No.125 (2007年1月10日発行) >>「フルインベストメント」って何?
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投信協会メールマガジン No.125 2007/1/10
発行:毎月第1・第3水曜日
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1.新年のご挨拶
2.募集中ファンド
3.投資信託に関するQ&A集-93-
◆「フルインベストメント」って何?
4.その他
◆投資信託概況の発表日
5.カフェコーナー
◆ラッキー!ハッピー!?ニューイヤー
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1.新年のご挨拶
新年、明けましておめでとうございます。
本年も皆様方に投資信託に関する様々な情報をお届けしたいと考えております。
引き続き投信協会メールマガジンのご愛読をよろしくお願い申し上げますとと
もに、皆様方にとって幸多い年となりますようお祈り申し上げます。
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2.募集中ファンド
新規設定ファンドについて、手数料、購入窓口等の内容が一覧表になっていま
す。
<株投単位型>1月10日以降1月中に設定されるファンド・・・ 5本
<株投追加型>設定日が1月中のファンド ・・・ 4本
<社投追加型>設定日が1月中のファンド ・・・ 1本
詳しくは下記アドレスをご覧ください。
http://www.toushin.or.jp/fund/new/2007/fund07011.pdf
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3.投資信託に関するQ&A集-93-
今回は「フルインベストメント」って何?にお答えいたします。
目論見書等に投資信託の投資方針として、「原則としてフルインベストメント
で積極的な運用を行います。」や「○○への投資は高位を維持することを基本
とします。」のような記載をしている投資信託があります。
★フルインベストメントとは
「フルインベストメント」という言葉は、投資信託に限らず、資産運用の用語
として用いられています。インベストメントは「投資」の意味で、フルインベ
ストメントは資産のほぼ全てを主な投資対象に投資することを意味しています。
裏返せば、現金などの投資対象以外の資産を殆ど持たないということです。ま
た、「○○への投資は高位を維持することを基本とします。」等のような記載
も同じことを意味しています。
これらの記載は多くの場合、目論見書の「投資方針」や「ファンドの特色」等
の項目中に記載されていることが多いようです。信託約款(多くの場合目論見
書の後ろに挿入されています)においては、「運用の基本方針」中の「投資態
度」に記載されていることが多いようです。
日本株式を主な投資対象とする投資信託が、フルインベストメントを行う旨の
記載をしているのであれば、投資信託の資産のうち、高い割合を日本株式に投
資するということを表しています。多くの場合、フルインベストメントを謳う
投資信託は90%程度以上の高い割合で主な投資先に投資を行っているようです。
★組み入れ比率の例
現在運用が行われている、日本株式を主な投資対象とする2つの投資信託のうち、
フルインベストメントを謳う投資信託と、フルインベストメントを謳っていな
い投資信託の株式組み入れ比率を比較してみます。共に計算期間が1年で、2003
年から2006年に迎えた期末における、株式の組み入れ比率を示しています。
(2つの投資信託の期末の月日は異なります。)
2003年 2004年 2005年 2006年
投資信託A 96% 95% 97% 99%
(フルインベストメントを明記)
投資信託B 90% 86% 80% 95%
(フルインベストメントを明記せず)
原則フルインベストメントを謳う投資信託Aの、2003年から2006年に迎えた期
末における株式組み入れ比率は最低で95%、最高で99%と、資産のほぼ100%に
近い割合を株式に投資していることがわかります。
一方、フルインベストメントを謳っていない投資信託Bは、2006年は95%とほぼ
100%に近い割合を株式に投資していますが、2005年は80%、裏を返せば20%の割
合の資産を現金等で持っていることになります。
ただし、上記はあくまで一つの例であり、フルインベストメントを謳っていて
も解約が急増し、その対応を取るために一時的に現金を多く持つ場合や、また、
フルインベストメントを謳っていない投資信託でも、100%に近い割合で主な投
資対象に投資している投資信託もあります。
次回はフルインベストメント方針を取る取らないによる、メリット・デメリット
についてご説明いたします。
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4.投資信託概況の発表日
投資信託協会では、毎月1回、前月末の純資産等の数字を発表しております。
12月分の発表日は1月17日(水)を予定しております。なお、ホームページへの
記事掲載は同日14時30分頃の予定です。
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5.カフェコーナー
◆ラッキー!ハッピー!?ニューイヤー
新年を皆さんはどのように迎えられましたか?
私は暮れから台北に出かけ、ホテルでNHKの紅白歌合戦をみてから、台湾中
のカウントダウンのテレビ中継をみながら迎えました。
今回の旅行は、12月上旬に、「どうせダメだろう」とダメもと覚悟で申し込ん
だものでした。年末の旅行であれば、早い人では1年前から計画を立てている
と聞いていたので、旅行会社からは当然「キャンセル待ち」という回答。しか
し、出発日の2日前に、旅行会社より「台湾の地震でキャンセルがでましたので、
OK。」とのラッキーな連絡が飛び込みました。
さあ、大変!旅行は無理だろうと半ばあきらめていたので、暮に書こうとして
いた手付かずの年賀はがきの束、これをどうにかしないと…。
どうにか出発当日の朝までに、年賀状を書き上げ旅行の準備をあわただしく整
え、寝付かずの状態でいざ出発。
空港に着いてみると、旅行者の他にも旅行者の取材をするレポーターやカメラ
マンで混雑していましたが、何と出国間際まで年賀状を書いている人を何人か
見つけてしまいました。
台北に到着すると、「大冷氣団到来!」なんていうニュースが放送されており、
暖かいと思い込んで薄着で行った台北は寒く、また、雨模様でしたが、観光の
他に全身マッサージなどをして、3泊4日の台北旅行を無事こなすことができ、
ハッピー気分に浸ることができました。
今回のラッキーから始まった旅行は、何といっても言葉(日本語)が通じるこ
と、日本から近いということ、食事も美味しかったこと等々、良い点が多いも
のでした。私と同様の理由もあるのではと思われますが、現地のガイドの話で
は、観光客の8割が日本人とのこと。周りを見渡せば、本当に日本人観光客が
多く、特に年配の夫婦や女性同士の旅行者が目立ちました。
今年は、出来ることは早目に&出かける前には忘れずに現地情報チェックが必
要と実感した年明けでした。
(何事も計画と情報収集が大事「未計画人F」)
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しています。
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