取引所におい
て2本上場されています。ETFは株価指数との連動を目指す商品ですので、各取
引所は連動性を確保するため、上場の際はETFの信託財産が、ETFが連動を目指
す株価指数の構成銘柄のうちの、時価総額で95%以上を占める株式によって構
成されることの確約を義務付け、また、上場後も一口当たり純資産総額と株価
指数の相関係数が0.9未満(完全に連動するのであれば「1」となります)となり、
1年以内に0.9以上にならなければ上場廃止とする、上場基準を持っています。



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4.カフェコーナー

  ◆ウォーキングは楽しい

毎年楽しみなゴールデンウィーク、わたしは健康に過ごそうと思い、ウォーキ
ング大会に参加してきました。沿道や緑豊かな自然道、住宅街などを3日間自
分の体調に合った距離の好きなコースを選択し、自由にマイペースで歩く大会
です。初心者からリピーターさん、年齢も幅広く様々な方が参加されておりま
した。開催中は晴天に恵まれ最高のウォーキング日和でした。 

■第1日目:24kmコース
体調も気分もパワー満タンで出発。
順位を競う大会じゃないのに性格のせいか追い抜かれると心が燃えてしまい、
参加ウォーカーを風のようにスタスタと追い抜き、休憩もろくに取らず一気に
駆け抜けました。「完歩」はしたものの、自分の体力を試したかったため「観
歩」することはせず、ただただ真っすぐ我が道を行っておりました。いつのま
にか足にマメができていたのですがゴールするまで気付かずにいました。一日
目は心も体も余裕があり、明日も風になってみせるさ!と自信たっぷりな気分
で床につきました。

■第2日目:21km
朝、目が覚めると両足がだるく早速筋肉痛。それにマメが増えたようにも感じ
ます。(気付かなかっただけでしょうきっと。)マッサージもして湯にもどっ
ぷり浸かったのに。昨日の私はやる気満々だったのですが「今日はどうするか
なぁ」とやる気半減。「辞退」の二文字が頭をよぎる。大会に参加することを
何人かの方々に言ってしまったしここで辞めたら「散歩が趣味」としてのプラ
イドが!などなど余計なことを考えながら会場へ向かいました。まだ私は大丈
夫!自分を信じて今日も20km以上のコースを選んで歩くことにしました。
昨日とは違って歩くとマメが地面に付くたびに痛い。マメのことは忘れようと
して自分を騙し騙し歩く。不思議と30分ぐらい歩いていると痛みを忘れること
ができました。焦らず体調に合ったペースで、景色を観ながら周囲のウォーカ
ーさんたちの息を感じ、また、通りすがりの散歩中の犬のフリフリしたしっぽ
が印象的で可愛くて、鳥のさえずりや川の流れにも耳を傾けながら観歩するこ
とができました。
二日目はゼッケンにも注目しました。参加者は背中にゼッケンを付けるのです
が、一言メッセージを書く欄があり、参加者に見えるようになっています。目
標を書いているかたもいればみなさんへの応援メッセージ、大会とは全く違う
ことも書かれていて歩きながら励まされたり癒されたり、クスッと笑ってしま
うメッセージなど、歩く楽しさが倍増しました。
この日はお昼もゆっくり食べようと思い、休憩を取ることにしました。しかし、
途中で休んでしまうと足の痛みがよみがえります。 
休むと痛い、でも休みたい。どうするわたし!痛みと戦いながら自問自答する
ところがドラマの主人公に思えてしまい、独りこの戦いに酔っていました。て
くてくマイペースで歩いてはいたものの、ゴールまで残り数キロの時点で足が
重たくなってきました。コースの途中に駅があったのでこのまま電車に乗って
家に帰っちゃおうかなと一瞬頭をよぎりましたがどうにか無事ゴール。
この日の帰り道はヨロヨロ。杖が欲しい気分でした。

■第3日目:13km 
今日は自分にウソをつけない。足裏が昨日以上にむくんでいる・・・のではな
く腫れている。足の重たさは鉛並み?いや、錆び付いた鉄の固まりだ!
小指のマメが異常に痛い! 両足腫れて赤い!何て弱い足なのか。
今日は行かないで布団で丸まって寝ていようかとも考えたのですが、身体は会
場へ向かっていました。 
駅から会場まで2kmほどあるのですが、会場まで歩くことに体力を消耗してし
まい、今日はやっぱり辞退しようかなと弱気な気持ちに変わりました。
しかしせっかく来たのだから今日は13kmコースに挑戦することに。
予定では3日間とも20km台コースだったのですが、今日こそ挫折しそう、3日間
完歩することだけは達成させたかったので予定を変更しました。
今日はみなさんにグングン抜かれ、抜かれても決して心は熱くなることはなく、
みなさんがどんどん小さく遠くに消えてゆくのを目で追いながら周囲の景色や
音にも耳を傾けずに無気力状態で歩きました。痛みだけはジンジンキンキン感
じます。 休憩→歩く→立ち止まる→歩くを繰り返しヨレヨレしながら無事ゴ
ールすることができました。
歩いたあとのかき氷が乾いた心も体も潤って、いつも食べるかき氷以上に美味
しかったです。
帰宅途中、薬局で消毒液を購入したのですが、 店員さんに「疲れてるねぇ、
ビタミン剤のサンプル付けとくよ」と気を配っていただきました。よっぽど疲
れているように見えたのでしょう。人ってあったかいなぁと心も足もさらにジ
ンジンしました。
こんな経験もたまには悪くないですね(苦笑)。



                                                              (Aさん)



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