細川茂樹氏

1971年12月16日生まれ。岐阜県出身。1994年俳優デビュー。多数のドラマ・映画に出演するほか、バラエティ・情報番組でも活躍し、その博学ぶりを発揮している。趣味の車、家電、野生動物、株式、不動産に関しての見識の高さは名高く、マネーマネジメント検定1級も取得。最近は「家電俳優」としても知られる。

2011年の2月に結婚という大きな節目を迎えられましたが、結婚とお金の関係について、どのようにお考えですか?

結婚を決めた二人が最初に直面するお金の話が、結婚式の費用でしょう。僕は仕事の関係で結婚関連のイベントに出ることがありますが、「両家で折半して祝儀で回収」というのが一般的だと聞きます。でも、女性の本音を言えば、少しでも多く男性側に出してもらいたいのでは? 一方、男性からすると、「全額負担しなくちゃいけないのかな」とモヤモヤしている人もいる。結婚式の費用一つ取っても、これから生活を共にするというのに、お金の話をタブー視するカップルが多いなと感じますね。

細川茂樹氏確かに、日本ではお金の話を避ける風潮があります。

子どものころを振り返っても、学校でお金との付き合い方を習った記憶はありませんよね。それなのに、大人になると投資をしている人も出てくる。かといって、彼らに「お金がいくら貯まったから投資を始めたの?」なんて聞けないし(笑)。僕がお金や投資の勉強を始めたのは、「誰も教えてくれないなら、自分で勉強するしかない」と思ったのがきっかけなんです。

経済的な知識がついたことで、モノの見方に変化はありましたか?

20代の頃は、収入が多い人を見てもただ憧れるだけでしたが、30代になって金融や経済について本格的に勉強を始めたら、「僕よりも収入が多い人は、たくさん納税してくれているんだ」と考え方が変わりました。だから、国の財政を支えるためにも、稼いでいる人にはもっと頑張ってもらいたいし、自分ももっと頑張ろうというように、仕事に対するモチベーションも上がりましたね。資産運用の成果は、金融経済の知識と情報力が大きく影響するので、子供のころから簡単な基礎に触れられる環境があると良いのかもしれませんが、本気で資産を増やしたいなら、社会人になってから主体的に勉強し自ら判断できるようになれば良いと思います。金融や経済を学んだ今、「知らない人は、知っている人に比べて勉強不足」ということは確実に言えることだと感じています。

投資に関する情報はどのように集めていますか?

新聞はもちろん、経済誌やマネー誌、ニュース、インターネットをひと通りチェックしています。特にニュースは即時性がありますから、一度見始めたら朝まで見てしまいますね。株も為替もマーケットは日本から欧州、そして米国へと引き継がれて、24時間絶え間なく動いている。東京市場が引けた夕方からは世界の主要マーケットが動き出しますから、日本のニュースが終わったらCNBCを見るというように、マーケットの動きに合わせて情報のソース源を変えています。

そうやって、世界の動きを注意深く見ていくと、お金は動いているのだな、と実感します。お金が国を越えて動くようになった今、サブプライム・ローン問題のように海外で起こったことが日本にまで波及するようになりました。想定外の出来事が起こる可能性を考えると、「自分の資産をどのように守り、管理するのか」というリスク管理がますます重要になると思います。

また、東日本大震災を経験した日本人の多くは、「災害時のお金の備え」についても強く意識するようになりました。災害が起こると、しばらくの間キャッシュを引き出せなくなる場合がありますから。こうした国内外で起こりうるリスクを踏まえると、預金の預け先を複数の金融機関に分散したり、日本に住んでいても外貨を持っておいたりなど、準備すべきことはたくさんあります。

 


※このインタビュー内容は、個人の発言に基づき構成されており、投資信託協会がその内容を必ずしも保証するものではありません。